上賀茂神社の摂社大田神社
大田神社は古くからカキツバタの名所とされ、
鎌倉時代初期の1190年(文治6年)歌人である藤原俊成(ふじわらのとしなり)が
和歌「神山(こうやま)や 大田の沢の かきつばた ふかきたのみは 色にみゆらむ」と詠み、
1939年(昭和14年)に大田ノ沢のカキツバタ群落が国の天然記念物に指定されました。
大田神社では面積約2,000平方メートルの大田ノ沢に約25,000株のカキツバタが自生し、青紫色の花を咲かせます。
大田神社のカキツバタは江戸時代中期の絵師・尾形光琳(おがたこうりん)の
「燕子花図(かきつばたず)・国宝」のモチーフになったとの言い伝えが残されているそうです。
大田ノ沢は深泥池(みどろがいけ)同様に一万年以前からの湿原地帯の名残とも言われています。
大田神社の境内に生息する”タゴガエル” 鳴き声が盛んに聞こえるのですが姿は見えません
参拝者が一生懸命探すのですが誰も姿を見ることができません 不思議
大田神社の後深泥池へ 1度見たかった池
大田ノ沢では青紫色のカキツバタ 深泥池では白のカキツバタ
「深泥池(みぞろがいけ)は,京都盆地の北にある周囲1.5km,面積9haの小さな池です。
この池には,西日本の平坦地では珍しい浮島があります。
また,氷河期以来の動植物が今も生き続けるとともに多くの水生植物,昆虫,魚類,野鳥等がいます。
この池の水生植物群落を保護するため,昭和2年に国の天然記念物に指定されました。
昭和63年には生物群集全体が対象になりました。」
京都市情報館からお借りしました。
2022/05/03 撮影