2021-5-2 第12節(ホーム)大分vs清水 1-0 ホーム初勝利 ヤマト決勝弾 片さんの涙 ここから反撃だ!

2021-05-03 22:28:12 | 大分トリニータ
「90分が長かったです」
試合後のインタビューでこう答えたヤマト。
いやいやいや、私はアディショナルタイムの5分が長かったわ。
心臓はバクバクするし呼吸は上手くできないし(笑)

人生で一番長かった5分…とは言わないけれどそれに匹敵するほど長い長い5分だったわ(笑)

おまけに勝った瞬間は涙でボロボロだし・・・(笑)
カメラの向こうでは片さんが笑顔なのに泣きそうだったし。

そんなホーム初勝利の第12節大分vs清水戦!!
始めるよ~!


絶対に負けられないし、負けたくない試合が1年のうちに何試合かある。
それがこの清水戦だ。
元大分トリニータの選手が3人いる。
一緒にJ3を戦ってきた戦友たちだ。

負けるわけにはいかない!
なんとしても勝ちたい!
そのために今の悪い流れをなんとか変えたい!

試合前の必勝祈願には2人の孫のうち1人だけ連れて行った。
嫁はずっとスカートだったのをこの日はジーンズに変えた。


『7試合負けているんやろ』
昨季も今季もコロナ禍で一度も来なかった娘が突然ドームに行くと言い孫を連れてきた。



仲間のサポさんはこの日、車ではなくわざわざ徒歩でドームに来た。


ゴール裏は選手弾幕を1枚も出さなかった。
出したのはこの弾幕1枚のみ。


なんとかしたい。
なにかを変えたい。
悪い流れを断ち切りたい。
それぞれがそれぞれの立場で行動した。
もちろんそれで今の流れが変わるほど甘い世界だとは思っていない。
そんなことはもちろん分かっている。
それでもトリニータのためにと思うのがサポーターの宿命なのだ(笑)


クラブを想うサポーターの気持ちはどこにも負けないという自負がある。
クラウドファンディング第3弾!
大分の小さなクラブのサポーターが5000万円という大きな目標を達成した。
(現在は8000万円)
そんなサポーターの想いに選手も感謝を言葉にした。
例えば長沢は
                 
『次は僕たちの番ですね、一緒に喜びましょう』



前節2ゴールを決めたヤマトは
              
『後は選手がピッチで結果を残すだけ』



その他にも選手はSNSを使って感謝の言葉を綴った。

「これで変わる、変わってくれ!」

期待と不安の中、試合が始まった。


現在7連敗中の大分。


未だホームで未勝利。


相手「ロティーナ」監督との対戦で勝ちが無いばかりか得点も無い。


さらにスタメンにもサブにもFW伊佐とタカザワの名前が無い。


そんな中、選手は戦う気持ちを全面に出した。


それまでのワントップがポツンと1人だけ、という場面はない。



まずワントップの長沢に当てる。


そこに成豪かヤマトが絶妙のタイミングとスピードでセカンドボールをマイボールにし


右サイドのレイに


レイが少しタメを作る間に長沢と2シャドーのどちらかが中央に入り人数を増やしたところでレイか小出がクロスを上げるという流れのようだ。


小出のオーバーラップも攻撃に迫力を加えている。


この日のポープは徹底してロングボールを使った。
前半5回、後半5回(たぶん)のゴールキックはすべてロングボールだった。
長沢もしくは成豪を狙ったボールが多かったのは当然か(笑)


ゴール前で体を張る小出。


レイ。


「37分」
試合が動いた。
清水がハメに来たところを小出が長沢にロングフィード。


長沢が頭でずらしたボールを


成豪がひろってドリブルで運び


倒れながらグランダーのクロスを入れる



長沢が足で合わせたが、惜しくもGKのファインセーブでコーナーキックを得る。


このとき時刻は37分14秒。


キッカーは北斗。


フリーはヤマト。


長沢が潰れて


こぼれ球がヤマトの前に来た。


ヤマトの足が早いかGKの手が早いか!


交錯する2人。


まだ分からない。


足元にわずかにボールが見えた。
どっちだ?


見えた!
入った! 
ゴールだ!


