サニテラの仲間達

退職を機に、自分は残りの人生で何をしたいのか心の声に耳をかたむけ山小屋生活を楽しみ、世界を歩く夢を実現したいと考えてます

東南アジアの旅 旅を終わって

2025-01-17 07:00:00 | 旅行
今回の旅の総括(全て2人分)
1.旅の総費用
総じて予算以内で収まりましたが、宿泊費は上手くやればもっと低予算で高レベルの宿泊施設を選択できたし、食費はどの国も普通の食事をしてたら予算オーバーするので食事を抜いたり安い果物に変えたりと、かなり節約もしました。またビールがどの国も予想以上に高くて、次回からはビール枠でも管理が必要だと思いました。

合計金額 567,035円
(1日平均=16,201円)

詳細
VISA     11,264円(2%)
交通費  197,993円(34.9%)
通品費    15,701円(2.8%)
宿泊費  150,341円(26.5%)
食費   101,602円(17.9%)
観光費    52,766円(9.3%)
洗濯費   1,261円(0.2%)
お土産   33,770円(6.0%)
その他     2,337円(0.4%)

・お土産代を除く旅自体の費用は533,266円(1日あたり15,236円)
・日本からの往復航空券を除くと415,709円(1日あたり11,788円)
・全ての交通費を除くと324,009円(1日あたり9,254円)

当初の旅の総予算は40日で55万円なので近い数字になった。
総交通費予算は20万円だったが、航空運賃の上昇分をバスや電車移動が増えて予算内になった。
<1日あたりの費用>
総費用16,201円/日
宿泊費  4,421円/日
食費   2,988円/日
SIM   3,140円/国あたり

・予算程度で収まったが、思ったていた以上に各国の物価が高く、費用が抑えられた分、観光や食事の費用を使わなかった。
・宿泊費は、台湾の1日あたり9000円が大きかったし、もっと平均宿泊費を抑えながらホテルの場所を選べばホテルグレードも上げられたと思うが、観光地に宿泊するメリットもあり善し悪しかも。
・食費はもう少し色んなものを食べたかったが、想像以上に高くて食べられない悲しい結果になった。ビールの値段が高く今回は食費の中のビールの割合は不明だが、多分かなりの比率がビール代金になっていると思われる。私達は元々少食の方だから、この値段で済んだとも言えて、まだ現役で食欲旺盛なら2倍以上の費用は必要だったと思う。
・SIMカードは、1人当たり1か国で1550円程なのでe-SIMよりも安い感覚。e-SIMのリスクがある限りは通常のSIMを使うべき。


戦利品の数々

小さな記念のお土産

2.旅で感じた事・思った事
・男性の私から見て、若い女性の見かけの美しさに関して、肌の色は全く関係なくハッとするような美人はどんな肌の人種にでも沢山いるという事。
・内面の女性らしさと美しさ
その立ち振る舞いで感じる美しさ。内面の優しさや思いやりなどが立ち振る舞いに現れてますが、日本人女性との比較では、圧倒的に日本人女性に軍配が上がります。比べ物にならない圧倒的な美しさだと思う。世界中の男性から日本人女性が好まれるのはこの見かけに加えて内面の優しさら滲み出てしまう美しさが相まって飛びぬけた人種になっているからだと再認識、確信しました。
特に今回分かった外人女性は、外見が女性なだけで悪い意味で内面での男女の差は既に何も無いと思いました。肉食女子と言う言葉が日本語にもありますが、そんなもんじゃなくて男性そのものだと思います。勿論、そんな人ばかりじゃなく可愛らしい優しい心の持ち主も居るとは思いますが、探しても少ないんじゃないかなと思えるくらいに感じます。今回の旅で見た若い女性達は、爺さんの私から見ても以前と比較しても更に男性側にパワーアップしていると思いました。しかし今回旅をしたアジア各国の現地の女性に関しては、どの国の女性も内面的に可愛らしい人が多いとは思いました。また、女性から見た男性感を神さんに聞くと、イケメンはチラホラいて全体的に優しいそうだとは思ったものの、それよりも女性が強いと強烈に感じたと言って、外国の男性から日本女性がモテるのが良く分かったと言ってました。

