最近はコロナの影響で北朝鮮の原子爆弾の開発が騒がれなくなったが、小型原子爆弾の
開発を密かにおこなっているとの報道がある。世界では、既に、ロシアやアメリカなど
の原子爆弾を総計すると1万個ぐらい保持しているのであるが、いくら多くの核兵器を
持っていても、原子爆弾を全面的に使用しての戦争には至らない。これは、若し相手国
にこの原子爆弾を搭載した弾道ミサイルを使用しての戦争となれば、第三次世界戦争へ
と繋がる危険があり、抑止力とはなるが、この使用は、皆無と考えられている。
このため、北朝鮮やアメリカでさえ、局地戦でも使用できる短距離がたの小規模原子
爆弾の開発に力をいれているのだ。先日、レバノンでの爆発事故の報道で、私は、一瞬、
小型核兵器が使用されてたのか疑った。しかし、そうではなかった事に安心したが、
丁度直径1キロメートルの規模の範囲が吹き飛んでいるのである。このような規模の
核兵器を開発しているのであろうが、若し、この小型核兵器が完成すれば、如何に
危険であるかを想定できる。すなわち、陸上の最前線ての兵器として使用すれば、
一瞬のうちに1キロメートルの範囲を焼き尽くすことができる。これは、従来の
大規模の爆薬の兵器を多少大きくしたもののようで、判別できにくいことにもなる
からだ。また、この小型核兵器を潜水艦へ搭載し、敵地の傍まで行き、発射すれば、
米国本土も、その危険は計り知れない。今後の切っ掛けの発端はこのような、小規模
の局地戦から発生するのではないか。この事より、この小型の核兵器の開発の行方
に注目したい。