ヤマトが手を上げた。
長沢も上げた。


坂に抱きつくヤマト。



試合後のインタビューで

「気持ちがゴールに繋がった」


「クラウドファンディングもそうですが感謝してもしきれない」


「ここから連勝して上位に近づけるように頑張りたい」



どこまでも謙虚なヤマト。
これで今季4ゴール目。


2試合連続得点。


今季ホーム初勝利へ大きく前進した。

                   
「ヤマト 決勝ゴール おめでとうございます!!」




///////////////////////////////////////////////



『89分 』
小出 悠太 → エンヒキ(エンリケの事、本人の希望により以下エンヒキ)に交代。


ピッチに挨拶をして


背番号『14』がドームに立った。


長身の指宿選手(195cm)とエンヒキ(185cm)とのマッチアップ。



10cmの差をモノともせずエンヒキの勝ち!


アディショナルタイム5分。
パワープレーの清水。


5分はサポーターにとっても監督にとっても長い。


片さん、熱くなりすぎて中に入りすぎて注意を受ける場面も。
(こういう熱さが片さんらしくて良い)


主審の長い笛。
勝った!
7連敗のトンネルは長かった。
片さんの顔には笑顔があった。


しかし次の瞬間、歯を食いしばりなにかに耐えているように観えた。
それがもしかしたら涙だったかも…と思ったのは片さんのインタビューを観てからだった。


歓喜の選手たち。


先程の笑顔が消え


知将ロティーナ監督とのグータッチ。
初めて勝てた!
それも連敗をストップした大きな勝利。
勝つことの難しさ、勝つことの喜びを知った勝利。

長かったトンネルは今このとき抜けた!




//////////////////////////////////////////


『大分よりの使者』
今季初の大分よりの使者。
いったいどんなラインダンスになるのやら。


と思っていたら、あれあれ?
坂が手を挙げて終わろうとしている。
まだ曲の途中じゃん(笑)


ここで高木がダメ出し!


それは仕方がない。
坂は新加入選手。
勝った時にどんな事をするかは分からないだろうし、それを教える時間も無かっただろうしね(たぶん)


香川、笑いすぎ(笑)


で、新加入選手に教える香川。


少しグダグダ感はあったもののそれも考えれば新鮮!


ニータンも入って全員でラインダンス。


ちょっと待った~!
1人いないよ?
今日のヒーロー、ヤマトがいない(笑)


遅れてやってきたこの日のヒーロー登場!


高木がなにか教えている。

「ゴールを決めたヒーローは前に出て歌うか踊るんだよ」


あれあれ?
本当に踊るの?、ヤマト。


やっぱり1人じゃ無理だよね(笑)
(実際にはゴールパフォーマンスだったらしい)


ということで
「ゴールをありがとう ヤマト!」


イケメンの「エンヒキ」
大分を頼むよ!
よろしく!


ポープ!
リーグ戦初勝利 おめでとう!
notoを見て泣いた。
できたら高木と交代で出てね。



///////////////////////////////////////

ノリ、フック、ごっちゃん(大分での愛称)の元大分の3人が試合後に挨拶。


いつもなら「お帰り」という言葉が出るけれど、なにかそれも少し違うし…


懐かしさと寂しさともう違うチームの選手なんだという複雑な感情は自分でもよく分からなかった。


怪我も病気もしないで元気で活躍をしてもらいたい。





//////////////////////////////////////

この日、たくさんの『初』があった。


それまで勝てなかったロティーナ監督に初勝利。
GKポープのリーグ初勝利。

ヤマトの決勝ゴールも初。
その責任感からか、重圧からか試合後のインタビューで流した愛すべき監督、片さんの涙も初。

帰路の選手バスの中で監督が涙したのも初。
ペレイラが帰路のバスでサポーターを見送ったのも初。


そしてなによりも勝利への気持ちを前面に出し、体を張り倒されながらも戦った選手とサポーターが一致団結で掴み取ったホーム初勝利!

何もかもが嬉しい!

だから・・・

トリサポで良かった!

今日も最高の1日だった!


ここから反撃開始だ!!

                    
頑張れ! 大分トリニータ!
頑張れ! 大分12番!


最後に

今節もわざわざ私たちの席までご挨拶に来ていただいた皆さん、
お気遣いいただいた皆さん、
ありがとうございました。























この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ルヴァンカップ Bグループ ... | トップ | 2021-5-5 ルヴァンカップ ... »
最新の画像もっと見る

大分トリニータ」カテゴリの最新記事