Julien Clerc Le Coeur Volcan
日本では全くヒットしなかった。レッドツエッペリンやローリングストーンスの時代だったもんね。こういう歌い上げるスタイルは歌詞カードを見ながら聞こうとする時代でも一般受けはしなかった。ま、当時でもヨーロッパやフランスは過去(デモデ:時代遅れ)のざわめきでしかなくなってた。けど、でも、ジャックブレルのジャッキーみたいな曲の英訳版がスコット・ウオーカーならヒットしてた。
先日、若いやつ(20代前半の日本人)と話してたらレッドツエッペリンの名前も知らなかった。まあ、ブルーノ・マースも知らないんだからしょうがない。
びーとるずという固有名詞は知っててもメンバーの名前は一人もしらない。どりふたーずといえば、かとちゃんとしむらけんだ。ビデオ全部そろえてます。うまれるまえでしたけど、おもしろいですよねえ。ましてや当時のフランスのポップ歌手なんて一度もその短い人生では名前すら聞いたこともないんですねえ。
大昔の若いその日ぐらしの肉体労働者たちのロック好きなものたちが歌詞カードを追いながら英語の歌詞を耳でたどり筋肉でリズムをシェアしていたような時代はやっぱり過ぎたのだろうなあ。
自分の若いころをふりかえると、ソ連邦やウクライナや東欧のアフリカや南米の歌い手なんか聴いてなかった。アルゼンチンやブラジルの歌手を西新宿の「レコード店」でへえ、こういう歌手がいるんだ程度だった。今はそのての店もない。足で歩きまわってる代わり、ネットで聴きまわってる若い人たちがいるはずだろうけど、周囲にはいない。
年をとるってのはこういうひととのつながりの世界も縮小するってことでもある。
ジュリアン・クレール、好きな歌手です。昔も今も。昔のも、今のも。