赤ちゃんのアレルギーやアトピーの原因はいろいろあり、特定はできないのですが、前回は環境汚染化学物質に焦点を当ててみました。
我が子の場合は何でしょうね~
お医者さんでも分からないから分かるわけない
●消化機能が未発達のため、タンパク質が上手に分解できず、それがアレルギーとしてでているのか
●赤ちゃんの免疫機能が未発達のため、免疫細胞のTh1(バイ菌に反応)Th2(アレルゲンに反応)のバランスがとれず、Th2優位になっているのか
●極度の乾燥肌なのか(肌からアレルゲンが侵入し反応)
●前回のように体内に蓄積された環境汚染物質の影響なのか
39歳で出産。極端に偏った食生活ではないんですけど~。パン食よりご飯。お菓子は食べますが毎日大量ではありません。妊娠中は卵も週2~3回。ちょっと高めのものを買ってました。。。
自分が思うに、これ全部が原因で、食物アレルゲンが引き金になっているような気がします。
先日も赤ちゃん用のパン(国産小麦)を試しに(私が)食べてみたら、その夜が大変でした。
夜中と明け方3時くらいから朝までずっと掻きむしっていました
私の食事制限は確かに大変ですが、夜眠れないことを考えると食事制限をした方がまだ楽なのです~
いずれにしても年齢があがってくると、肌も丈夫になるし、消化機能も発達してくるし、また、体内に蓄積された脂溶性の環境汚染化学物質が半減期(自然に体外に排出されて体内濃度が半分になる時間)を迎えるので、2~3歳頃にはピタッと改善することがよくあるそうです。
ですので焦って短期間に完璧に治そうとするより、できるだけ症状を抑えながら、思い当たる原因を除去しつつ、保湿を心がけて年齢が上がるのを待つのがいいのかな、と最近は思っています。
しかし、時々どか~んと痒みが出た時には炎症を悪化させないためにステロイドを最低限使うことに。
お肌の炎症期間が長いと
●アレルゲンに対して過敏に反応しやすい体質(アレルギー体質)になってしまうため
●掻いて炎症がおきてじゅくじゅくしているところに細菌(
黄色ブドウ球菌)やカビ、ウィルスが入ると、そこからアトピー体質になってしまうため
です。
新たに参考にさせていただいたあるママさんのブログに
乳児湿疹や乳幼児のアトピー性皮膚炎の治療の極意は
「極力ステロイドをぐっと我慢して使わずに、皮脂を温存して、肌が強くなるのを待て!」
です。「肌が強くなる」というのはこの場合、皮脂の分泌が多くなり、皮膚が分厚くなる、ということです。
とありました。
我が子のアレルギーと数か月格闘してきて、このママさんのこのお言葉が一番ぐっときました。
宣伝まがいのネットの情報は正直信用できません。
経過をつづった体験談が一番参考になります。
ではでは対処法ですが…
いつもながら前置きが長くなりすみません
今から記すことは私も実践段階で、完治を結論づけるものではありません。
「アレルギーっ子の生活百科」 角田和彦著を参考にさせていただきました。
もしかしたら何もしなくても2~3歳までには快方に向かうかもしれませんが、その年齢を下げられるかもしれませんので、授乳中だけでも一緒に頑張りましょう
とにかく守るべきはこの二つ
身体に入った悪い脂を出すこと。
これ以上体内に悪い脂を入れないこと。
では具体的に…
身体に入った悪い脂を出す方法
◎食物繊維・葉緑素(クロロフィル)の摂取
これらを摂取すると、十二指腸で消化された脂肪がダイオキシンやPCBと付着して便として排泄されるそうです。
自分の経験談ですが、スピルリナのサプリを5年ぐらい前から飲み続けているのですが、飲み初めてから1か月ぐらいで体重が急激に落ち、飲み続けている今でも体重はまぁまぁキープできています。もちろん妊娠中も飲んでいました。
サロンのお客様にも勧めてみたら、ちゃんと飲み続けた2人の方に体重減少がみられました。
このようなメカニズムが働いていたんですね。
私の飲んでいるスピルリナはドラッグストアで普通に売っているものです。
青汁やクロレラ、緑茶、グリーン系の野菜、海藻(のり・わかめ)でもいいと思います。
◎適度の運動や入浴で汗をかく
身体の脂は皮膚の皮脂線からも出ます。汗をかくことで多少ですが排泄されるため。
もし身体に溜まっていた悪い脂が出た場合は、皮膚が赤く腫れ、痒みがでることがあるそうです。ひっかいてジュクジュクしたところに細菌やカビ、ウィルスが入るとアトピー性皮膚炎になってしまうので、汗はかいても清潔を心がけて下さい。
これは自分の体内にどれだけ悪い脂が溜まっているかの一つの目安になりますよね。
生まれて1~2ヶ月の頃、皮脂の分泌量が増える時期に乳児湿疹がひどい場合は、お母さんの体内にけっこう悪い脂がたまっちゃっていたかもしれません。
我が子の場合はそれほどひどくありませんでした。スピルリナ効果か?!
