Route 136

国道136号線―セラピストの日記

経験から生まれた言葉は心に響く

2012年10月18日 | 心・体
頭で理解していても心で理解していないことがよくあります。
経験して初めて理解できる、経験しないと理解できない、ということなんですね。

経験して実感して吐きだされる言葉は心に入ってきますし、重みを感じます。

噛み砕いて消化した言葉はパワーを持ち、心をつき動かします。

苦い思いをして噛み砕けることもあれば、感動して楽しんで噛み砕くこともあります。

専門的な知識も脳ではその理論が理解できていても、目の前にその事象がやってきて全く気付いていないこともあれば、対処できないことも実際にあります。

「あの本の言っていたことはこういうことだったのか!」

となった時、始めて知識に魂が入り、技術にも磨きがかかるのではないか、と。

とにかく何でもかんでも経験しないと、ダメなのですね   







習慣が骨格を造る

2012年10月09日 | 心・体
どうして指上げ足(立ち指・浮き指)の方がこんなにも多いのか…

日常を振り返ると、ヒントというより原因がみえてきました。

例えばこのような姿勢をとること、多くないですか???


立ち膝。
このように足指を立てていること、よくありませんか???

その他にも
和式トイレでしゃがんでいる時
高いヒールを履いている時
背伸びしている時 etc.

もう少し範囲を広げると

裸足のスポーツ(武道も含む) 華道 茶道 着物を着た時等

「靴をはかない&正座をする」ことが含まれるものは全般的に足指をたてる動作が多いように思います。

私は学生時代に少林寺拳法をやっていたのですが、
蹴り全般は足の甲を寝かせず、足指を立てて蹴るように教わりました。
先輩はよく「前足底をたてて」という表現をします。

当時を振り返ると、少林寺拳法を始めたころから前足底の親指の付け根あたりに痛みを感じ始めたと思います。



細かく言えば、回し蹴りをしている時、軸足になった方の前足底の親指側の骨が突き出て地面に当たって痛い…

専門的に言えば「種子骨が痛い」です。

これ「種子骨障害」と言います。

「種子骨障害」の原因はやはり「指上げ足(立ち指・浮き指)」ではないかと思っております。

これ種子骨。


「Body Navigation」Andrew Bielより

しかし、整形外科学的には「指上げ足(立ち指・浮き指)」とういう概念がまだ確立していないため「使いすぎ」「運動のしすぎ」を原因とすることが多いようです。

「使いすぎ」「運動のしすぎ」は種子骨障害を助長するもので、直接的な原因ではないと思います。

「指上げ足(立ち指・浮き指)」になることでそこに強い衝撃が加わって引き起こされると考えれば納得がいきます。

では「指上げ足(立ち指・浮き指)」の原因は???となった時に、最初に戻りますが、日ごろの習慣・日本人独特の生活習慣が影響しているように思います。

   習慣が骨格を造る

ということなんですね。
このような習慣から、足指を反らすことが正しい方向と捉えられている風潮がありますが、現代人はこれらの筋肉(背屈)を使いすぎてむしろ過労状態の方が多いです。
足の甲が筋張って反っていませんか?そして、よく足がつりませんか?

人類の足指の発達方向は上でなく下です。すわなち地面。

地面を踏みしめることが本来の使い方です。

ですので心当たりのある方は「指上げ足(立ち指・浮き指)」とは逆の方向にストレッチを!

グーパーリハビリ運動もおすすめです。


「指上げ足(立ち指・浮き指)」は「よく曲がる◎柔軟性があっていい」と思いがちですが、骨の変形・足底筋の脆弱・脛(スネ)の筋肉の極度の緊張が隠されています。



写真は私の手と足なのですが、手でグーをした時に握りこぶしの先端に凹凸ができていますよね、足の甲側もこれくらいの柔軟性があった方がいいのです。
私の場合、ほとんど凹凸がありません。
指が自力では全然まがらないんですね~、小指・薬指はひどいっす、硬いっす
ついでに頭も固い

ということで「指上げ足(立ち指・浮き指)」は日本人特有の習慣病なのかも。

不安定な靴やスリッパをはくことで、脱げないようにと履き物の中で指をひっかけて歩いている方、「指上げ足(立ち指・浮き指)」を助長しています。これも習慣病です。


習慣は無意識ですから、意識するよう心がけていただくと…

身体のバランス全てが変わりますよ






ミランダ・カー

2012年10月03日 | 心・体
最近気になるモデルさんにミランダ・カーがいます。
雑誌で彼女のプライベート写真を見ると、平たい靴やビーチサンダル的なものをけっこう履いています。
でもきまっとる

    

足の指をみると、細くて長くて踏ん張れそうな足…外反母趾ではないですね(笑)



さて、靴でお悩みの方、多いと思います。
身近な靴屋さんで靴を選ぶ際のおさえるべきポイントは―

 できるだけヒールがないもの
 指先が窮屈でないもの(ブカブカすぎるのもNG)

です。

ヒールのある靴を履くと、タコもできますし、指先を使わずに2点歩行となり、かかとをガンガン打ちつけて歩いてしまうのでよくないです。
身体への衝撃はすごいものでしょう

あとぶかぶかすぎる靴がNGなのは、ブカブカだと靴の中で親指だけを反らせて脱げないようにひっかけながら歩いてしまうので、浮き指の原因になります。

ブカブカの長靴は要注意!

調理師さんがこれで身体を壊してしまったケースがあります。


ですので上記のような靴を選び、忘れてはならないのは

   靴の中ではとにかく指を浮かせないことです

5本の指がしっかりとつく広さがさればいいですね。


ということで、ヒールがなくても、ばんびろな靴でもおしゃれは可能なのです