Route 136

国道136号線―セラピストの日記

大腿四頭筋

2010年09月30日 | 心・体
フラメンコを始めて4年がたちます。
私は膝の怪我を何度もしているので、最初は「無理かな~」と思いましたが、やってみれば意外と大丈夫ですね(笑)
しかし、ステップによっては脚が思うように動かなかったり、痛みをともなうこともあります。
高校生の時に右膝のじん帯と半月板を痛めたためです。

その間…
右膝を固定していたため、筋力が完全に落ちてしまった―
予後も右膝がまったく曲がらず、脚を棒立ちにして歩いていたー
という状態が一年間続き…未だにその「体の使い方=筋肉のプログラミング」は残っています。

実際、小さい頃のケガでもそのプログラミングを解消してあげないと、一生引きずることになります。
怪我によって弱った筋肉は強化し、強張った筋肉や関節は柔らかくしてあげる必要があります。

私の場合は、この膝のケガで大腿四頭筋(腿の前面の筋肉)が衰え、この筋肉を使わない歩き方を何十年も続けていたので、それをかばうようにお尻(大・中臀筋)や腿の裏の筋肉(ハムストリングス)、ふくらはぎ(下腿三頭筋)の筋肉が発達してしまいました。
しかしこの大腿四頭筋―人体の中では最も体積のある筋肉で、脚力をコントロールするうえでは非常に重要な筋肉。下肢のメインともなるこの筋肉が上手く働かなければ、体全体のバランスは当然崩れます。

それに気づいたのが最近でした
フラメンコのステップの練習時に。

膝を曲げたステップが思うようにできなかったのです。
曲げようとすると痛みがでるのと、ガクっといってしまいそうで怖くてできなかったのです!
通常、人は膝を少し曲げた状態で歩きますが、私はこの動きができなくなっていたのです!!
自分の歩き方を観察してみると、膝を曲げないようにして(=大腿四頭筋を使わないようにして)膝をまっすぐの状態で(器用にも)歩いていました

筋肉は日常の動きでも使えば発達しますし、使わなければ衰えていく一方です。

まさにあまり使われず放置されていた大腿四頭筋

人はもともと「この動作にはこの筋肉をこう使う」という体の正しい使いか方がありますので、それに反するとどこかでバランスをとろうとします。

フラメンコをやっていて思ったのは、この大腿四頭筋が弱いことで、私は首でバランスをとろうとしていることがわかりました。フラメンコの動作をする時に首がよく動いています。
これビデオにとって観察するととてもかっこ悪いです。ベテランのフラメンカーは首が不動です。

10月の発表会まであまり時間はないですが、9月のあたまから大腿四頭筋の筋トレを始めています。仰向けで脚の上げ下げをするだけですが、脚が鉛のように重く感じます。
筋トレは回数ではなく質が大切です。
1回の動作をゆっくり負荷をかけて行います。
そうすると脳が刺激され、筋肉や骨の成長を促す成長ホルモンがいっぱい出てきて、日々繰り返すことで脳と体の回路ができ、効率のよい方法で筋力を鍛えることができます。

筋トレはじっくり辛抱強くがポイントです

大腿四頭筋の鍛え方:膝の悪い方はどうぞ(笑)
http://www.orth.or.jp/Hospital/knee/sitoukin.html 

ということで、あともう少し、筋力を鍛えながら頑張ります。
発表会が終わっても筋肉が出来上がるまでは続けますよ~

歩く時にちゃんと大腿四頭筋が使われるようになるまで。

そうしたら痛みを伴わず、強くどっしりとしたステップが踏めるようになると思います。

フラメンコは
 天にむかって渦をまくように手をうねらせ
   足は大地を強く踏みしめ、そして時には軽やかに舞うダンス。
手と足の独特な動きは、フラメンコにとってかかすことのできない表現です。
足で地面をけりあげなければ、天を仰ぐことはできません。

人の生きる姿そのものです。

人はやはり足元が大事です。
土台がしっかりしていないとその上にある心も頭も不安定になります。

何かをやっていれば何かがつながってくる―私はフラメンコをやっていて体に対する発見がいくつかありました。フラメンコをやっていなければ大腿四頭筋が弱っていたこともわかりませんでした。人の体はそれなりにわかりますけど、自分の体は無意識に近いので難しいですね。

何でもチャレンジすること大事

ボディーワーカーやセラピストはダンスや運動・体操をして、いろいろ経験することもっと大事 お勧めします!

