新橋の路地、和食の料理人が本気で作る一杯
JR新橋駅の烏森口から歩いて2分ほど。桜田公園の脇の細い路地に2020年6月3日にオープンした「麺家あざみ」へ。コチラは中目黒にある「KUMAMOTO Dining×あざみ」の姉妹店とのこと。店の看板に『和食の料理人が本気で作ったラーメン』とあって気になっていた。深夜0時を超えて営業しており、今回は呑んだシメに訪問。
店内はカウンターとテーブルが混在。麺メニューは「支那そば」「旨辛支那そば」の2系統で、それぞれ全部入りの「特製」や、チャーシューメンを用意している。また、アジフライや手羽先と言った揚げ物をはじめ、キムチ、メンマ、鶏皮ポン酢、チャーシュー握り、餃子といったツマミメニューも充実。夜は一杯引っ掛ける客も多い。
今宵は「特製チャーシュー 支那そば(1100円)」をオーダーすることに。注文の際、麺の量を半玉(70g)、並(150g)、大盛(200g)から選べる上、背脂も粗め・細かめ、麺も固め・基本・柔らか目から選択が可能だ。背脂の粗さを選べるのは珍しい。とりあえず麺は「並盛」、背脂は「粗め」、麺の固さは「基本」でお願いすることに。
待つこと5分ほどで到着した一杯は、看板の「和食の料理人が・・・」という謳い文句とは裏腹に背脂入りでジャンキーな丼相だ。トロみあるスープは鶏ベースで野菜の甘みが効いている。カエシは控え目。背脂も上質な物を使っていて旨い。そこに合わせるのは、中太で縮れた玉子麺。コシがあってスープとの相性も良い。
チャーシューはホロホロのバラ肉。箸で崩れる柔らかさだ。ほか、黄身ネットリの味玉、ほうれん草、メンマ、海苔、刻みネギが乗る。卓上には辛みスパイス、フライドオニオン、黒胡椒があるのでお好みで。ビジュアルこそ背脂系だが、出汁の旨味で食わせる一杯。あっという間に完食した。今度は痔が治ったら「旨辛」を啜ろう。
<店舗データ>
【店名】 麺家 あざみ
【住所】 東京都港区新橋3-16-9
【最寄】 JR東海道線「新橋駅」烏森口徒歩2分