先ほど、地域の用事があったので近所のお家へ行ってきました。
すると92歳のいつも新鮮な野菜を持ってきてくれるおばあさんがベッドの上で足にシップを貼っているところでした。
左足の小指が靴を履くと痛い、と言います。
見てみると小指の外側に魚の目ができていました。
魚の目ってかなり痛いんですよね~!
私も経験があります。
お医者さんに行ったけど痛み止めしか出してくれなかったようで…
1日3回飲んでいると言います。
正直、私は残念な気持ちになりました
お医者さんは「小指が痛い」と訴えたおばあさんのどこを見たのだろう?
と思いました。
神経痛? 年寄り病???
せめて「魚の目です。皮膚科へ行って下さい。」か「薬局にいって
魚の目コロリを買って下さい。」か言っていただきたかったです
地域がらお年寄りが多いので、先生もちょっとした訴えはサラっとながしてしまうのでしょうか
でもそのちょっとしたサラっとした訴えにこそ世紀の大発見があるかもしれないのに
と思ったのでした。
笠原先生はそのちょっとした訴え=原因不明の訴えに正面から向き合い、「浮き指=指上げ足」を発見されました。
そしてタコや巻き爪の原因も。
お医者さんに行けばタコは削り、ひどい巻き爪は手術だと思います。
しかし、これは対処療法にすぎず、根本原因を解決していません。
また再発します。
タコや巻き爪のある方は足の形が崩れているので、まずは足を整える必要があります。
足を整えることで重心がかわり、正しい足の使い方ができるようになります。
そうすると自然とタコも魚の目も解消されていきます。
詳しいことはこちらのサイトをご参考下さい。
タコと魚の目の違い
痛みには必ず原因がありますので、そこをまず理解することが改善の第一歩だと思います。
話を戻し、このおばあさんの足、内反小趾(小指が親指側に曲がっている状態)で薬指も小指にはりついて同じ方向に曲がっていました。小指が曲がったところにO脚のせいで重心が小指の外側にかなり偏り、いつもそこを靴の中から地面に打ちつけていたことで皮膚が厚くなり、しまいには芯ができて魚の目になってしまった模様です。
その部分を軽く押すだけでかなり痛がったので、これは脛骨神経が…坐骨神経が…云々ではなく、あきらかに魚の目だということがわかりました。
本当なら皮膚科に行って対処してもらうのがいいのですが、腕のいい皮膚科は山一つ向こうだし、魚の目コロリもおばあさんだとうまく処置できないと思ったので、私が思い切ってカッターで削りました。
芯摘出に1時間
バイ菌が入るといけないのでティートリーの原液を最後につけて、小指の位置を整えるようにテーピングをまきました。本当なら継続してテーピングをやったほうがいいのですが、なんか営業ぽくなるのもいやなので、とりあえず応急処置で。
テーピングをとったら一週間は消毒液(マキロン)をつけ続けて下さいね、と伝えました。
近所なので時々様子を見に行きます。
おばあさんはこの小指の痛みを長く患っていたそうで
「指が腐ったらどうしようかと思ってた。でもお医者さんに診てもらったし、何度も病院を変えるのも家族に迷惑がかかるし…」と言っていました。
歳も歳だし、原因もわからないし、いつでも車を運転して自由に動ける身ではないし、、、
不安になりますよね。
家族が忙しければ近くにいる誰かができる範囲でサポートしあえばいいのだと思います。
それが地域社会のいいところなのかな、と。
それにしても、巷にあふれている原因不明の症状が早くいろいろと解明されたらいいな、と思います。巷のものってどうしてもながされがち
地方の整形外科や接骨院は原因不明の症状をもつお年寄りでいっぱいです。
笠原先生の理論を取り入れていただけたらこのようなお年寄りは激減するのではないかと思います。
足に由来する症状は本当に多いですし、実際こんな小さな私のサロンでさえ(本人も気づかない)足の問題を抱えている方が多いです。
私はまだ笠原先生のコースを取り入れたばかりなので、これから結果をだせていけたらと思っております。
やはり良くするためには継続が必要です。
継続は良くなるまでひたすら先生のところに通い続けるのではなく、「身体に覚えこませる」ステップを取り入れ、
正しい状態と正しい使い方が身体に定着するまでご自身でもちょっとしたトレーニングを取り入れていただくことです。
「ゆるめて」「整えて」だけの従来の施術法にこの「身体に覚えこませる」ステップを付け加えることで…多分症状は繰り返しません。身体の癖がとれるからです。
私のサロンのカサハラ式フットケア整体のコースではこの3つのステップが組み込まれています。
これで巷にあふれている原因不明の症状が一つでも解消できたらと思っております。
まだまだ勉強ですが、自分が14年間培ってきたものも取り入れながらいいものが編み出せたらなと思います