ローストポークの「火山」が圧巻
京急本線・平和島駅の西口を出て環七方面へ歩いてすぐ。2016年10月から営業する「油そばの店 蜻蛉」へ。コチラは和食出身のご主人が作る油そばが人気のお店だ。駅近なうえに午前11時から午後11時までの通し営業なので何かと重宝する。店内はL字カウンターのみ12席。午後3時を過ぎたというのに客が絶えることがない。
麺メニューは大きく分けると植物性油を使った「淡麗油そば」と、ニンニクで炊き込んだ国産豚背脂を使った「濃厚油そば」の2軸ある。追加トッピングが多彩で、刻みチャーシュー、レアチャーシュー、ネギチャーシュー、味玉、温玉、キムチ、粉チーズ、メンマ、ネギ、マヨネーズかけ放題、食べるラー油もやしなど様々用意している。
ほか、植物性油と海鮮やキノコを同時に火にかけて味と香りを移した「濃香淡麗油そば」、白飯との相性が良い「旨辛モツ油そば」、トロトロの角煮を乗せた「秘密の角煮油そば」、ローストポークを山盛りにした「蜻蛉火山油そば」「濃厚背脂火山油そば」、メディアで注目の「カルボナーラ油そば」などオリジナルメニューも多数。
麺量は茹でた後で並盛250g(1玉)、中盛380g(1.5玉)、大盛500g(2玉)、特盛750g(3玉)で、さらに上には麺4玉や6玉のチャンプ盛もある。平日の11時~16時は無料で麺中盛に増量可能なサービスがあり、さらにイベントも盛りだくさん。毎月1~8日は「レディースWEEK」で女性は煮玉子と炙りチャーシューにドリンク1杯がサービスに。
また10日「大将の日」には限定麺を注文するとサービス券などが当たるガチャが引け、12日「蜻蛉の日」にはオリジナルTシャツやトッピングフリーパスなどが当たるクジも引ける。さらに29日の「肉の日」には豪華な限定肉メニューも登場。過去には松阪牛、はかた地どり、仙台黒毛和牛などスペシャルな食材の限定麺を多数輩出してきた。
今回はオープン当初から人気という看板メニュー「蜻蛉火山油そば(1390円)」を注文した。麺を中盛と大盛から選べるということで「大盛」でお願いした。着丼までは8分ほど。店内のPOPによると、酢やラー油を入れて味を調える前提ではなく、そのままでも美味しく啜れるようにチューニングしているとのこと。
たしかに数種類の醤油を配合したタレは香ばしく甘味も強すぎず、そのままでも十分に良い味だ。そのタレが三河屋製麺のモッチリした中太麺に絡み旨い。そして圧巻なのは「火山」の所以であるローストポークの山である。10枚は乗っているだろうか。そのままでも良し、添えられた西洋わさびや岩塩と食べても良しである。
肉の下には温玉、食べるラー油を絡めたモヤシが。ほか刻みネギ、玉ネギ、分葱、刻み海苔がトッピングされる。卓上のラー油、酢、粗挽き胡椒に加え、スタッフにお願いすればニンニク、自家製旨み唐辛子も貰えるのでお好みで味調整を。肉の量に大満足、あっという間に完食した。次回はカルボナーラ油そばを頂いてみたい。
<店舗データ>
【店名】 油そばの店 蜻蛉(とんぼ)
【住所】 東京都大田区大森北6-27-6
【最寄】 京急本線「平和島駅」西口出てすぐ