エントランス(階段)の飾りが、夏の海になりました。
診察室の絵も、夏バージョン。内田新哉さんの絵です。
当院は医療法人で、法人名はTomteと言います。スウェーデンの妖精の名前から取った名前です。理事長の私は、法人から給料をもらう立場です。法人にすると節税になると言われますが、私にはよく理解できません。たしかに法人税の方が所得税より税率が低いので、法人と私が当座納める税金の合計は少なくなりますが、法人のお金はあくまで法人のものであって、私のものではありません。
でも、法人のお金は自分のものではないと考えると、それは医療のために、患者さんのために使われるべきお金だと考えると、必要な医療機器や患者さんに気持ち良く受診していただくためのアメニティの充実などに、迷いなく投資できます。それが医療法人である、最大のメリットだと思っています。
と言っても、階段の飾りなど、実は大した金額ではありません。毎回、少しずつは買い足していますが、去年使ったものを、また組み合わせやレイアウトを変えて使っています。今回のブリキと木でできたカモメとヨットも、もう何年も前から、夏が来る度に活躍してくれています。
あくまで退職金は所得税に比べて税金の面で優遇されているので、得ということだと思います。
それを計算に入れても、法人だと個人より税理士さんの顧問料も高いし(実際お願いする仕事も多くなるし)、そのうち退職金の税制も変わるかも知れないし、最終的に法人が金銭面で得かどうか微妙です。
ただ、先々結局所得税を納めなければならなくなったとしても、今払う税金が少ないのは確かなので、現時点の資金繰りは楽になります。