Route 136

国道136号線―セラピストの日記

日本の風習―神棚

2010年08月06日 | 日本のこと
今朝もいつものように神棚の水をとりかえました。
榊の水は父がやっております。
毎日淡々と。

榊は近所の農家のおじさんが頻繁に持ってきてくれるので、絶やすことがありません。
ありがたいことです

ところで、神棚にむかって右側の榊の方が枯れやすいということ、ご存じでしたか?
ほぼ毎日神棚を見ておりますとよくわかります。
父もそう申しておりました。

これは地元の神様(氏神)が巡回をした時に、右側の榊に宿り、家の穢れ(気枯れ)を祓ってくれているからだそうです。
神様の世界からしたら榊は大きな森に、器の水は広い湖になっているとのことです。
森林浴と水浴びをされながら各家庭を毎日巡っているのですね、きっと。

日本のこの風習、よくよく考えてみるとすごいことだと思います。
木と紙(お札)とお水だけで神祀りを何千年と続けてきたのですから。
とてもシンプルですが、シンプルだからこそ、原点を感じませんか

呪文を唱えることもなく、ただ2礼2拍手。
出てくる言葉はただただ感謝のみです。
歳とともにそう思えるようになりました

日本の山々と神社

2010年05月06日 | 日本のこと
ゴールデンウィークは富山に用事があり、伊豆から富士山経由で北上しました
富山は伊豆の反対側。そしてその間には沢山の大きな山々があり、車窓からの景色にびっくりしました
   高い でかい 白い
山肌は急峻。木々の感じも伊豆とは全然違う…当り前なんですけど、驚きの連発でした

富山の帰りに乗鞍岳・御嶽山が一望できる飛騨たかね野麦オートビレッジ(http://www13.plala.or.jp/nomugi/camp/)でキャンプをしてきました。
山奥だけあって、景色はサイコーです

以前「妙見信仰」の本を読んだ時に、日本を代表する山々が中部地区に集中してあるのは、宇宙の真理を反映しているから、という文章を目にしたことがあります。

あの山々を見ていると、「ふむふむ」という気持ちになりました。

以下は抜粋です。

「北極星を頂点とする柄杓(ひしゃく)の形と、 北斗七星が現す柄杓形象の2つの柄杓が、日本の国土に反映・転写されています。

  立山=男神山=γ星
  白山=女神山=β星
  御嶽山=男神山=ζ星
  浅間山=女神山=η星

この男・女・男・女で構成される4つの山を線で結びますと菱形の箱になります。
この箱は、北極星と 北斗七星のそれぞれが現す柄杓の型を意味します。
伊勢神宮外宮(Polaris)を北極星の位置とみなして、柄杓の形を重ね合わせますと、その間の山々やポイントの神社なども見えてくるでしょう。」

神社はなぞ多しなんですが、そういうことなん↑ですね。
日本人として、もっと勉強しなければダメですね~…。

それにしても神秘的でロマンチックな内容です。日本て素敵

実は今年は私の地区がお祭り当番で…たぶん、大変になります

でも、お祭りにも宇宙の真理が隠されていると思って、地区のみなさんと協力して前向きに楽しんで取り組んでいきたいと思います。ハワイ語でいうポノ(Pono)ですよ。ポノ

その過程もこれから少しずつ紹介していきたいと思います
ちなみに土肥のお祭り(10月の3連休)には仮装行列と余興があり、仮装行列は私が小さい頃は足軽をやりました(笑)

今回は何になるのでしょう…?自分では決められないのです…

また足軽でもいいです





 


お彼岸

2010年03月29日 | 日本のこと
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉がありますが…まだまだ寒い日が続きますね~
今日なんか伊豆でさえ雪降っちゃうし。。。
青木は明日からロルフィングの合宿で長野の山奥(別所温泉女神山ライフセンター)に行ってまいりますが…寒いの大嫌い
合宿中は6時起床なので、お布団から出れるかどうかが心配です

話はお彼岸にもどり…
祖先を尊び、死後の世界の人々へ供養を捧げるこの「お彼岸」という習慣は、どうやら日本だけのようです。

お墓に手を合わせ、お線香をあげることにどんな意味があるのか知らず、形式的に行っている方がほとんどだと思いますが…

実はあのお線香の先の赤くなっている部分があの世では大きな炎となって周囲を照らし、煙の粒子(煙)は霊が必要としているもの(食べ物など)になるそうです。

他にもお線香(特に煙)にはいろいろなものを浄化・中和する働きがあるということで…
だからいろいろな宗教的儀式で使われているのですね~。

そして、手を合わせ、ご先祖さんへの感謝の気持ちを送ることで、その思いが供養となり、早く成仏できるということです。
成仏したご先祖さんは子孫の守り役となり、みえないところでせっせと働いてくれているそうですよ

すご~い危ない経験をして、助かったことありませんか?
こんな時はご先祖さんも自分の身を投げうって助けるそうです。
霊だから身の危険はないんじゃないの?と思うかもしれませんが、現実界への具体的な干渉というのは霊の世界からしたらそれなりのリスクを負うらしく…

だから、命を粗末にしてはいけないんですね、、、いろいろな人や存在に迷惑をかけることになってしまうのですから

私たちはけっして一人で生きているのではないのだな~と思います。

命をつないできてくれたご先祖さん達の代表として、命を与えられたことに感謝し、守られていることに感謝し、一生懸命生きることが私たちの性(さが)なのですね、きっと。

時々仏壇に向かって手を合わせながらお願ごとを言っちゃったりしますが、本来ならお願いごとではなく、自分の抱負を述べたり、感謝の気持ちを送る姿勢が正しいのかもしれません。

お彼岸だけでなく、思った時にはお線香をあげたいものです。

なぜ青木がこんなことを知っているか?!
特別な信仰があるわけではありませんが、日本の外に出て日本を見た時に
「実はすごい国だったんだ~
ということが分かったからです。
それで日本人としてもっと日本をちゃんと知ろうと思ったのです。

いろいろ調べましたよ~

日本ておもしろい

日本の伝統のこと、これから少しずつ紹介していきたいと思います。

ではそんな感じで、明日からの部活並み?!の合宿に備えて今日はします。

約一週間お休みをさせていただき、皆さまにはご迷惑をおかけします。
腕を磨いて帰ってまいりますので、これからもどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m