モード系で

2010年09月17日 | 日記
土肥のお祭りまで一ヶ月をきりました。
お祭りで踊るフラメンコの練習も順調に進み…先日はメイク講座をやりました。
みなさん舞台メイクは慣れていない様で…

   「ボーグ(VOGUE)やエル(ELLE)になって下さい!!」

とモード系の雑誌を渡してメイクの練習をしたのでした…

最初は「わからない~

とぶりっこ気味でしたが、だんだん火がついてくると派手になっていったのでした(笑)

メイクを終え、髪の毛をセットし、衣装を着て踊りました♪

何か 違いますね~ いつもよりなりきっている!というか…

イスラムの女性も家の中では派手なようです。
まさにそんな感じ?!

でかいイヤリング ば~ん    
      真っ赤な口紅ど~ん
          つけまつげクル~ン

            真っ赤な衣装着て、スカート ふりふりしま~す

やはり、なりきること、大事ですね

人生の中で経験する機会はそうないと思います。
まさにソウルフード体験。

10月9日の本番が楽しみです。
土肥の神様も喜んでくれるといいな~

肩関節周囲炎

2010年09月15日 | 心・体
20代の女性のお客様が「右肩が上がらない~!!」とやってきました。

最近の行動を振り返っていただきましたが、原因が見当たりませんでした。

腕の可動範囲を調べたところ、原因は大胸筋(胸の筋肉)ではないかと思ったのですが、実際体を触ると大胸筋は柔らかく…鎖骨や胸骨(胸の真ん中の骨)、肩甲骨も特に固まってはいませんでした。首を回しても痛みはないとのことでした。若干骨盤の硬直は気になりましたが…。

50肩のお客様は同側の首や対側の脊柱起立筋(背骨沿い)の筋肉が硬くなっていることが多いのですが、このお客様もそのようになっていました。
でもガチガチではなく、骨格的な状態としてはまだ柔軟性がある方でした。

こうなると深部の組織の問題か、全体的なバランスの問題か(肩周辺に限らず骨盤や足の不均衡=歪み)、神経的(神経の興奮)なものなので、手技療法では限界があると思い、とりあえず硬いところを弛めた後、キネシオテーピングを肩周りにはり、一週間分のペパーミント&ラベンダー(鎮痛・鎮静・冷却作用)をブレンドしたオイルをお渡し、様子を見てもらうことにしました。

次の日「まだ痛みはありますが、腕を使える範囲が広がって、昨日よりは全然ラクになりました。」という連絡をいただきました。

よかった~

キネシオテーピングで効果がでたということは、一番は深部の筋肉の問題があったと思います。50肩の原因は筋肉だけでなく、ホルモンバランスの変化でもなったりします。あと原因不明のことも多いので、今回は原因がある程度はっきりしたのでよかった~と思いました。

あと内臓から温めてあげることも身近で手っ取り早い方法なので、白湯飲みをおススメしました。
50肩・ぎっくり腰・寝違え・胃痛・PMSといった婦人科系の症状等 効きまっせ~

50肩は民間用語で肩関節周囲炎が本名です(笑)
20代のお客様なので肩関節周囲炎(か?!)とカルテに書いておきました

今日は猫ネタで…

2010年09月13日 | 日記
オス猫タローが消えました。
まる2日間いなくなってしまったのです

ふだんは我が家で寝て食べての丸々肥えた癒し系の猫。

それがどうしてしまったのでしょうか?

数か月前にお腹の毛をむしる奇妙な行動をとっていました。

でもそれは野良猫の出入りが頻繁にあったり、来客が多かったせいなのかも?
と思っていたのでした。

母は「猫は死に際は見せないから、実は内臓のどこかが悪くなっていて、だからお腹の毛をむしっていたのよ!その時点でなんとかしてあげればよかった…(泣)」と、タローがいない間はほぼ一日中涙目になっておりました(笑)

タローが消えて3日目の朝、モコモコの毛がサバサバになり、砂まみれでやせ細って帰ってきたのです!
2日間様子をみましたが、ご飯は食べず、水すら飲めない状態だったので、獣医さんにつれていきました。あと尻尾のつけねをさわると痛がりました。

