2015年(平成27年)に文部科学省が「道徳」の教科化を決定した。
仁(博愛)と義(正義)は、道徳の基本である。
道徳の根本とする、仁と義。人が踏み行うべき道。転じて、義理。
○「道徳科」の目標
よりよく生きるための基盤となる道徳性を養うため、道徳的諸価値についての理解を基
に、自己を見つめ、物事を多面的・多角的に考え、自己の生き方についての考えを深める学
習を通して、道徳的な判断力、心情、実践意欲と態度を育てる。
〈道〉
・人が守り行うべき正しいすじみち。人道。仁義。徳行。
・人の行うべき正しい道。道義。道理。
・もと。根元。宇宙の本体。
・道家で説く、宇宙・万物の根元。現象の本体。
〈徳〉
・はたらき。能力。作用。
・ 品性として先天的または後天的に身に得ているもの。品性を向上させるために人の習得す
べきもの。道徳。
〈道徳〉
・人の必ずおこなふべき正しい道。人倫五条(仁・義・礼・知・信)をいふ。
・老子の説いた道と徳。
これらを踏まえると、〈道〉〈徳〉〈道徳〉の言葉の意味用法は、孔子を開祖とする儒家的思想の「人の行うべき正しい道。仁義礼智。」と、老子一派の道家が説く「宇宙・万物の根元。老子の説いた道と徳。」とに大別できる。
大道廢有仁義。智慧出有大偽。六親不和有孝慈。國家昏亂有忠臣。
【口語訳】
大道が廃れると、仁や義がもてはやされるようになる。人間に知恵がついてくると大きな
いつわりが出てくる。一族(父子兄弟夫婦)が不和になると、親に孝行しろとか子には慈
愛の気持ちを持てと言われるようになる。国家が乱れてくると忠義ぶった臣下が出てくる。
(大道廃れて仁義あり) だいどうすたれてじんぎあり
仁義を説く必要が生まれたのは、世の中の秩序が乱れ、道理が失われたことからだということ。
「大道」とは、人が行うべき正しい道のこと。
昔は大道が行われていたから仁義など必要でなかったが、後世、その大道が廃れてしまったか
ら、仁や義などの根本の道徳が必要とされるようになったという、儒教の仁義説を非難した老子
のことばから。
『老子』には、
この後に「智慧出でて大偽有り。六親和せずして孝子有り。国家昏乱して忠臣有り(人が知恵を持つようになってから、偽りの社会ができた。兄弟、子孫、妻と不和になってから、孝行する子供が現れた。国が乱れてから、忠臣が現れた)」とある。
じんぎ 【仁義】
儒教で道徳の根本とする、仁と義。人が踏み行うべき道。転じて、義理。
中国の孟子の思想。孔子は仁を説いたが、孟子はそれに義を加え、仁(博愛)と義(正義)を道徳の基本とした。仁義礼智の中の仁義の徳である。これは日本にも流入し、武士は仁義を重んじた。
① 儒教で、実践道徳として最も尊ぶ仁と義。
② 人間が守るべき道徳。
③ 他人に対して礼儀上なすべきつとめ。義理。
仁義とは、一言で言葉にできる物ではない。
漢字の意味だけで言えば、仁愛と正義。すなわち、人への愛情と正しさを貫く信念である。
多くの場合は社会で通じる一般的な正義ではなく、人情を汲み取った上で筋を通すという形で使われることが多い。
あくまでも一般的に語られる正義ではない為、人によって解釈はさまざまである。
社会における人としての生き方の模範を指す言葉と言える。
日本における〈道徳〉
「人のふみ行うべき道」、「社会の成員として守るべき規範」
○ 人間がそれに従って行為すべき正当な原理(道)と、その原理に従って行為できるよう
に育成された人間の習慣(徳)。はじめ慣習、風習、習俗の中に現われる が、人間の批判
的な自覚の高まりとともに、慣習や習俗を批判し反省しながら、慣習から分化した精神
的規範や規準として現われる。
○ 人のふみ行うべき道。ある社会で、その成員の社会に対する、あるいは成員相互間の行
為の善悪を判断する基準として一般に承認されている規範の総体。
○ 社会生活の秩序を成り立たせるために、個人が守るべき規範。
○道徳仁義因禮乃弘、教訓正俗、待禮而成。〔三月丁巳〕
道徳仁義は礼に因りて弘ひろまり、教訓正俗は、禮を待ちて成る。
脳科学者らの正義の冒涜
「正義感の強い人」を以下のように冒瀆している。教育の根幹を覆している!
