アルシャードガイアリプレイ『神の贈り物』稲葉義明
タイムパラドックスというか、時間遡行もの(PC一人の設定だけだけど)。こういうSFチックな物語は大好きだ(笑)
(「歴史が分岐する特異点」という一般的な考え方には賛同できない(例えばある人物が為した事を変えたいのであれば、過去に戻ってその人物を消す他に、その人物に影響を与えたもの(親とか教師とか友人とか読んだ本の著者とか見た風景とか)を消すことでも変わってくるはず。だから「過去を変えるのに最も効率的な点」という意味なら分かる)けど、物語のタイプとしては大好き)
(てゆーか、実際には過去に未来人が降り立っただけで空気の流れや光をさえぎったり、呼吸や飲食で現地資源を消費したり、さらには微生物や匂いをバラまいて現地生物に影響を与えたり、周囲への影響は積もり積もって計り知れないはず。だけど、物語のタイプとしては大好き!)
ケイの“ちょっとだけ空回りになりかねない程度の”(純情という感じではない)愉快で元気な言動も、意外といないタイプで、いいなぁ(笑)
ところで、フランの口絵イラストを見たとき最初に思ったのが、「パトレイバー(それも零式)じゃん!」。でも他のイラストを見ると、おでこの丸さからどこぞの攻撃型芳香剤が思い出されるかも。
用語解説が章ごとにまとめられているんだけど、ちょっと微妙。
章の前にあるから いわばネタばれに近い感じのものもあり、初めて読むにはどうかなぁ。後から確認したい時はまとまってる方が便利だけど。
でも読んでて知りたい用語が出てきたときに前に戻るのも面倒だ(と言うか もどかしい)から、やっぱり同じページの左か下にある方が分かり易いかな。
(でも用語をよく知ってる人からすれば、同じページにあっても邪魔なだけ?)
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