だからと言って赤ちゃんに直接飲ませないで下さいね。
製品の注意事項をよく読んでからに。我が子には飲ませておりません。
◎セラミックに接触させた水を飲む。
脂溶性の化学物質は脂に溶けますが水には溶けません。それを水に溶けやすくさせることができるのがセラミックス水。水に溶ければ尿から排泄することができるそうです。
これはまだ自分も実践しておりませんがいずれやろうかと。
こう考えるとアロマテラピーで脂肪を溶かす作用が期待できる精油(ケトン類を含むもの)でマッサージするのもいいのかも。
ローズマリーカンファー・スパイクラベンダー・グレープフルーツ・カユプテ・サイプレス・ヘリクリサム等。もちろん赤ちゃんにはダメですよ!
ケトン類は毒性があるので授乳中のお母さんは控えた方がいいと思います。
グレープフルーツなら大丈夫といえば大丈夫ですが濃度は0.5%(通常は1%)にしておいた方が安全です。
妊娠する前の身体づくりの時にお勧めですね。
これ以上体内に悪い脂を入れないために
◎酸化した油脂はなるべく食べない
◆古くなった植物油脂
◆古くなった肉や魚の脂
◆植物油を使った料理(炒め物・揚げ物)
◆インスタント食品(カップラーメン・カレールー)
◆冷凍食品・レトルト食品・マヨネーズ・オイルドレッシング・マーガリン・ショートニング
◆油を使ったスナック菓子(ポテトチップス・エビせん・揚げせんべい・アイスクリーム・チョコレート)
◆ケーキ・菓子パン・クッキー・ドーナツ類
世に出ているほとんどの食品が該当しますよね。
食べていて酸化した味がしないから気づいていないだけで、既製品を買えば酸化した油脂をまず摂取することになります。
昔の加工食品は油は使わず微生物の力で発酵させた発酵食品だけした。
保存もきき、添加物は必要ありませんでした。
アレルギーは添加物入りの加工食品(保存のきく食品)を多食してきた弊害なのかもしれません。
加工食品のほとんどが原材料に主流のアレルゲンである小麦・卵・乳が使われていて、油を使って加工されています。
こう考えると一から作るって大事ですよね。
◎リノール酸・アラキドン酸はなるべく摂らない オメガ6系の脂肪酸
大豆油・コーン油・ひまわり油・紅花油・菜種油・サラダ油・ゴマ油 ←お菓子やお惣菜で多用されています。
卵・バター・チーズ・肉の脂身
成長や皮膚を正常に保つ働きがあり必要なものなのですが、ご飯を2杯食べれば足りるそうです。
重複しますが重要なので…
◆環境汚染化学物質が蓄積しやすい油脂=脂の多い魚や魚卵、肉の脂、家畜の肝臓、牛乳、チーズ、バターなどの乳製品、卵
◆およびその加工品
を極力食べないように。
体内にどれだけの悪い脂が溜まっているかは、体脂肪が高い方はそれだけでもその要素がありますし、つわりのひどかった方も溜まっている可能性はあります。
なぜならつわりで何も食べられなくなると脂肪をエネルギーとして使い、吐いて蓄積された環境汚染化学物質を出そうとするからです。
私はつわりの時期、口はまずくなりましたが、吐いたことはなかったので、そんなに溜まっていなかったのかなぁ~。
今度はアレルギーを起こさないための対処法です。
◎上記の油脂に蓄積されたダイオキシンやDDT(殺虫剤)などの脂溶性環境汚染化学物質はアレルギー反応を抑える力を弱めてしまう(=アレルギーが暴走)ので、汚染された油脂は極力食べない。
◎女性ホルモンは免疫を女性化するため極力食べない。母乳に女性ホルモンが多量に出ることはないので離乳食や離乳食終了後も避ける。特に男の子は注意。
エストロゲン:卵・牛乳・牛肉・鶏肉に多く含まれる。
⇒細胞性免疫を活性化。免疫の発達を障害。
プロゲステロン:卵・牛脂・乳脂肪(バター・生クリーム類・チーズなど)
⇒アレルギー反応(Th2反応)を活性化。
豚肉は女性ホルモンが少ないので汚染の少ない豚肉か魚を。
◎アレルギー反応を抑える油脂(オメガ3系脂肪酸)の摂取。
しそ油・えごま油・亜麻仁油に多く含まれるアルファリノレン酸
青魚に多く含まれるDHAとEPAが該当しますが、酸化しやすいので新鮮なうちに。