診断結果は尿毒症手前。
尿管が詰まっていておしっこが出なくなっていたのです。エコーで見てみると膀胱が直径10cmにもなっていました。腎臓の何とかという数値も5倍に跳ね上がり…即入院。

2日後、お迎えに行った時には私たちの方を見て、激しく鳴いておりました(笑)

原因は去勢したオス猫は「まったり ぼ~ 食べて寝て」になります。
運動をしないので、市販で売られている餌を食べているとどうしてもいろいろなミネラルが体内に残ってしまうようなのです。
注意点として できるだけドライフードを避ける、あるいはドライフードでもphコントロールされたものにする 缶詰や生魚など水分の多い餌をあげる ということでした。

てっきり夏バテかと思っていましたが、ある種、成人病でした(笑)今回でタロー体重2kg減◎

メスのミーシャはタローがいない間は逆に元気だったような~
タローを探してこいや~と思っていましたが…ミーシャの世界では一匹になれてラッキーだったようです。タローは甘えん坊でいつもミーシャにべったり…デブだし、猛暑だったし、ミーシャ的にはすっきり爽快?!♪

タローが戻ってきても平然。いつものようにタローの毛づくろいをしたかと思えば、ふぁ~ しゃー
猫のダッシュ音が家の中で響きわたっておりました。いつもの日々―
みんな元気がいいですね~

タローの毛並みももどり、フカフカ ふわふわの手触りに
父を筆頭に家族全員がその感触に癒されているのでした。

ミーシャは野良ちゃんですが、だぶんアビシニアン(アフリカ原種)がまじっています。
だから暑さに強いのかなぁ~(笑)? &野性的 にゃぁ~




体のメンテナンス

2010年09月10日 | 心・体
ここ一カ月、とても忙しくて自分をメンテナンスする時間がありませんでした
ある程度忙しい時でも、ストレッチをやったり、太極拳をやったり、自分でオイルマッサージをやったり…とセルフケアはかかさなかったのですが、本当にやる時間がなかったのです~

その結果、朝起きた時
手の関節全てがミシミシする
思うように手が開かない
頭と首の筋肉が一体化して背中の方に引っ張られる感じ
腰がミシッといきそうな感じ
がやってきました

腰がミシッという時は、左右の腰の筋肉両方が硬くなっている時です。

人は体を交差してねじるように歩きますので、左右の腰が一枚板のように硬くなってしまと、そのねじりの動きがない状態で無理に歩くことになるので、少しでも負荷のかかる動きをすると
ミシッバキッといってしまうのです。

…これぞ ぎっくり腰


昨日は時間があったので、1時間くらいかけてじっくりストレッチをやりました…
が、筋肉というのは何度も何度も教えこまないと記憶してくれないのです。
一回のばしただけではすぐにびよ~んと縮んでしまうのです。
だから反復して繰り返し伸ばしてこの状態が正しいんだよ、と教え込まないと
今の状態だと1時間のストレッチを一週間連続でやらないと解消できない感じです。
今晩も頑張ってやろう

筋肉は自分から縮むことはしますが、伸びることはしないのです。
ですから意図的に自分で伸ばさない限りは縮む一方なのです。

ですので、伸ばしてあげて下さい
縮んだところがコリとなり、血行が悪くなって血管から栄養が行かなくなり、老廃物がたまっていくのです。そうなりましたらむくみますし、血色も悪くなりますし、老けてしまいます

伸ばして気持ちい~という状態を脳が認識してくれると、早く弛みやすくなります



昨晩ストレッチが終わったあと、鏡を見ると、明らかに首が短くなっていることに気がつきました
まだ肩まわりが伸ばし足りないと思い、胸の筋肉を開くようにして伸ばし、胸鎖乳突筋と鎖骨近辺の筋膜を自分の指を使って伸ばすことにしました。これぞセルフロルフィング♪
鏡で見た感じ、少しは首が長くなったような気がしました

が、今朝起きた時、まだ背中に違和感があったので、背骨沿いにキネシオテープ(人工筋肉テープ 薬局で購入できます)を貼ることにしました。

これで大丈夫かな(笑)



自分のどこがまずいのかな?という身体感覚を養うことと
自分をケアする方法を一つでも多く把握しておくことは大事です。

そして、ボディーワーカーとしてお客さんの体の辛さを理解することも。

人の手のぬくもりを感じながら、誰かに癒してもらうこともいいことですけど(笑)
私もやるだけでなく、やってもらうほうも大好きです