久しぶりの本格的な寒さの到来である。
南国ながら、道路も20㎝くらいの積雪。朝は薄らと5㎝ほどだったのが、一週間前と違い雪はシンシンと静かに降りつづけ、10時頃にはもう真っ白。
近所の子供たちは初めてらしく、はしゃいで雪だるまを作っていた。
天気予報を信じてどっさり食料を構え、おでんを作っていたのにみがらしが少なくなっていた。
丁度雪もやんでいたので、近くのスーパーまで5時前に出かけた。
外はユトリロの絵のように街は色を消し、グレーと白の2色に覆われていた。私も子供のように雪道を嬉しくなり、長靴を履いてサクサクと雪道を踏みしめて歩いた。通りのあちこちに雪だるまの姿を見かけた。
スーパーも早じまいで、人の姿もまばらでレジも1つしか動いていなかった。
外に出ると、又雪が降っていた。長靴に付いた雪は玄関マットで拭いて落としたが、夜になるとそのまま凍っていた。
雪はそのまま静かに降りつづけ、ベランダにも積もったが、明日雪かきをせねばと思うと気が重い。
さて本来の話に戻ります。
母の帯状疱疹は今年の異常な暖冬と、一か月足らずの間に10回も病院に通い医師の指導に従ったこともあり、正月の3が日を過ぎたころ劇的に回復した。何が幸するか分からない。
始めのえぐるような痛みから神経痛の鈍い痛みになっていたので、寒さが大敵という事で、母は毛糸の帽子に使い捨てカイロをくっつけて使用した事も良かったらしい。
しかし、私の年末年始は外出出来ない母の代わりに仕事が多く、おまけに私のだんどりと母の段取りが違うため次々と用を言いつけられ、イラつきストレスが溜まり氏神様にお参りしただけで、疲れがどっと出て部屋にこもっていた。
今年は年明け早々、伯母が亡くなり葬式と姪の出産があり3日の予定だったが4日の明け方3時にメールが来ておちおち眠れなかったのもあるが横になった途端久々に天井からバキッという大きなラップ音がした。伯母が別れに来たのかな?
そんな事もあり、母の代わりに4日5日は通夜と葬儀で九州へ行き、深夜に帰宅した。隣町に住む叔母と従妹が泊まって翌日の午後帰って行った。
その翌朝、母屋の茶の間へ行くと、右の歯茎が痛くなったので、歯を磨くと収まったが今度は座敷に入ると又歯茎が痛くなり、叔母だ!と確信したが、それだけだは無かった。
それまでおこたで風呂上がりに横になる事は無かったのに横になり、何度も起きようとするのにとても体が重く頭がユラユラして中々起き上がれなかった。その晩寝床に入ると、体は動かないのに頭から魂が抜け出て行くみたいに引っ張られ、「あ!、このまま逝ってしまう」と、思うような不思議な感覚に襲われた。日中は体が重く、3日間寝不足もあり、葬儀などという事もあったので、疲れが溜まったのだろうと思っていたが、なんかおかしい。
従妹に叔母さんの体調を聞くと、歯槽膿漏はあるけれど、別段悪くは無いと言われた。
そして幼馴染の家で一晩女4人集まり飲んだが、窓のない部屋で、窓が無いのも気になっていたが
ウトウトしていると、布団の右横で大きなラッパの音が二晩した事もあった。
ノワタリさんに連絡を取ると、入れ違いにあちらが親戚の葬儀で4日程手が放せなかった。
いつものごとく、塩、お神酒、水で頭から清めたがスッキリしないので、翌日温泉の塩サウナで念入りに頭からマッサージする事で大分楽になった。
落ち着いた処でやっとノワタリさんと連絡が付き上からの言葉で「置き土産」と言われた。
叔母か伯母かよくわからなかったが、数日前従妹から☎があり叔母の体調がとても悪かった事を聞いた。どうも私が楽になった頃、向こうも良くなったみたいだった。
あまり役にも立たない因果な体質である。