新年早々風邪をひいてしまい、家に籠っていました。
能登の地震報道を見るたびに、他人事とは思えず、避難バッグを準備しようかと考えるようになりました。
行方不明の方々の発見と避難所生活をされている方々の不安が解消することを願っています。
この時期らしい寒さで、バイクに乗る気がしません。
今回は、スイセンの花を撮ろうと福山市を訪れました。
「やぶ椿と水仙の里」という所があり、海と水仙の花が綺麗だということです。
広島市からは山陽道で尾道ICを経由すると2時間弱。
経費節約のため、一般道で行きました。R2を東進して約3時間で着きました。
内海大橋で田島へ渡ります。この橋はなぜかほぼ直角に曲がってかかっています。
島に渡ってほぼ10分で、車一台分の極細の道になります。
駐車場は6台分くらいで、この日は私以外誰もいませんでした。
道を上がっていき、管理の方らしいご夫婦に声をかけたところ、今年はまだ水仙は咲いていないとの事。
例年よりも遅れているらしい。
ここにはヤギが数頭飼われています。
水仙が咲くであろう場所から見ると海が眩しいです。
海と水仙を見ながらベンチでくつろぐのが良さそうです。
1輪だけ咲いていました。
柑橘類も何本か植えられています。
ご主人によると、HPなどはないので、電話で開花状況を確認してから来るといいよと、名刺をいただきました。
途中の極細の道は、開花時期には一方通行で巡回路にするそうです。
せっかく福山まで来たので、近くの「阿伏兎(あぶと)観音」
を見ることにしました。
ここは、1570年に岬の突端の断崖に建てられた観音堂で、昔から海上交通の人々の信仰を多く集めていました。
駐車場は奥にもありますが、ここに止めるのが良いです。十台くらいが停められる大きさです。
ここから海沿いの道を歩いて3分で到着します。
拝観料100円を受付で払って入ると、左側に客殿があり、その奥の階段を登っていきます。
観音堂を通り過ぎて、一番奥の足摺さんに行ってみます。
結構階段が急で、手すりを持ってないと怖い感じもします。
ここからだと観音堂と断崖の関係が良く分かりますね。
こんな場所に作ろうという発想がよく浮かんだものだと思います。
荒々しい岩肌と朱塗りの観音堂が、不思議な調和をしています。
観音堂に登ってみると、お堂の周りをぐるっと一周できるようになっています。
靴を脱いで進んでいくと、怖い怖い。
手すりは膝くらいの高さしかなく、その向こうはすぐに断崖。道幅(?)も80cmくらいしかありません。しかも板が海に向かって傾斜している。
恐る恐る歩きながらも景色は最高。
お堂の最先端には、おっぱい絵馬が沢山飾られています。
地元の方によれば、「おっぱい観音」とも呼ばれており、「安産祈願とか、母乳がいっぱい出ますようにとお願いする」らしいです。
ここに来たら是非歩いてみるべきです。
阿伏兎観音自体は、バリアフリーではないけれど、30分程度で見学できます。
駐車場の上が、阿伏兎山自然公園になっており、周りに遊歩道(山道)もあるようなので、時間と気力があれば登ってみるのもいいかな。
スイセンの開花時期は1月末~3月上旬とのことなので、また今度訪れたいと思います。
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夕菅(ゆうすげ)
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