日本の国力低下
・日本車の比率が落ちていると思った。
タイではまだ日本車がメインですが、日産車が少なくその分が韓国のヒュンダイにに置き換わっているように思えました。カンボジアでは自家用車はヒュンダイとトヨタの一騎打ちだと思いましたが、バスやトラックはヒュンダイ一色になっていました。ベトナムのハノイでは、トヨタとヒュンダイが競りヴェトナム車が後を追う感じでした。ラオスではトヨタが強く7割程度の感じでヒュンダイが後に続く感じ。
乗用車ではホンダ、マツダが少し見るが日産は殆ど見なかった。
日本車の中ではトヨタの強さは圧倒的だと感じましたが、その他のメーカー車を見なかったのがとても寂しく思いました。以前はもう少し比率はあったと思うもどこに消えたんだろう。ヒュンダイに市場をとられてしまったように感じました。
・日本人の旅行者がいない。
日本人の旅行者がいない。どこに行ってもいない。ベタの観光地に行ってもいない。ほんの少しいる日本人観光客は、個人旅行者やそこに住んでる日本人。団体客などどこにもいない。どうした日本人!東南アジア観光は、今は中国人と韓国人にとって代わられている。どこに行っても案内板は英語の次は中国語と韓国語で日本語はほぼ無い。ATMでも現地語、英語の次は中国語で古い日立製ATMが日本語表示を選べたくらいだった。なにが悪いのか誰が悪いのか日本がアジア諸国から消えかかっている気がした。現地に住む日本人グループと話していて「もうこの国では日本は終わった国だと言われてる」と聞いたので、私は夢と希望は今の日本に芽吹いている。長い30年デフレだったが、早ければあと1年後には日本は大復活して、世界にもう一度日本の名前が叫ばれる時が来ると、私なりの持論で勇気づけたつもりでしたが、とても悔しい気持ちになりました。

物価の比較
私達の物価比較はビールやワイン、日本で言うラーメンにお菓子の値段の比較です。
・ワインは日本が圧倒的に安い。日本だとチリワインはじめ、1,000円よりも安いワインも美味しいものが沢山有るし、2,000円まで枠を広げればもう選べないくらい多くの美味しいワインが有ると思います。ベトナムにいた時に、ワインを飲みたいと思って探したことから始まりますが、ベトナム、カンボジア、タイとどこの国もそんな安い値段の設定されてなくて、ましてやワインの陳列方法や、温度管理なんて無いに等しく古いワインが埃を被ってる様な感じでした。値段にしても日本では1,000円以内で販売されている様なものが2,500円位してビックリしました。それはどこの国でも似たり寄ったりで、多分ワインを飲むと言う習慣が無いから高い値段設定だろうと思われると同時に、日本では多くの種類を簡単に選べる幸せと、それらを輸入したり販売する関係企業の努力にも感謝しました。
・日本のラーメンと似た各国の国民が普段から食べている麺類の値段で物価の比較ですが、ベトナムでは300円~程度、カンボジアでは大体380円から450円、ラオスでは360円程度でした。日本のラーメンとは簡単に比較は出来ませんが私の地元の博多の長浜ラーメンが350円から500円程で、量や味も日本のラーメンの完勝だと思います。味も量も店のレベルも日本のラーメンよりも劣るこれらの国のB級グルメの中でも最安レベルの食べ物価格でさえ、単純にとても高いと思いましたが、悲しいかなそれが現実でした。
・お菓子なんかも、泣きたくなるくらい高い。何から何まで高い。兎に角高い。例えばポテトチップスの小さい袋で日本だと100円程度のものは、大体200円以上。ビスケットは日本で100円程度の小さな物が250〜300円、チョコも板チョコが100円程度だと思いますが同じレベルで250円くらいしてました。そもそも日本みたいに商品選択肢が無いし商品も古い。コレじゃ東南アジア人から見ても日本は天国に見えるに決まってます。
・ビールは日本のビールと比べれば安いですが、日本には発泡酒や第3のビールも有ります。それらと比べるとこのビールの分野でも発泡酒や第3のビールレベルの値段ですから、手放しで安いと決して言えませんでした。


