讃岐遠征(その2) 讃岐戦

2014-11-20 19:33:48 | 大分トリニータ
11月15日 天気 晴れ
アウェー最終戦。
もしかしたら最終の湘南戦を待たずに今日でPOの可能性がなくなるかもしれない大事な試合である。
朝、風呂に入り身体を綺麗にし、戦闘服に着替え本日の戦闘の場である香川県立丸亀競技場 に着いたのが朝7時。
観客収容数 - 30,099人が入ることのできる素晴らしい競技場である。
朝日を受ける丸亀競技場をしばし眺める。




カマタマーレサポさんにお会いしたら話が聞けるのではないかと探したのだがいらっしゃらなかった。
う~ん、残念。
その後、アウェー入り口を確認して「丸亀城」へ。





「丸亀城」
高さ日本一の石垣に鎮座して400年の歴史を刻む丸亀城。



天守に登る途中にいつものこれ!
嫁はいつもなら100%この穴に顔を入れるのだが今日は入れなかった(笑)
なぜ?  


「アウェイ割」
おー、なんと心地よい言葉。
アウェイサポーター限定の10%オフ。
何か買おうと思ったが朝が早いためかまだ開いていなかった。





「石垣の美」
内堀から天守へ向け、4層に重ねられた丸亀城の石垣は、高さにして約60メートル、日本一の高さを誇る。
また、扇の勾配で知られる美しい曲線は、丸亀城の美を代表する石の芸術品としての風格を漂わせている。
ここに来たらこの石垣を見る事・・というくらい有名な石垣である。



「讃岐富士(飯野山)」
ここ香川では飯野山というよりも讃岐富士の呼び名の方が親しまれているようだ。
飯野山は丸亀市と坂出市にまたがる名峰・富士を小さくした円錐形の美しい山で、
平成17年3月22日に「新日本百名山」に選定されている。



で、その讃岐富士に向かって両手を挙げている嫁。
どうやら讃岐富士と朝日からパワーを貰っていたらしい(笑)


400年経っているとは思えないほどその天守は威厳に満ちていて、夕暮れにもう一回見てみたいなぁ、と思った。



「麺処 綿谷 丸亀本店」
朝8時に着いた。
開店時間まで少し早かったので車で待っていたら、何ともうすでに開店していてすでに何人かのお客さんが食べていた。




その玄関先にあったのが我らが守護神「亀様」
この時点で今日の勝利を確信した・・と今なら書ける(笑)
(このフレーズが今一番のお気に入り)



壁を見ると「カマタマーレ」さんのポスターが目に入った。
「声の数だけ強くなる」
いい言葉だなぁ。
なにかジーンときた。



なにやらトッピングも大きくてすごい。
が、まぁ朝だし大丈夫だろうと勢いで「アジのフライ」をトッピングしてしまった。



頼んだのが「肉ぶっかけ」の小。
来たのがこの量で380円。
安い。  安いが多分うどんだけで腹がふくれる・・はずだ(笑)
じゃあ、アジのトッピングは?
それでも美味いので何とか完食。
そこに「アジが大きくて食べれないので食べて?」と嫁。
秒殺でことわる(笑)
お互い大きくなった腹を見て大満足で店を出た。
安くて本当に美味かった。



一旦、ホテルに帰り、車を置いて出ようとしたところ「送っていきますよ」とBさんからやさしいお言葉。
Bさんは私達を競技場まで送ってくれて1人でもういちどホテルから歩くという。
当然お断りしたのだが、奥様を送っていくから1人も3人も同じことですと言われ、甘える事にした。
Bさんありがとうございました。
競技場に着き歩きかけたところで命より大事な(嘘です)カメラを車の中に忘れたことに気づいた。
せっかく送ってくれたのに、競技場からホテルまでの往復を1人旅(笑)
う~ん、歳のせいにしたくないが・・・歳のせいだ。

「ようこそ丸亀へ!」
この手描きがうれしいね。



中に入る。
綺麗ではないか。
スタンドの傾斜なども良く考えられていて一般的な陸上競技場よりは見やすい。



今年の3月に設置されたオーロラビジョンも美しい。




席を確保して一旦、外に出る。
うーん、観客が少ないせいかスタグルに集まる人数が少なすぎて寂しい。
うちも含めて、地方は観客増員が本当に深刻な問題だよなぁ。



メインスタンドとバックスタンドのスタグルの案内板。
あると便利だね。




子供さん用に。
毎試合用意しているのだろうか?
聞くのを忘れてしまった。


「ボランティアの方達」
この競技場に着いて、すぐに感じたことは、みなさんが挨拶をしてくれること。
スタグルのおじさん、お姉さん、おばちゃん(失礼)、お兄さん、スタッフの方達、みなさんが気軽に「こんにちは」と言ってくれる。
そこでFCさん(と思う)にその事を聞いてみた。
「ここはボランティアの方が大半なので、もしかしたら挨拶をしようって話合っているのかもしれませんね」という答えだった。
それならそのボランティアをしている方に直接聞いてみようと思い、人見知りな自分に活を入れつつ聞いてみた(笑)
主に右のお兄さんが話をしてくれた。
「私達のクラブはJ2に上がったばかりで、まだまだ観客が少ないのが現状です」
「だから1人でも多くの方にここに又来たいと思ってもらえるように、気持ち良く過ごしてもらえるようにお客さんに接しています」
「別にみんなで話し合ったわけではありませんが、我々ボランティアのみんなも、お店の方もよく来てくれましたという思いでいっぱいです」
本当にそうですね。
突然、話しかけましたがはきはきと話して頂きまして本当にありがとうございました。




