西郷どんのテレビが竜馬の死を報じていますが、これから、日本が急激に変化していく
時代に入ります。西郷は戊申戦争で新政府軍の総代将として徳川時代を終わらせるのであるが、
その後明治に入り、新政府のもとで、西郷は桂小五郎、大久保利光、木戸孝允、伊藤博文などの
維新の改革で活躍する人たちと、西南戦争までの約10年間を活躍するのですね。これまでの
テレビを見ていると、この戊辰戦争が起こるまでの江戸末期の日本の状況背景の説明がなく、どうして
寺田屋事件がおこり、長州の久坂源内が朝廷を担ぎだし、日本を改革しようとしたか判りにくい。
もう少し、説明すべきだと思った。その後、長州が京都へ攻め上り、敗北するも、数年で
立ち上がり、下関での戦いでは、徳川幕府軍の10万規模の軍を数千の軍で打ち破り、徳川軍に
勝ったような風潮になってしまつた。その後に薩摩と長州が同盟し、幕府側を鳥羽・伏見の戦いを
へて、朝廷側を引き寄せ、日本の統一にいたったのだが。この明治維新の改革は、世界から見たとき、
いかに、早かったかがわかる。アメリカの南北戦争が4年の歳月を要したのに対して、日本は、
1年半で終わらせている。これが、列強の侵入を遅らせたのである。この維新で、良かったのは、
やはり、徳川慶喜の行動であると思う。この背景には、天皇を立てて、日本を列強の脅威にさらさない
と言う確固たる決意があったからだと思う。そのため、大規模の戦争を避けたのだ。この西郷どん
を見て、西南戦争で薩摩の有志とともに戦士した西郷は、この戦争では、本当は慶喜と同じく戦いた
くなかった思う。