見出し画像

肥宝館 -貧すれば丼する-

【大鳥居】 イレブンフーズ源流「特製ラーメン 並盛(1130円)」

伝説「イレブンフーズ」のDNAを継ぐ店

京急空港線の大鳥居駅から北へ歩いて7分ほど。産業道路・糀谷南交差点そば、西糀谷二丁目第2アパート1階にある「イレブンフーズ源流」へ。ご主人の伊藤康久氏は、父・晴康氏が1974年に東品川で創業した「イレブンフーズ」の味を『源流』とし2001年にコチラをオープンした。なお東品川の店は2014年に閉店し、晴康氏も既に他界。

東品川の店は唯一無二の味わいに加え、乾燥キクラゲを厨房の二層式洗濯機を使って戻したり、お会計もセルフでザルに支払い釣銭も自分で取っていくなど数々の逸話を残している。現在はここ西糀谷の1号店に加え、康久氏の長男で三代目にあたる満久氏が切り盛りする「南品川店」の2店舗で、源流の味を守りつつ進化させている。

さて1号店だが、店内はカウンター9席と4人掛けテーブル3卓の計21席。麺メニューは「ラーメン」と「つけ麺」の2軸で、チャーシュー、味玉、キクラゲ、ワカメ、海苔、メンマ、モヤシ、ネギ、温野菜、玉ネギを追加可能だ。なお、麺は「普通」「細」から選べるほか、麺の硬さ、味の濃さ、油の量もカスタム出来る。

今回は一番人気の「特製ラーメン」を並盛(1130円)で注文。麺の太さ、硬さ、濃さ、油は全て普通でお願いした。なお食券を購入すると厨房に自動的にオーダーが飛ぶ仕組みなので、食券をスタッフに渡す必要はない。書かれた番号が呼ばれたら丼を受け取りに行き、食後は返却口に戻すというセルフスタイルだ。

着丼までは待つこと7分ほど。白濁したスープは豚ゲンコツと野菜を炊いた出汁に秘伝の塩ダレを重ねたもの。様々な食材が溶け出し、さらに化調も手伝って複雑な旨味を形成している。そこに合わせるのは丸山製麺の中太ストレート麺。コシがあり小麦の風味も感じられ旨い。チャーシューはバラ肉のホロホロの煮豚が2枚。

ほか、黄身ネットリの味玉、肉厚のキクラゲ、粗目にカットされた玉ネギ、柔らかなメンマ、ワカメ、厚手の海苔6枚がトッピングされる。卓上にはニンニク、豆板醤、黒胡椒、すりごま、お酢があるのでお好みで。家族で味をつなぐ一杯、美味しく完食した。なお、お店は朝9時オープンで夕方4時半がラストオーダーなのでご注意を。 

<店舗データ>

【店名】 イレブンフーズ源流
【住所】 東京都大田区西糀谷2-26-4
【最寄】 京浜急行電鉄空港線「大鳥居駅」徒歩7分

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「東京都 大田区」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事