横浜市都筑区耳鼻咽喉科

南山田(センター北と北山田の間)の耳鼻咽喉科院長のブログ。

アメリカの花粉症

2012-03-27 21:45:48 | 院長ブログ

朝、いつものように、テレビを点けたまま出かける準備をしていたら、ニューヨークからの報告で、アメリカでも花粉症が猛威をふるっているというニュースが、取り上げられていました。

日本にもある、夏の雑草(カモガヤなどのイネ科の雑草)や秋の雑草(ブタクサなど)については、もともと日本の在来種ではなく、あちらから来たものなので、アメリカでもHay Feverと呼ばれて、重要なアレルギー疾患のひとつであるという認識はありましたが、日本のスギように一種類の木が突出して存在しているわけでもないアメリカで、それも全土にわたって春の花粉症の罹患率がそんなに高いとは、耳鼻科医として不勉強でしたが、知りませんませんでした。

北欧では、白樺の花粉症が、ちょうど日本のスギのように花粉症を起こすので、日本と同様、春には花粉前線なども発表されます。しかし、アメリカの花粉症の原因は、何なのでしょうか。オーク、ニレ、カバノキ、ポプラ、プラタナスなどの木の花粉で花粉症が起きるそうです。地域によっても違い、フロリダではオレンジやグレープフルーツの花粉症が多いそうです。

日本でも、本当は、いろいろな木の花粉症の方がいるのでしょうが、スギ花粉の飛散量が圧倒的なので、あまり認識されていないだけかも知れません。

今年のスギ花粉の飛散は今がピークで、来週あたりには減りはじめると、予測されています。

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