医療アートメイク（眉）２回目の体験記

「抗がん剤で眉毛もなくなったので、アートメイクしてみた」の続き。

１回目の施術から約１年経ちだいぶ色が抜けてきて、ここのところは眉をわりとしっかりめに描かなくはならなくなってきたので、２回目の施術に行って来た。

１回目の時には、「問診・承諾書」という用紙に書かれた説明を読んだり、メディカルチェックという項目にチェックを入れたり、署名をしたりした。

かなりびっしりと色々書かれていて、読むのにけっこう時間がかかった。

説明部分に書いてあったことを抜粋。

「施術の前」「施術の流れ」「施術後」「MRI検査について」「治療回数」という項目があった。

「施術前」は事前にカウンセリングを行うということ。

「施術の流れ」についても大体が書かれていたけれど、後で感想を含めて流れを追ってみたいので、省略。

「施術後」には注意事項が色々書かれていた、大事なのはこれ👇くらいかな。

・施術後の洗顔は可能だが、施術部位にクレンジング剤を使ってはいけない。

・当日はシャワー浴のみ

・感染予防のため５日間軟膏を塗る。

・プール、温泉、サウナは１週間禁止。

などなど。

特にこれ👇

「施術直後は色が濃く発色しますが、１週間程度で半分になり、時間とともに定着します」

そうなんだよねー、けっこう薄くなっちゃうんだよね。

「MRI検査について」は、「染料に含まれる微量な金属質が反応し、熱感や熱傷を起こす可能性があります。今後検査を受ける際は、主治医の先生、放射線技師にお伝えください。」と書いてあった。

これは気になるところ。

カウンセリングの際に「実際にMRIができなかった患者さんっていましたか？」と質問したら、「今まで聞いたことがありません」ということだった。

私の場合、数カ月前にMRI検査をした。

その時には、アートメイクをした眉を検査技師さんが目視しただけで、特に何もなかった。

検査中に眉が熱くなるとかそういう変化も何もなかった。

「治療回数」について。

「初回であればカラー定着に３回程度の施術が必要となります。」と書いてあったのだけれど、どのくらいの間隔をあけて３回程度なのかを聞くのを忘れた。

私は１年もあけてしまってかなり薄くなってしまったので、もう少し早く２回目に行ったほうが良かったのかも。

メディカルチェックの欄は既往症や服用中の薬に関するとても簡単なものだった。

その次の欄は「私は、以下の説明を受け同意したうえで、私自身の意思で施術を依頼いたします。▢にチェックを入れてください。」というものだった。

これは14もの項目があった。

特に重要だと思われるものを抜粋。

▢施術を行う上で、以下の可能性があります。・色むらが生じる・色が濃すぎる、薄すぎる、希望の色と相違する・デザイン時と施術後で形や色が相違する

▢施術後、何らかの身体的合併症が生じる可能性があります。（腫れ、痛み、痒み、出血、内出血、色素の滲み、感染、傷痕、ヘルペス、充血など）

▢一度では色の定着が約束できません。初回の色素定着は30～50％程度となっております。

▢一度入れたアートメイクは、薄くはなりますが基本的には消えません。

▢使用している色素に極微量の金属が含まれるているため、MRI検査時に火傷のリスクや検査を断られる可能性があります。

次に料金表。

最後が同意書で署名を行う欄があった。

途中で疑問に思ったことはなんでも質問できるので、納得したうえで署名を行った。

以上の「問診・承諾書」という用紙は２回目には無かった。

次に看護師さんとのカウンセリング。

これは２回目もあった。

どういうイメージにしたいとか、そういった希望などを伝える。

その後に医師の診察。

１分かそこらの診察で、「体調は大丈夫ですか？」とかその程度だったように思う。

２回目は診察はなしで、施術をしてくださる看護師さんとのカウンセリングから始まった。

いよいよ施術が始まる。以降は１回目も２回目も同じステップ。

寝台に横になり、施術部分に麻酔のクリームを塗ってもらい、麻酔が効くまで20～30分待つ。

その時間は横になったまま、スマホを見たり本を読んだりと自由に使える。

その後、クリームが拭き取られデザインが始まる。

デザインが描かれる前の状態👇

デザインは時折鏡を見せてもらいながら、納得のいくまで行ってもらえる。

私は骨格に合わせた自然な感じにしてもらった。

デザインはかなり濃いめに描かれるが、出来上がりはそれよりもだいぶナチュラルな眉になる。

デザインが出来上がったら、施術。

この👆医療用のニードル（針）で、皮膚の浅い部部に色を入れてもらう。

皮膚には麻酔のクリームが塗られているので痛みはほぼ無くて、カリカリと皮膚を引っ掻いているような感覚はある。

時間が経ってくると、少し痛みを感じるようになる。

看護師さんに言えばすぐに麻酔を追加してもらえる。

私は痛みの感覚も体感したかったので、何も言わなかった。

ただし、一定の時間経過によって麻酔は追加することになっているようで、途中で麻酔のクリームがまた塗られた。

その後はまた無痛になるので、イビキをかいて寝てしまった

恥ずかしかったけれど、看護師さんに「それだけ痛くないっていうことなので、こちらも安心です」とフォローしてもらえた。

できあがり👇

実際には１度で「はい、おわり！」ではなく、大きい手鏡を見たり起き上がって壁の大きい鏡を見たりと、自分と看護師さんとでよく確認をし、微調整をして出来上がりとなる。

最後に10分ほど施術部分を冷やしてもらい終了。

２回目は受付から最後の会計まで全部で２時間くらいかかった。

アフターケアは処方された軟膏（リンデロンのジェネリック）を１週間１日に５回くらい施術部部に塗ること。

ほかにも何か心配はないか聞きたいことはないかと、看護師さんが丁寧に対応をしてくれた。

施術後は、眉の部分が熱いようなヒリヒリするような少し痛いような。

これは、その日中続いた。

また若干の痒みを感じることもあるけれど、これは傷が治る過程。

夜は、石鹸で軽く洗った。少し沁みた。

翌日は何事もなし。まさに痛くもかゆくもない。

眉を描かなくていいので、非常に快適。

よく定着させるためには乾燥させてはいけないそうなので、何度も軟膏を塗っている。

今回はしっかり定着しますように～

　　

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