海を越え、橋を渡ってきたトリサポ約700人。
讃岐は残留を。
うちはPOを賭けて戦う。




本日の「G裏町内会」のゲーフラ 
「愛 トリニータ」
「負けてたまるか」
「ゴール! ゴール!! ゴール!!!」
「決めろ!! 林 容平!!」
思いはすべて一緒 「勝ち点3」のみ。




「選手 ユニ」
ピッチに出れない選手のユニフォームをイスにかけ、全ての選手が一つになった。



今日のキーパーは「武田」と「上福元」



「ジョンヒョン」



「末吉」



「為」



「ダニエル」



ふと見上げたオーロラビジョンの横にカメラマンがいた。
この風の中をそこがいつものカメラの位置なのか?
高所恐怖症の私は信じられない。
大丈夫なのか?
落ちないのか?




「嵐をけったトリサポ(女)」
え~、先に誤解がないように書くが嵐の誰かを後ろから蹴飛ばしたわけではない。
5人で行くはずだった嵐の福岡公演。
この公演に行くと今日のトリニータの試合には間に合わない。
そこで迷った。
嵐かトリニータか。
ええぃ! トリニータだ!!
他の4人は福岡の嵐へ。
このお姉さんだけ1人丸亀トリニータへ。
いやぁ、トリサポの鏡です。


選手が挨拶に来た。
ものすごい緊張した顔に驚いた。
試合前なので当然笑顔があるわけではないがそれにしてもガチガチの状態だった。



さてキックオフ。
監督は言った。
「正直選手は硬かった。普段なら入るようなシュートとか、もう少し落ち着いてゴール前で仕事ができる選手が硬くなっていた。」
うちのシュート数15本。
落ち着いて入れれば前半に得点が入っていたはずだった。
後半が始まるとき誰かが言った。
「もう45分しかねえんぞ」




そんなあせりやイライラを吹き飛ばすように後半31分レイがゴールを決めた。
レイは言った。
「思いっきり迷わず蹴った」
「相手も負けられないのは一緒」
「絶対に負けられない」
ガッツポーズをした。




西と抱き合った後、2度目のガッツポーズ。
「相手のチームよりこちらがホームなんじゃないかと思った」



1点先取したあとのゴール裏。
「もう1点取りに行け」
「気持ちで守りに入るな!」
「攻めて行け!」
もの凄い声だった。
悲鳴に近かった。
でもG裏の一体感があった。
勝ちきることの難しさを前節の試合で痛切に知ったトリサポの悲痛の叫びだった。




「大分よりの使者」に迎えられて選手がやって来た。
そこには選手全員とスタッフ、監督の姿もあった。
監督は言う。
「サポーターに感謝したい。たくさんの人が駆け付けてくれて我々の状況も踏まえて、ずっとウォーミングアップ中から応援をしてくれていたし、我々に今日もパワーをくれていた」
事実今日は「We are OITA」で始まった。
嫁の大のお気に入りでiPhoneの着うたにしているくらいだ(笑)

「対讃岐戦 レイチェルゴール後 大分よりの使者」の動画↓にあります 



今日のラインダンスは誰なのか?
レイか?
そう思っていたのだが出たのは「上福元」
意外に上手なのでまたまたビックリ。




いやぁ、うちは役者ぞろいですなぁ(笑)




これで終わりかと思っていたらレイが出たのにはビックリ。
アイシングが取れて痛々しかった。




みんなが引き上げる中、「レイ」のチャントに対し後ろを振り向き律儀にも深々と礼をした。
トりニータの選手はキチっとした選手ばかりなんだよなぁ。



ホテルに帰るときに選手バスを見送った。
末吉が乗り込む寸前だった。
今日の試合でもそうだったが気がついたら「末吉」を目で追っていることが多い。
彼の献身的な走りに感動して涙が出そうになる。
その事をBさんに話したら「私もそうなんですよ」と言われた。
思う事は一緒なんだよなぁ。




画像ではよく見えないかもしれないが、実際はバスの中の選手が我々に手を振ってくれていた。
疲れているのにありがとう。



その後、ホテルの近くの居酒屋さん「てんてこや」さんで祝勝会。
正直、あまり期待はしていなかったが「オリーブハマチの刺身」に全員が美味い。
その次のアジの刺身もこれまた新鮮で美味かった。



同じホテルに宿泊しているトリサポさんご家族と同じ店になりお話をさせて頂いた。
普段はお父さん夫婦がトリサポで息子さん夫婦は熊本に住んでいるためにロアッソサポさん。
しかし今日は当然ながら4人ともトリサポ。
お話を進めていくと、お父さんは「太田ぎょろっけ」さんや「青葉(孫)」の事を知っていた。
ヒロボー日記を欠かさず読んでくださっているということだったので私よりも内容が詳しかった(笑)
4人とも本当に明るくて話上手で楽しくて今回の遠征も素晴らしい方達と出会うことができた。
また、お会いする機会がありましたらぜひ声をかけてください。
おかげで楽しい時間を過ごす事ができました。
ありがとうございました。



「大分トリニータ 第41節 対讃岐戦 レイチェルゴール後 大分よりの使者」 動画です



今日の勝利で最終節の「湘南」までハラハラ、ドキドキを楽しむことができる。
それは最後まで諦めず頑張ってくれた選手のおかげだと心から感謝している。


讃岐遠征(その3)女木島(鬼が島)・屋島  に続く









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