酸化して過酸化脂肪になるとアレルギーや成人病の引き金に。
ではどんな食事をしたらいいのか簡潔にまとめると…
◎身体に悪い油は摂らない
◎身体に良い油を摂る
◎添加物の多い加工品は食べない
◎発酵食品を食べる
◎季節の野菜をしっかり食べる
◎揚げる・炒めるより煮る・蒸す・焼く
↑たんぱく質と油脂を同時に食べるとIgE(免疫細胞)産生が活発になりアレルギーが悪化してしまうので、油脂に溶かさず水にたんぱく質を溶かした状態で食べるとIgEが作られにくくなるそうです(動物実験より)。
これは大事なのですがちょっと難しいので別段で…
◎食物連鎖を介して生体内濃縮を起こしてしまうので
⇒食物連鎖の初期にいる生物を食べる 小魚等
⇒年齢の若い生物を食べる
◎『食物連鎖を飛び越え』大地に生えている植物を食べる
基本はやはり和食。
最近、私が特に意識しているのが国産の食べ物と発酵食品です。
おせんべいを買うにしても国産米のものを。岩塚製菓は国産米にこだわっています
夫が食べるそばやうどん、納豆も国産小麦・大豆のものを。
発酵食品は調味料で摂りやすいので材料ができるだけ国産で天然醸造か本醸造のものを。
安いおしょうゆの原材料表示見たことありますか?
「脱脂加工大豆、調味料、PH調整剤、甘味料、カラメル色素」になっています。
添加物だらけ&化学物質で味付けをしていて、いっさい発酵させていません。
これでは食べている意味がないのダス
日本人が古来から食べ続けてきた味噌(大豆・米・麦)・醤油(大豆・米・麦)・みりん(米)・漬物(野菜)・納豆(大豆)などの発酵食品は微生物の力でたんぱく質を分解した(発酵させた)ものなので、それを食すことで寛容が起こりアレルギーが起こりにくくなるそうです。
逆に卵や牛乳を頻食するようになったのは近年で、日本の食文化にはそれらの発酵食品が根付いておらず、身体が不慣れなため、寛容が起こりにくく、アレルギーも起こりやすくなります。
もちろん食すだけでなく、皮膚に触れても。
発酵食品であるヨーグルトやチーズが流行り出したのは最近ですよね。
まだ戦後同時に入ってくれば良かったのかもしれません。
ですが、やはり乳酸菌はヨーグルトではなく、漬物からできるだけ摂った方がいいと思います。
ヨーグルトやチーズを嗜好品として食べるのは全然OKなのですが、日本人の腸には日本ゆかりの菌のほうが遺伝子的にもいいそうです。
私は発酵調味料の他に米麹に野菜を漬け込んだものを食べるようにしています。
まだまだ初めて数カ月なのでもう少し様子を見て、自分と我が子の体調の変化などまたアップしたいと思います。
ちなみに只今9か月の我が子の離乳食の味付けには味噌・しょうゆは使っておりません。
近々アレルギー検査をするのでそれからに。
39歳で初出産し、我が子のアレルギーを機に自分の食生活を見直して、今まで自分が何を食べてきたかがよくわかりました。
それと同時に世の食べ物が欧米化しているなぁ~と思いました。
原材料までも。
今までは遺伝子組み換えでなければいいやと思っていたのですが、輸入の際の穀物に散布する殺虫剤の方がもっと怖いなと思うようになりました。
もともとお惣菜や加工食品はあまり食べないようにしていたので三食の食事のメニュー変更はそれほど苦ではなかったのですが、何が一番大変だったか、それは間食と外食です
間食に小麦や乳製品のものが食べれなくなったこと。
カフェに入ってもコーヒーしか飲めない。。。
最近はせんべいに目覚めて、探せばかなり美味しいせんべいがあることがわかりました。
ハッピーターンより味しらべ。
あと干し芋。ハマりました(笑)
そして妹の所に遊びに行ったらこんなお店も
ココナッツドリーム
写真のものを妹と妹の夫と三人で食べたのですが(味がしっかりしているので全部食べるとくどいですが食べ応えがありました)みんな大満足
我が子にアレルギー反応はありませんでした。
やはり同じ悩みを抱えている方が増えていて、いろいろ試行錯誤されて良いものが出てきているようです。
久々の至福の時間でした
息抜きを上手にしながら育児頑張りましょうね