Route 136

国道136号線―セラピストの日記

施術について2

2010年07月29日 | 心・体
最近、施術で意識していることは体のラインです。

足や手といった末端を軽くけん引することで、体の縦のラインのどの部分に硬直や癒着があるのかを確認しています。
施術後に硬直や癒着がとれて骨格が柔軟性をとりもどし、本来あるべき位置に整うと、体のそれぞれのエネルギーラインも一直線になったような感覚をうけます。
でもこう感じるのは毎回ではありません。

貴重な時間もお金もかかるので、できるだけ一回の施術でこのようなかたちにもっていきたいとは思っています。
90分いただけると、うつ伏せ・仰向け・横向きで、あらゆる角度からアプローチできるので理想的だな。。。と思っていたところ…

長野の合宿で一緒にロルフィングを勉強したUさんと会う機会があり、技術シェアをした時のことでした。Uさんの施術は全身を触るのではなく、ポイントをおさえ、部分にしっかりアプローチする方法をとっていました。
「深い部分(意識体としての体―筋肉にたまった感情・思い)に働きかけるワーク(施術)ほど、一度に完全な状態へもっていかないほうがいい。体の変化に対してクライエントさんが疲れちゃうから。」と。

この部分への配慮が自分には最近欠けていたのだと思いました。

年数を重ねれば重ねるほど技術的な安定感が出てきますし、こうすればこうなるという手の感覚もそれなりに養われてきます。
ですので、できるだけいい状態にもっていきたい、結果を早くだしたいという思いが強くなり、施術に対してかなり主観的になっていることに気がつきました。

施術によっておこる変化は体だけでなく、心に対しても十分起こりえます。
筋肉のなかなか弛まない人は、やはり心のブロックも強いのかなと思います。
その背後には、大変な立場に置かれていたり…思慮深かったり…ということがあるかもしれません。

筋肉の疲労度・筋肉の質・生活習慣(食・睡眠等)も多いに関係してきますけど、それに加え、心の因子はもっと強い影響を体に与えるのではないかと思っています。
だからこそ、施術による繊細な変化をもっと感じつつ、体と会話しながらワークしていかなければいけませんね。

Tさんは本当にいいセラピスト(ボディーワーカー)です。
終わった後、しばらく体がラクでした。
とても勉強になりました。

これからも慢心することなく、施術に励んでいきたいと思います。

ウォーキング

2010年07月03日 | 心・体
「ウォーキングを始めたんだけど、足がだるい~」というお客様がみえました。

軽いウォーキングはむしろ血行をよくし、筋肉をほどよく弛めることができます

しかし、疲れが残るということは、体にとって過剰だったということになります。
そうすると負荷のかかった筋肉は縮んで硬くなり、疲れ物質である乳酸がたまってしまいます。
これが体にとってちょうどいい運動量であれば、次の日はコリがとれてすっきりしているはずです。

ですので、運動を始める際はいきなりいっぱいやらないことです(笑)
体にとってちょうどいい量を感じながらやることです。

やり過ぎたなという時は、必ず整理運動を少しでもいいのでやって下さい。
整理運動は縮んだ筋肉を伸ばし、代謝を促してくれます。

あと、冷やしてあげることです(クールダウン)。
乳酸は冷やすと溶けて流れます。
ペパーミントやレモングラス、ラベンダーを入れた冷水に脚を浸けてあげると、熱もとれてすっきりします。
精油は水と混ざりにくいので、先にはちみつや天然塩と混ぜてから水に入れるといいですよ。

やるとやらないとでは雲泥の差です?!

疲れは残さないように

季節の体

2010年07月01日 | 心・体
じめじめした日が続きますね

伊豆ではセミが鳴き始めました。

このじめじめする梅雨の時期から夏にかけて汗をうまく出すことができれば、「季節の体(整体)」に変化することができます

しかし、私たちの体は、湿気が多い気候環境のもとでは水分を体外へ排出できず、体内へためこもうとします。そうすると、かくべき汗も出ず、内攻してしまいます。

内攻するとどういう症状が出やすいかといいますと…

喉の症状(腎臓が原因:)
下痢
胃酸過多
呼吸器の症状

です。これは汗が内攻したために背骨に変化(歪み)が生じ、起こる症状です。
他には汗をかかなければ体内の水分調節が上手くできませんので腎臓に負担がかかったり、同時に体内の老廃物が毛穴から出る量が減るため、それらが体に蓄積し、肝臓に負担をかけてしまいます。

汗が私たちの体をメンテナンスしてくれているんですね◎

ですので出来るだけ汗をかきましょう!

これから夏にかけて天気もよくなり、もっと汗のでる季節となります。
夏にしっかり汗をかいておくと、秋・冬の体になることができます。

季節には季節なりの体になることが健康の秘訣―整体です。

夏に汗をいっぱいかかないと秋太りの原因にもつながるので、秋太りしたくない方は、汗をいっぱいお出し下さい