過労性構造体医学の勉強を初めてからいろいろなことがわかってきました。
身体の歪みの原因を「足」とすると、歪みのメカニズムが非常に解明しやすいのです。
簡単に言ってしまえば、「重力に対してバランスをとるように歪む」ということが原則です。そして最も重力の影響をうけるところが足。
足の状態と重心のかけ方をみれば、身体全体がどのように歪んでいるか、ある程度予測することができます。
極端に重心のかかっているところにはタコやまめ、皮膚が厚く皮がむけていたり、骨がでっぱったり、脂肪のかたまりがついています。
重心のかけ方が間違っているとこのようになってしまうのです。
正しい重心のかけ方は指も含めた足裏全体にかけることです。
極端にどこかに重心がかかるということがないのです。
このことについては後日説明していきますが、モデルさんは正しい重心のかけ方ができていて、足の筋肉が丈夫で、足の形もきれいな人が多いとのことです。
そのスタイルのよさは遺伝もあるかもしれませんが、足の影響もあるのかもしれません◎
ということで、正しい足の形、正しい重心のかけ方、正しい歩き方というのは本当に大事なのですね
何度も言うようですが、人の身体は重力に対し、安定するように進化してきました。
骨や筋肉の形・配置、そしてバランスは進化のたまもの― 遺伝情報にも組み込まれ完成された型。その型を崩しては何が起こるのでしょう???
退化???
認知症も含む現代病はその結果なのかもしれません。私の勝手な憶測です
やはり足は退化させてはいけません。
退化させないためには裸足生活は必須です!
この勉強を始めてから考えさせられる事が本当に多いです…。
ということで
今日は外反母趾のお客様の足を取り上げたいと思います。
※お客様の許可を得てご協力いただいております。
まずこの足を見てみて下さい。
高校1年生の女の子Aさんの足です。肩こりがひどく、中学2年生の頃から不眠症に悩まされていたといいます。体調不良で保健室にいることも多く、部活も休みがちでした。
一言いってしまえば― 無理もありません。
この足では大変だったと思います。身体も疲れやすい…。
実際、肩がガチガチ。
写真から観察できることは
●左右の外反拇指&内反小指。特に左側に強くでています。
●左親指の爪が変形しています。
●左人差指が他の指に比べ長く、曲がっています。親指が内側に曲がってしまったために指が前に圧しだされたという感じです。
●左足首を見て下さい。筋張っているのがわかりますか?重心が左外側に傾いているため、いつも踏ん張っている状態をつくっています。
●左腓骨が外側にでています。O脚になりやすい状態です。
過去にオスグット・シュラッター氏病(膝の変形&激痛)や、かかとに脂肪の塊のようなものがついた時もあったそうです。
これ、重心がかかとにあり、ガンガンかかとを打ちつけて歩いていたためにかかとを保護する防衛反応が働いて、そのクッションとして脂肪?がついたのです。
オスグット・シュラッター氏病の原因はこちらをご参考下さい。
力学的に解明しています→ カサハラフットケア整体院
重心がかかとに行く原因は何でしょう?
