夏の花であるむくげがやっと今月の10日過ぎから咲いた。今年の夏の暑さにむくげはつぼみは付いても花を咲かす事は出来ず、下の写真のように枯れていた。気になり、むくげの気を見かける度、じっと観察するとほとんど同じで無残な有様だった。一気に涼しくなると、今年の夏はお茶とジュースにと重宝したゴーヤも今日、5本とると、後は数本見込みのある物を残して、大きくならずに虫に食われ、穴が開いた物ばかりになった。明日はゴーヤのカーテンも外さなくてはならない。
今月の12日の日曜、チエさんご夫婦と四国カルストの大野ヶ原の竜王神社にお参りした。
7時過ぎに出発した。197号線から山道に入るとほとんど1車線の細い道であり、25キロほどだが山道はなかなか進まない。ほとんどお年寄りばかりだろうと思うが、代行運転とか、デイサービスを頼んだら断られそう...と私達は話した。廃屋や閉店したお店などが目に付く、昔の無い時代、町への買い物は1日仕事だっただろうし、ほとんど自給自足だったのかなと思うような奥だった。居酒屋を開けば客は4つ足で、葉っぱや木の実のお金を持ってきそうな感じだ。それでも「テロ注意」の看板があり、大笑いした。私はずっとこんな所に暮らしたいと言う憧れがあったが、実際暮らすとなると、急病になったりすると大変だろうし、雪が気になった。
下の集落を抜けると窓の外の自然の風の方が冷たくここち良くなった。
この日、秋の雲を見た。数年振りに来た竜王神社は境内にあった船が姿を消していた。いつものごとく、私達は清め、無事にお参りできた事を感謝した。山の上は静かで空気も澄んで気持ちよい。
境内は一足早く萩やヒメシオンなどが咲いていたが、池の水は少なかったが、龍の口から出てくるご神水を頂いた。そう言えば来る途中、四国カルストの水と言う看板を掛けた倉庫が在った。
出掛けに名産の大根を頼まれたが、まだ早いので大根は出ていなかった。近くのお店でケーキとコーヒーを飲み、店先のトマトを買った。今年、トマトは高く、1個100円ぐらいしたがここはずっと安く美味しかった。
帰り道は広い道があったのでそのまま進んだ。途中で、高知県との分かれ道になり、龍馬ブームもあり、脱藩の道と書いてあった。
広かったのも途中までで、又、往路と同じような狭い曲がりくねった道になった。
降りた所はお目当ての三滝ロッジだった。此処まで降りると、もう夏の日差しになり暑くなった。昼食を取ろうと寄ると閉まっていた。宿泊者のある時以外は閉まっていると近くのハム工房で教えてもらった。
残念だ、地元のウインナーやベーコンを使ったイタリアンが楽しみだったのに...
197号線に出て、城川町の「きなはいや」で栗きんとんを買おうとしたら、これも又品切れ、野村町の眺めの良いホワイトファームでランチメニューのニョッキを頂いた。
結局、私達は次の宇和のどんぶり館で又、ぶどうや榊を買い、城川のベーコン、野村のケーキと行く先々で食べ物を買いあさって帰った。
それぞれの自治体が民間でなく開発して生産し雇用を増やし、水、栗、乳製品と地元の食材を加工したりして売り出し結構人は来ているが、私の住んでいる町だけ、何も無い。魚はあっても、観光客の買う市場も加工品もかまぼこを除いては無い。今は市場はあっても魚も少ない。この20年の立ち遅れを実感した。
後日、妹と走り、栗きんとんやケーキ(父の誕生祝い)を又買った。