YouTuberの嘘
私は今回、動画を撮ってYouTubeにでも上げようと思っていましたが、完全に諦めました。理由は2つあります。
1、そもそも面倒くさい。
旅をすると自分の目で見て感じる事で、その思い出が脳に刻み込まれると思います。今、目を瞑ってその光景を思い浮かべると懐かしく思い出して良い気持ちになります。写真を撮るのも私にとっては重荷です。流石に気が向いたら撮りますが、神さんが今回もたくさん写真を撮ってくれました。なので必然的に私が被写体になった写真が増えています。
2、YouTuberは誇張しすぎで嘘つき
今回の旅でも沢山のYouTuberの動画を見て参考にもなったし行先もそれによって決めたりもしました。ですが、良くも悪くも動画再生数を増やす為なのか、カメラワークで誇張して良く見せていますし、現地ツアー参加やホテル動画も現地に行って値段を調べてみると、少なくともとてもバックパッカーには泊まれない1泊何万円もするようなホテル滞在だったりする訳です。勿論、そこに彼らの嘘は無いのですが、その観光地がとてつもなく素晴らしいと思って行くと、そこは既に欧米人の好みの宿泊施設にレストランにバーが乱立した観光地に変化されていて、中国人の団体と韓国人の個人旅行者も入り交じったカオスとなっていたんです。まずその事実をきちんと伝えろよ!と思いますが、それを言わなきゃそりゃもう、私としては騙されたようなもんです。なので、私はそんな人を騙すような勘違いさせるような動画は作れないと考えた訳です。


その他
日記の中では、私が見て感じた中国人をありのままを書きましたが、一つだけ心温まるような漫才みたいな、こんな事もありました。ナイトマーケットで地面に座り古いバナナを売っている(お父さんを除く)家族がいました。細い道の両側に陣取り片側にお母さんと赤ちゃん、片側に10歳くらいのお兄ちゃんと、すぐ側に6歳くらいの妹に分かれてそれぞればらばらに他人を装いバナナを売っているスタイルですが、全員家族です。中国爺さんが、その中の妹が1人でバナナを売っていると思った様で、1房いくらか中国語でしゃべりながらジェスチャーで買おうとしています。妹は1房幾らと手の指で答えている様でした。お爺さんはその子が可哀そうに思ったのか、それじゃここにあるバナナ全部買ってあげるからと言っているようです。そこで全部でいくらになるのか分からない妹は隣のお兄ちゃんに話しかけて相談始めました。どうも総額がわからないようでなるべく高く売りたいのは妹で、お兄ちゃんは安くしている様で兄妹で言い合いが始まりましたが、反対側に座っているお母さんは、その様子を見ていてとうとう身を乗り出してお爺さんの後ろから指示をを出し始めました。お爺さんの仲間の観光客は、皆が家族だと分かったようでお爺さんを止めに入りますが、もうお爺さんは買う気満々です。私は少し離れたところで見てましたが、小さな女の子を助けようと考えた人の良い中国人のお爺さんと、バナナが大量に売れると思い堪らず身を乗り出したお母さん。皆が家族だとお爺さんの仲間にバレてしまい、お爺さんの仲間に止められるも爺さんは買う気満々になってる経緯がとても面白くてコント漫才でも見ているようでした。
少なくとも私達は毎日見ていたその家族から古いバナナを買う気も無かったのに、お爺さんは買ってあげようとした、その行為自体は「良いなあ」とほっこりしたお話でした。

さて次の旅は、どこに行こうかな!