やはり指あげ足です↓
(C)Ashiura Balance Laboratory
指が上がる(反っている)ので、地面から指が浮き、重心がかかとにいってしまうのです。
ですので指をしっかりつけて歩きましょう。
これは訓練して身体に覚えさせるしかありません。
このAさんも指あげ足が左右でみられました。
指あげ足の方は、仰向けに寝た時に親指のラインが筋張っています。
普段、指を反らしているため、指が反れるかたちで筋肉が発達しそのラインが凝っています。
こうなっている場合はこのようにストレッチをかけて下さい。
手でやってもいいです。
(C)Ashiura Balance Laboratory
けっこう効きます。痛いです。(だから私も指あげ足)
この他にもいろいろと対処法があるのですが、あれもこれもできないので
①上記ストレッチ ②裸足生活 ③正しい重心からまず始めるようにAさんに伝えました。
Aさんの身体の状態が大変そうで早く改善した方がいいと思ったので、テーピングの他にサポーターを購入していただきました。
以前、整形外科で親指と小指を広げるシリコン製の外反母趾矯正具を購入し、指にはめていたそうですが、効果がよくわからなかったとのことでした。
基本、指を広げるだけではダメなのです。
「自律神経失調症は足と首から治す」笠原 巌著より
足の甲の2か所を締めないと指は開きません。
そして横アーチ・縦アーチを作らないと意味がないのです。
「自律神経失調症は足と首から治す」笠原 巌著より
テーピングやサポーターを使用した上で、正しい足の状態での①~③のエクササイズは効果的です。
Aさんのような足の子は実際に多いと思います。
靴下・スリッパは日常。
運動するときはしっかり足を固定するクッション性のある靴(=指で踏ん張らない靴=指の筋力低下を招く靴)。そして指先が広げられないローファー。
休みの日はおしゃれのため、ヒールの高い靴やかなり先細の靴を履きます。
指は締めつけられ、筋力も落ち、変形してきます。
そして何と言っても足裏に刺激のない現代生活。
足裏に刺激がないと足底反射が起こらず、足が退化してしまうのです。平衡感覚を司る小脳にも影響するといいます。
足にとっては極悪な環境です
若い時から足環境を見直す必要があると思います。
笠原先生曰く、外反母趾の強い患者さんは過去に登校拒否やひきこもりの経験のある方が多いそうです。
原因は足?!
心が弱いからひきこもるのではなくて、身体が大変だから心も弱くなってしまうのです。
非常に疲れやすい… やる気がでない… 集中できない… 身体が上手に使えない…私運動音痴?! 人より劣ってる?! 自己嫌悪にもつながってしまいます。
もしお子さんにこのような兆候が出ていたら、今一度足をチェックしてみて下さい。
犯人は足です?! たぶん。
このことも医学的観点から早く解明されたらな、と思います。
テーピングもいいですが、まず、足を鍛えてみませんか?
下駄や草履も手っとり早い方法です。
足が鍛えられます。
その時に忘れてはならないのは指あげ足にならないようにすること。
しっかり指で踏ん張って履いて下さい。
やっぱり日本人の伝統的生活様式は理にかなっているのかも。
日本人には日本人のやり方を。
原点は日本。
結論はそこになってしまったのでした
身体の歪みの原因を「足」とすると、歪みのメカニズムが非常に解明しやすいのです。
簡単に言ってしまえば、「重力に対してバランスをとるように歪む」ということが原則です。そして最も重力の影響をうけるところが足。
足の状態と重心のかけ方をみれば、身体全体がどのように歪んでいるか、ある程度予測することができます。
極端に重心のかかっているところにはタコやまめ、皮膚が厚く皮がむけていたり、骨がでっぱったり、脂肪のかたまりがついています。
重心のかけ方が間違っているとこのようになってしまうのです。
正しい重心のかけ方は指も含めた足裏全体にかけることです。
極端にどこかに重心がかかるということがないのです。
このことについては後日説明していきますが、モデルさんは正しい重心のかけ方ができていて、足の筋肉が丈夫で、足の形もきれいな人が多いとのことです。
そのスタイルのよさは遺伝もあるかもしれませんが、足の影響もあるのかもしれません◎
ということで、正しい足の形、正しい重心のかけ方、正しい歩き方というのは本当に大事なのですね
何度も言うようですが、人の身体は重力に対し、安定するように進化してきました。
骨や筋肉の形・配置、そしてバランスは進化のたまもの― 遺伝情報にも組み込まれ完成された型。その型を崩しては何が起こるのでしょう???
退化???
認知症も含む現代病はその結果なのかもしれません。私の勝手な憶測です
やはり足は退化させてはいけません。
退化させないためには裸足生活は必須です!