正義感の強い人は、自己陶酔、偏見がある、劣等感がある、潔癖症、柔軟性に乏しく頑固、寛容になれない、人を許せない、「正義中毒」というべき一種の依存症状、アルコールやギャンブル依存症と同じ、正義を掲げる人は危険、時に人を傷つけ、争いを起こす、異物を排除しようとする、価値観の合わない相手を徹底的に攻撃する、強硬かつ攻撃的、冷静な心の動きでない、自分勝手な理屈を振りかざす、厄介な存在なのだ!等々
上記の人物像に正義は存在するか! 崇高な精神は宿っているか! 「共生の理念」は存在するか!
上記の人物像は自己中心主義者のゆがんだ精神に基ずく言動であり、正義感の欠如している人物である。
弱いもの苛めの言動だろ!「正義感の強い人」を誤認して犯罪者のごとく卑下している。
脳科学者らよ!
正義感を否定して「道徳教育」たる「道徳的な判断力、心情、実践意欲と態度」を育てることができるのか!
国民が正義感を抱くことを否定して、道徳教育ができる根拠を示せ! 脳科学者としての教育指針を示せ!
でたらめの分析で「正義感の強い人」を誤認して、誹謗して「正義中毒」と冒涜することは許せない!
正義は絶対的に普遍的な正しいものであり、善であるから正義である。正義を冒涜する中毒たりえない!
正義を悪と誤認させる「正義中毒」との呼称は言語矛盾である。「善は悪である」との言語は成り立たない!
正義感を悪視するなら、正義感の無い社会人としての理想の人物像を示せ!
正義無くして、社会の秩序を保てる道徳教育を示せ!
正義無き秩序の維持を証明せよ!
国民に「うっとおしい正義感を持つな!」と主張するなら、正義無き社会秩序を説明せよ!
日本国憲法の「正義」を説明せよ!
国民は正義とは如何なるものかを理解し、教育基本法に基づき、日本国憲法を遵守しなければならない!
脳科学者らの「強い正義感」の否定は理念テロであり、国民の善悪の判断を歪める! 罪悪である論拠を示せ! 科学的証明をせよ!
脳科学者らは、正義感の強い人を「正義中毒」と公言している限り、正義無き道徳教育の基本理念を示せ!
国民が正義感を抱くことを卑下し、罪悪のごとく否定して、「正義の希求」をも冒涜するような断定は許される筈もなく、国家の根幹を否定するものである。
間違いを正すことも「正義中毒」と蔑称して、言論の自由を侵害するのか!
脳科学者らよ!
「真理と正義を愛する」正義感の強い人間に成長することは教育基本法に違背するのか!
正義感を養い、正義感の強い人間になることは、精神病者のごとく見做されるのか!
個人の価値と尊厳との認識が備わるから、正義を全うできる! 正義感の強い人間の人格を否定して、社会悪のごとく卑下するな!
お前らの教育基本法の理念を説明しろ! どの様な人物像を目指して国民は成長すれば良いのだ!
博士号の資格にかけて説明せよ! お前らの「正義感の強い人」に対する冒涜は人格否定だ!
説明出来なければ、その責任を負え! お前らの「正義感の強い人」の認定は間違っている!
日本国民の教育の根幹にかかわる問題だ!
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