先日、長距離ランナーのお客様がみえました。
体脂肪を計ると10%以下、さすが(笑)
それはさておき…
走っている時に左ふくらはぎが痛くなったとのことでした。
このお客様の体を何回かみていて、足の使い方に癖があることがわかっていました。
左足の親指を立て、足の外側に体重をのせる癖です。
ですので、左ふくらはぎの外側から臀部(おしり)にかけて硬くなっていました。
今までに下肢のケガや仕事中の姿勢・スポーツといった要因がない方は「体の使い方がどうしてこのようになってしまったのか」原因を見つけることが難しいのですが
人の体の使い方には共通点(骨格の習性)もあり、それを理解することでこのお客様の左足の癖を紐解くことができます。
それは「効き足と軸足」の関係です。
人は大多数が右利きです。右利きの方は通常効き足も右で、左足が軸足になっています。
ですので、重いものを持ち上げたり、走ったりする時に効き足である右の親指に力を入れ
右足は前/後に
軸足の左足は内/外(左/右)に
重心を移動させながら体を使う習性があります。
別の言い方をすれば…
右足は縦揺れに対して耐える足=衝撃に対して踏ん張る足
左足は横揺れに対して耐える足=ねじれ波に対して踏ん張る足
となります。
それぞれの役割があるんですね~。
しかし
左利きの人やケガの経験があるとそれが逆転してしまうこともありますが、特別なことをしない限り、大概の方はあてはまると思います。
このお客様は右利きなので
軸足が左足
体重移動は内/外(左/右)
ですね。
足の体重移動が内/外(左/右)の時、皆さんは内側外側のどちらに体重をかけますか?
たぶん外側の方が多いと思います。靴も外側が内側より削れていませんか?
これも骨格の習性です。
重心が外側に傾いた時、バランスを撮るために同じ側の足の親指を立て踏ん張ります。
すると①同じ足のすねの外側の筋肉(前脛骨筋ライン)を過剰に使うことになり、前脛骨筋ラインの筋肉が硬く縮み→②重心がさらに外側に傾き→③膝の位置がずれ→④腿の前面に力が入らなくなり→⑤腿前面の筋力が脆弱化し→⑥膝が痛くなる
という負の連鎖が起こってきます。
このお客様の場合は④の段階でした。
筋力テストをすると腿前面の筋肉(大腿直筋)が弱っていました。
お年寄りで膝が曲がらなくなっている方は、経験上、このケースに当てはまっている方が多いように思います。
現に膝に痛みのある方は
足の親指がたっていないか?(90度以上親指が曲がると立ち指)
重心が足の外側にいっていないか?
チェックしてみて下さいね。
カナロアでの対処法として
◆硬直した筋肉を弛める
◆大腿直筋を強化するための神経ポイントの刺激
◆関連部位のストレッチ指導:足の甲を伸ばすストレッチ・臀部のストレッチ等
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1a/88/a170ad31a23628ae791f1091c83fb22f_s.jpg)
(腕がむきむき 顔がさ○こみたいで怖い~
)
あとは足のアーチの変形も関係してくるので、できるだけ素足で歩き、指で地面をつまむ感覚・筋力を鍛える
こともおススメしたいです。
このように足の親指が立ってしまうのは、靴の弊害かもしれません…。
最近メニューで取り入れたいなと思っていることは
足のアーチ矯正のためのテーピングです。
上記の方法も大切ですが、実際限界も感じるので、只今自分で実験中です。
私は右膝にケガがあり、右足の親指が立ち指になっています。
テーピングをして2日後、膝の痛みがかなり楽になりました。
ウォーキングをしててその違いがわかりました。
ということで、もう少し実験を続けてみて、メニューに取り入れていきたいと思っております。
ではでは皆様、どうぞ良い年をお迎えください。
来年もよろしくお願いいたします![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_en2.gif)
体脂肪を計ると10%以下、さすが(笑)
それはさておき…
走っている時に左ふくらはぎが痛くなったとのことでした。
このお客様の体を何回かみていて、足の使い方に癖があることがわかっていました。
左足の親指を立て、足の外側に体重をのせる癖です。
ですので、左ふくらはぎの外側から臀部(おしり)にかけて硬くなっていました。
今までに下肢のケガや仕事中の姿勢・スポーツといった要因がない方は「体の使い方がどうしてこのようになってしまったのか」原因を見つけることが難しいのですが
人の体の使い方には共通点(骨格の習性)もあり、それを理解することでこのお客様の左足の癖を紐解くことができます。
それは「効き足と軸足」の関係です。
人は大多数が右利きです。右利きの方は通常効き足も右で、左足が軸足になっています。
ですので、重いものを持ち上げたり、走ったりする時に効き足である右の親指に力を入れ
右足は前/後に
軸足の左足は内/外(左/右)に
重心を移動させながら体を使う習性があります。
別の言い方をすれば…
右足は縦揺れに対して耐える足=衝撃に対して踏ん張る足
左足は横揺れに対して耐える足=ねじれ波に対して踏ん張る足
となります。
それぞれの役割があるんですね~。
しかし
左利きの人やケガの経験があるとそれが逆転してしまうこともありますが、特別なことをしない限り、大概の方はあてはまると思います。
このお客様は右利きなので
軸足が左足
体重移動は内/外(左/右)
ですね。
足の体重移動が内/外(左/右)の時、皆さんは内側外側のどちらに体重をかけますか?
たぶん外側の方が多いと思います。靴も外側が内側より削れていませんか?
これも骨格の習性です。
重心が外側に傾いた時、バランスを撮るために同じ側の足の親指を立て踏ん張ります。
すると①同じ足のすねの外側の筋肉(前脛骨筋ライン)を過剰に使うことになり、前脛骨筋ラインの筋肉が硬く縮み→②重心がさらに外側に傾き→③膝の位置がずれ→④腿の前面に力が入らなくなり→⑤腿前面の筋力が脆弱化し→⑥膝が痛くなる
という負の連鎖が起こってきます。
このお客様の場合は④の段階でした。
筋力テストをすると腿前面の筋肉(大腿直筋)が弱っていました。
お年寄りで膝が曲がらなくなっている方は、経験上、このケースに当てはまっている方が多いように思います。
現に膝に痛みのある方は
足の親指がたっていないか?(90度以上親指が曲がると立ち指)
重心が足の外側にいっていないか?
チェックしてみて下さいね。
カナロアでの対処法として
◆硬直した筋肉を弛める
◆大腿直筋を強化するための神経ポイントの刺激
◆関連部位のストレッチ指導:足の甲を伸ばすストレッチ・臀部のストレッチ等
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/39/9a/497cadcca680bfa82e4de3c1c5ebc38f_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1a/88/a170ad31a23628ae791f1091c83fb22f_s.jpg)
(腕がむきむき 顔がさ○こみたいで怖い~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_shock2.gif)
あとは足のアーチの変形も関係してくるので、できるだけ素足で歩き、指で地面をつまむ感覚・筋力を鍛える
こともおススメしたいです。
このように足の親指が立ってしまうのは、靴の弊害かもしれません…。
最近メニューで取り入れたいなと思っていることは
足のアーチ矯正のためのテーピングです。
上記の方法も大切ですが、実際限界も感じるので、只今自分で実験中です。
私は右膝にケガがあり、右足の親指が立ち指になっています。
テーピングをして2日後、膝の痛みがかなり楽になりました。
ウォーキングをしててその違いがわかりました。
ということで、もう少し実験を続けてみて、メニューに取り入れていきたいと思っております。
ではでは皆様、どうぞ良い年をお迎えください。
来年もよろしくお願いいたします
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_en2.gif)