この勉強を始めてから考えさせられる事が本当に多いです…。
ということで
今日は外反母趾のお客様の足を取り上げたいと思います。
※お客様の許可を得てご協力いただいております。
まずこの足を見てみて下さい。
高校1年生の女の子Aさんの足です。肩こりがひどく、中学2年生の頃から不眠症に悩まされていたといいます。体調不良で保健室にいることも多く、部活も休みがちでした。
一言いってしまえば― 無理もありません。
この足では大変だったと思います。身体も疲れやすい…。
実際、肩がガチガチ。
写真から観察できることは
●左右の外反拇指&内反小指。特に左側に強くでています。
●左親指の爪が変形しています。
●左人差指が他の指に比べ長く、曲がっています。親指が内側に曲がってしまったために指が前に圧しだされたという感じです。
●左足首を見て下さい。筋張っているのがわかりますか?重心が左外側に傾いているため、いつも踏ん張っている状態をつくっています。
●左腓骨が外側にでています。O脚になりやすい状態です。
過去にオスグット・シュラッター氏病(膝の変形&激痛)や、かかとに脂肪の塊のようなものがついた時もあったそうです。
これ、重心がかかとにあり、ガンガンかかとを打ちつけて歩いていたためにかかとを保護する防衛反応が働いて、そのクッションとして脂肪?がついたのです。
オスグット・シュラッター氏病の原因はこちらをご参考下さい。
力学的に解明しています→ カサハラフットケア整体院
重心がかかとに行く原因は何でしょう?
やはり指あげ足です↓
(C)Ashiura Balance Laboratory
指が上がる(反っている)ので、地面から指が浮き、重心がかかとにいってしまうのです。
ですので指をしっかりつけて歩きましょう。
これは訓練して身体に覚えさせるしかありません。
このAさんも指あげ足が左右でみられました。
指あげ足の方は、仰向けに寝た時に親指のラインが筋張っています。
普段、指を反らしているため、指が反れるかたちで筋肉が発達しそのラインが凝っています。
こうなっている場合はこのようにストレッチをかけて下さい。
手でやってもいいです。
(C)Ashiura Balance Laboratory
けっこう効きます。痛いです。(だから私も指あげ足)
この他にもいろいろと対処法があるのですが、あれもこれもできないので
①上記ストレッチ ②裸足生活 ③正しい重心からまず始めるようにAさんに伝えました。
Aさんの身体の状態が大変そうで早く改善した方がいいと思ったので、テーピングの他にサポーターを購入していただきました。
以前、整形外科で親指と小指を広げるシリコン製の外反母趾矯正具を購入し、指にはめていたそうですが、効果がよくわからなかったとのことでした。
基本、指を広げるだけではダメなのです。
「自律神経失調症は足と首から治す」笠原 巌著より
足の甲の2か所を締めないと指は開きません。
そして横アーチ・縦アーチを作らないと意味がないのです。
「自律神経失調症は足と首から治す」笠原 巌著より
テーピングやサポーターを使用した上で、正しい足の状態での①~③のエクササイズは効果的です。
Aさんのような足の子は実際に多いと思います。
靴下・スリッパは日常。
運動するときはしっかり足を固定するクッション性のある靴(=指で踏ん張らない靴=指の筋力低下を招く靴)。そして指先が広げられないローファー。
休みの日はおしゃれのため、ヒールの高い靴やかなり先細の靴を履きます。
指は締めつけられ、筋力も落ち、変形してきます。
そして何と言っても足裏に刺激のない現代生活。
足裏に刺激がないと足底反射が起こらず、足が退化してしまうのです。平衡感覚を司る小脳にも影響するといいます。
足にとっては極悪な環境です
若い時から足環境を見直す必要があると思います。
笠原先生曰く、外反母趾の強い患者さんは過去に登校拒否やひきこもりの経験のある方が多いそうです。
原因は足?!
心が弱いからひきこもるのではなくて、身体が大変だから心も弱くなってしまうのです。
非常に疲れやすい… やる気がでない… 集中できない… 身体が上手に使えない…私運動音痴?! 人より劣ってる?! 自己嫌悪にもつながってしまいます。
もしお子さんにこのような兆候が出ていたら、今一度足をチェックしてみて下さい。
犯人は足です?! たぶん。
このことも医学的観点から早く解明されたらな、と思います。
テーピングもいいですが、まず、足を鍛えてみませんか?
下駄や草履も手っとり早い方法です。
足が鍛えられます。
その時に忘れてはならないのは指あげ足にならないようにすること。
しっかり指で踏ん張って履いて下さい。
やっぱり日本人の伝統的生活様式は理にかなっているのかも。
日本人には日本人のやり方を。
原点は日本。
結論はそこになってしまったのでした