お客様で不眠症の方が意外と多いです。
肉体的な原因としては頚のコリがあります。
頚が硬くなると交感神経が強く働いてしまうので、夜でも覚醒モード・戦闘モードの状態になってしまいます。これでは眠れませんよね。
対応策としては…盲点になっている部分を取り上げたいと思います。
□後頭部または仙骨(お尻の逆三角形の骨)を弛める
4本の指で円を描くようにグリグリとマッサージ、あるいはホットタオルをあてる。
後頭部付近や仙骨には副交感神経幹がありますので、ここの緊張をとることでリラックスモードの神経である副交感神経が強く働き始めます。
□肋骨を弛める
両手を上にあげ、左右の手を組み、体を横へ倒します。ただ横に倒すのではなくて、延びて気持ちよいラインがありますので、そのラインを見つけて伸ばします。
このようにすると肋骨が弛むので、関連して頚も弛んできます。
□筋肉の使い方を見直す
肩・頚の凝りやすい方は、何かの作業をする時に肩を引き上げて作業しています。
腕筋や背筋を使うべき時に肩の筋肉を使ってしまっているので、意識して肩を引き下げるか、力を抜いて作業してみてはいかがでしょうか。
□時々上を向く
デスクワークやいつも下を向いて作業している方は頚の骨のアーチがまっすぐに変形しやすいので、時々上をむいて、頚の骨を硬めないようにしてみましょう。
□カフェインをいっさいとらない日を作る
まさにこれが盲点となっているところなのですが、緑茶・コーヒー・紅茶・ウーロン茶・ジャスミン茶にはカフェインが多く含まれています。私も緑茶が大好きなので一日に何杯も飲んでしまうのですが、16時以降は飲まないようにしています。本当になかなか眠れない方は眠れるようになるまでカフェイン抜きの生活をしてみましょう。
これでけっこう眠れるようになった方が多いです◎
□寝るためのムード作りを体のためにしてあげる
寝る前は明るい電気の下よりは薄暗い中(間接照明)に身をおいてあげましょう。
リラックスできるアロマを焚くのもいいです。私は昨晩レモングラスを焚いて寝ました。覚醒作用のあるペパーミントやローズマリーでも好きな香りならOKです。ラベンダーの成分が不眠症にいいことは科学的に証明されていますので、初心者の方は真正ラベンダーがおすすめです。
□午前中に太陽の光を浴びる
眠りのホルモンであるメラトニンが太陽の光をうけて分泌されるので、午前中の15分は光の刺激を体に与えてあげましょう。太陽の光は3.86×10^26ワット
(386000000000000000000000000ワット)。電球では到底及びません。
すでにご存じの内容もあるかもしれあせんが、参考になれば幸いです。
眠りは健康の基本です。深い睡眠がとれていればそれだけでも整体効果があります