もうすぐ私の大事な猫、じゅんの命日がやってくる。
この1年、じゅんのことを思わない日は無かった。
さびしいとか、あいたいとかよりも、恋しくてたまらない。
焦がれるほどにじゅんが恋しい。
どこにいるの? いつ帰ってくるの?
ふくふくとしたじゅんのやわらかい体を抱きしめたい。
私にとっては世界で一番美しい猫。私だけの猫。

じゅん、あなたの命を助けられなくて、本当にごめん。
肝不全で死んだじゅん。
私の肝臓が今おかしなことになっているのは、肝臓がダメになるってこんなにだるくてたまらないってことを、じゅんが私に伝えたいからかもしれない。
そうか。辛かったね。わかってあげられなくて、そして命を救えなくて本当にすまなかった。許してもらえるとは思っていない。
今日は体が辛いのか、心が辛いのか、なんだかわからなくて、いつもよりほんの少しだけ抗うつ剤と抗不安薬と眠剤を余分に飲んでみた。そうしたら少しは楽になれるかなと思って。頭の芯がホワホワしていつの間にか眠ってしまった。今が朝か昼か夕方か夜かわからなくなった。知らぬ間に帰宅した夫が食事に起こしてくれた。次の日の朝食かと思ったらまだ夕食だった。ガツガツと食べてまた眠ってしまった。
時には、飢えたけもののように貪るように腹を満たして、そしてただ泥のように眠るのがいいのかもしれない。