元外資系企業ITマネージャーの徒然なるままに

日々の所感を日記のつもりで記録

今日のジャズはマイルス・デイヴィス・バンド出身のサックス演奏者のビル・エヴァンス。サックスは口が上を向いているし、音はソフトで心地良いのでサックス演奏者のライブは好んで出かける

2021-02-19 08:35:17 | ジャズ
今日のジャズはビル・エヴァンス。ピアニストではなく、マイルス・デイヴィス・バンド出身のサックス演奏者のビル・エヴァンス。
トランペットは一度、狭いジャズクラブで聴いて耳にガンガン来るので敬遠する傾向だけど(もちろんCDは聴くけど)、サックスは口が上を向いているし、音はソフトで心地良いのでサックス演奏者のライブは好んで出かける。
2019年3月のブルーノート東京でのライブも、もちろん素晴らしかった。
一番前の席でほんの50cmぐらい前のサックスの口から、ダイレクトにほとばしるコンテンポラリージャズ(もちろんスタンダードジャズも)は、全身でジャズを浴びる感じ。ギターもドラムもベースも素晴らしく、アドリブが多かったこのステージでは、これがジャズの駆け引きか?って感じで、ジャズを身。体中で堪能したライブだった

今日のジャズはビル・フリゼール。そのライブステージは、とても信じられない。一曲目は50分、2曲目は40分、ほぼ全部アドリブなんじゃないか

2021-02-18 08:16:56 | ジャズ
今日のジャズはビル・フリゼール。
ブルーノート東京のホームページにある彼の紹介は、「唯一無二のプレイで魅了するUSギター界の重鎮」、「バークリー音楽院の名誉博士号も授与されている。あらゆるアーティストからリスペクトされる唯一無二の存在」である。まさにこれの「唯一無二」という表現がぴったりの、こんなギタリストは、ビル・フリゼールだけ。
そのライブステージは、とても信じられない。一曲目は50分、2曲目は40分、ほぼ全部アドリブなんじゃないか。こんなに長い曲を聴いたのは、生まれて初めて。特にライブで。クラシック音楽も長いけど、これほどは長くない。なにしろこんなに長くプレイしたら演奏者が持たないだろう。ステージで他のメンバーがアドリブをしている時に、イコライザーの設定を変更したり、長いステージでもお客さんを飽きさせない工夫がたくさん。
当然この長い演奏中にも飽きることはなく、ジャズ聴きながら曲にのめり込んで宇宙と一体感を味う感覚は、まさに禅をしているような感じ。ライブハウスを出たときは、鎌倉建長寺の座禅会に出た後のような、自分の頭の上をもう一人の自分がいて、客観的に見ている。まさに、修行ではないが、効果は禅であった。

菅内閣発足時に女性がたったの2名しか閣僚に任命されていない事実もNYTは報道していた。これも大きな問題であるが、何故日本のメディアは女性の閣僚数が圧倒的に少ないことを、問題視しないのであろうか。

2021-02-17 16:24:07 | 時事エッセイ
東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の女性蔑視発言が大きな問題として連日報道されている。SNSで大きく問題視されたのも、発端は海外メディアのNYTが報道したせいである。実は菅内閣発足時に女性がたったの2名しか閣僚に任命されていない事実もNYTは報道していた。これも大きな問題であるが、何故日本のメディアは女性の閣僚数が圧倒的に少ないことを、問題視しないのであろうか。
去年の3月8日「国際女性デー」に世界各国の閣僚ポストに女性が占める割合を調査したら、世界全体では21.3%で最高の比率を更新したが、日本は世界113位の15.8%、G7では最低であった。それが菅内閣では21名中、女性はたったの2名で比率は9.5%、さらに順位を下げたことになる。閣僚はもちろんのこと、官僚や大企業の役員ポストの女性比率を世界平均よりも上げることから始めるのが、女性の地位向上に一番効果があるのではと思う。

鎌倉江の島七福神巡りの途中、鎌倉の「Jazzの泉」というジャズカフェを訪れた。目の前の大きなスピーカーから音いいジャズが店内いっぱいに流れる。

2021-02-17 07:59:14 | ジャズ
鎌倉江の島七福神巡りの途中、鎌倉の「Jazzの泉」というジャズカフェを訪れた。ジャズカフェ巡りを再開したいと思った。コロナ禍で中止していたけれど、今年はワクチンを打ったら早速、本格的に全国のいろいろなお店を巡ってみたい。(まさにジャズカフェ巡礼の旅である)
2019年3月に出来たなかりなので、店内はとても明るく綺麗で居心地が抜群である。ちょっと大きめのカップに、美味しいコーヒーがなみなみと注がれている。そして目の前の大きなスピーカーから音いいジャズが店内いっぱいに流れる。最新鋭のオーディオセットで昔ながらのアナログレコードを聴くのはやはりデジタルで聴くよりも音が暖かい。針を落とした瞬間と曲と曲の間に聞こえるジーという雑音が懐かしい。小町通りから奥まった所にあるので、外の喧噪も聞こえないので、ゆっくりと良い音でコーヒーを飲みながらジャズを聴くのには、もってこいのジャズカフェである。
鎌倉散策の途中に寄るのではなく、ここをメインに鎌倉を訪れることが多くなりそうだ。

六本木のビルボード・ライブでマンハッタン・ジャズ・オーケストラの演奏を見た時、デヴィッド・マシューズは、病気でほとんど左手が麻痺しているのに素晴らしい演奏をする。ほぼ右手で演奏していた。

2021-02-17 07:30:07 | ジャズ
今日のジャズはスイング系ジャズのマンハッタン・ジャズ・オーケストラ。
六本木のビルボード・ライブでマンハッタン・ジャズ・オーケストラを見た時、この楽団を率いるジャズピアニストのデヴィッド・マシューズは、病気でほとんど左手が麻痺しているのに素晴らしい演奏をする。ほぼ右手で演奏していた。
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=11013&shop=1
彼の演奏を見て、ビル・クロウ著「さよならバードランド」(村上春樹訳)を読んだ時のアートテイタムを思い出した。



ジャズクラブ「バードランド」では、「当時人気の高かったジャズピアニスト「バード」のカルテットを聴きに来たアートが、バードの演奏後客に促されステージに上がった。ただ左手はずっとお尻の下にたくし込んだまま演奏した。それはアートテイタムは片手しか使わなくても、まだ大抵のジャズピアニストが両手で演奏するよりも素晴らしい演奏が出来ることを客に示したのではないか。」
アートテイタムも障碍者でありながら様々なテクニックを駆使して素晴らしい演奏をしたそうだ。(ただし片手で演奏することはほとんどなかったようだが)
今ではアートテイタムのプレイはYoutubeなどでしか見ることは出来ない。だから同時代のジャズミュージシャンをたくさん生で聴きたい。出来るだけライブに行きたいと思うのは、せっかく同時代に生きながら生演奏を見逃してしまったら、一生後悔する。同じく落語でも、生きているうちに名人芸を見ておきたい。柳家小三治師匠とか、柳家権太楼師匠とか。歌丸師匠とか先代の圓歌師匠を見ておいいて良かった。