ナガミヒナゲシ(ケシ科・5月17日撮影)
あんまり鮮やかな花なので庭に植えられていたものが逃げ出して繁殖しているのだろうと無視していたのですが、地中海沿岸から中欧にかけて自生しているものが渡ってきた、帰化植物でした。ケシ坊主がやや細長いのでこの名があります。このケシ坊主の中に細かい種がたくさん入っていて、道端などでどんどん増えています。阿片は採れません。
数年前から、地中海沿岸などのギリシャ、ローマ時代の遺跡の写真によく写っている赤いケシがこれに似ているなと思ってはいました。でもまさか、という気がしたのですが、まさにこの花かもしれません。それとは知らないまま、作品の中にも描いてしまいました(笑)。写真はどれもピンボケで、アップに耐えるものがありません。
風の王国第1巻公開HPへどうぞ