臼杵市 黒島沖 灯台瀬（2014-6-13）

25年ぶりにクロ釣りに行ってきた。
撒き餌なんて久しぶりだし、中通しの2Ｂウキなんて忘れかけていたよ。
45年間お付き合いのある釣具店のあばさんなんか「あんたがジャンボえさを買うの？」って顔をしていたよ。

25年前はとにかくクロ釣りにはまっていて休みの度に臼杵、津久見はもちろん、佐伯の鶴見、米水津、蒲江に行っていた。
それも瀬渡し船で行くもんだから、とにかく釣れる。
釣れるから行く。行くから釣れるの悪循環（笑）
食べきれない魚は冷凍室へ入れるが毎週行くもんだからすぐいっぱいになる。
近所にお願いして魚を配りまくるがそれも最初だけ。
その内「まだ冷凍室に魚がありますから」と断られる。
しかたがないので会社に持って行き、何とか引き取ってもらうが、最後は「もう魚はいいです」と言われる始末。

で、ある日嫁から言われた。
「あなたの趣味だから魚釣りに行くなとは言わない。釣りに行っても良い。でも魚は帰る途中に全部誰かにあげてきて。家には1匹も持って帰らないで！！」

ここではっと目が覚めた（笑）
これからはご近所が貰ってくれそうな「モイカ」と「キス」だけにしようと深く反省。
そして25年間の反省期間が過ぎた（笑）
　　
2,3日前。
「久しぶりに釣りたてのクロやメバルを食べたいな」と嫁。
気の変わらぬうちに道具の準備。



朝　5時。　　黒島丸の船を待つ。





黒島から船がやってきた。
お客は私だけ。　贅沢にも貸切だ。
1番瀬か灯台瀬か迷ったが今日は今から引き潮に入るので灯台瀬に決めた。




これが今日釣る　釣り場・・・ではない。
左の小さい、今にも沈みそうな瀬。
ここが灯台瀬になる。




そうこれだ。小さいが今から引き潮なのでこれの1,5倍くらいの岩場になる。




まず最初にきたのが手のひらサイズの「メバル」
小さいウキがスッと沈んでいくのが懐かしい。




続いてフグ（笑）
こいつが異常に多くて針が何本あっても足りなかった。




で、アジが釣れるがクロが釣れない。
2ヒロにしていたウキ下を1ヒロにしたところで一気にウキがなくなる。
こんなにクロって引くのかと懐かしさに感動したが釣れたのは手のひらサイズ。
でも嬉しい。
25年前がよみがえってくる。
あの時の「釣りクラブ」の仲間達、まだ元気なんだろうか？
今のトリニータのようにお揃いの服、お揃いのライフジャケット、胸には揃いのクラブのマークを付けてたなぁ。






手のひらクロ。手のひらメバル。手のひらアジ。
全部小さい。
でも良い。
嫁が喜んでくれたから小さくても大漁だ。