先日
で営業に走っていると、Sからの
が掛かってきた。その1時間ほど前Sの家の前を走ると、
があったが、その日は予定が立て込んでいたのでそのまま通り過ぎた。
Sは入れ違いに実家のある私の町に向かっていた。
開口一番、「おい、連日続いてブログを更新して、お前欲求不満か?」と言う。
私は、天中殺が空けた今、開放感に浸ってすこぶる伸び伸びして本来の自分に帰ったようで調子はよく、欲求不満など無い。社会に対しての不満はあるが、「はぁ~、そんなもん無いわい。」と答えた。
27日に篠山へ登る件は、Sは「都合が悪いが、朝4時に起きるから、早くに登ってから用件をしてもいい。」と言ってくれたが、そんな無理な事は頼めないので、女二人で行くと伝え、
「留守だが、用件は伝えておくから」と言って切った。
後で聞くと、母に「うちの娘も変わり者だけど、あんたも変わってるね。」と言われたらしい。
そのSから、勧められた篠山へ今日ユキちゃんと登って来た。今日は晴天で絶好の行楽日和であった。
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Sの家のある町の近道から行こうとしたが、標識が無い。簡単に行けるものだと思っていたが、田舎道の方が標識が無く、「ささやま」とナビに入れようとしたら、「さ」が二度続くので「し」に何度しても変わってしまう。今度は「山本牧場」と入れようとしたら、「やまも」が「やみ」になってしまい、ナビは言う事を聞いてくれない。父が「その道は昔狭く走りにくかった。」と言う言葉を思い出し、これは通らない方が良いのかもと思い遠回りだが、県境の町まで走る事になった。
しかし、私達は学生時代に帰ったようにルンルンでずっとおしゃべりをしながら走った。
途中、「びやびや祭り」と言う催し物が開かれていて、まだ、9時ころだと言うのに車は多い。
旬の鰹が安く買えたり、鰹料理のオンパレードで屋台などが出ているので遠くから車で来る人が多いみたいだった。
やっと、国道を抜け篠山に向かって走るが、ほとんどで会う車はいない。
第1駐車場でちょっと休み、運転中に
がなっていたが、後ろの席に置いていたので取れなかったので、見るとSだった。
連絡すると、山頂に小さな池があるから、其処も必ず行くようにとのことだった。そこでも、かなり高く眺望が良い。途中幾つかの滝もあった。
第2駐車場まで行くと、他にも2台の車があった。Sの話しだと、簡単に山頂に行けそうだったが、着てみると、登山道の入り口に2つの籠に杖用の竹が沢山置いてあった。
それを目にした時、これは結構キツイのではないかと、嫌な予感がした。
先日みたいに数分で山頂に着くと思っていた私は、リュックでなく手提げ袋、靴はスリッポン。
ユキちゃんの方が準備よろしくリュックと運動靴だった。甘く見ていた、後悔しても仕方ない。
入り口に神社の説明があった。御祭神様は伊邪那美命 速玉男命 事解男命 木花咲耶姫命で、用命天皇の時代に開かれ、弘法大師にも縁があった。
あけぼのつつじの頃は人が多いそうである。
神社までは約1000m、始めは腐葉土の上を歩くように足元が柔らかかったが、だんだん険しくなってきたが、それでも歩きやすいように丸太木を階段のようにして道を作っているのでありがたい。しかし、二人で手分けしたものの、ショルダーかばんのベルトとが肩に食い込み、下げた御神酒とお塩が重い。
杉林の中を進んでいくと、地崩れの後があり大きな杉の木が数本土砂に流され、途中に引っかかっているのを見ると、急ぎ足で其処を離れた。
木の根が階段状になってきたかたと思うと、岩だらけで足元をよく見て歩かないと危なかった。
日差しは結構きついはずが、杉木立のお陰であまり感じず、進んでいく内に空気がはっきり変わったポイントが2箇所あった。そこで私達は「あ、空気が変わった!」と、口にした。とても清涼感がある。
真ん中を過ぎたあたりに昔神仏習合時のお寺の址があったが、其処は以前山小屋があり、そこで泊まってから、山頂へ行っていたと後でSに教えてもらった。
其処からは金網の柵と扉があり、下山してきた男性二人と会ったが、鹿の害がひどく木の皮を食べられないためにそうしているとの事だったが、どの木も確かに食べられた後があった。
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やがて、上の方が明るくなり山頂に近づいている事を感じた。登りきった所で、小さな女の子を連れた若い家族連れと会ったのが最後、度お清めをするにはタイミングよく誰もいなくなった。
しかし、先には長い神社の石段が見える。まだまだだ。
しかし、石段に近づくと小バエの群れがあちこちに黒い塊になっていた。すぐさま私たちは取り巻かれ、離れない。普通移動すれば離れるものだが、なんか変!
ユキちゃんが「狛犬さんでなく、猿かしら?」と、行って近づくと、顔が壊れてて猿に見えただけだったが、この狛犬さんは相当古く、唐獅子のような文様があり、顔も毛がありまるで獅子である。
ユダヤの紋章とよく似ていると思った。
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ユダヤの紋章 中丸薫 ベン・アミー・シニー著「なぜ日本中枢の超パワーは『天皇』なのか」より
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清めながら歩いていったが、左側の灯篭はもう台座だけであったが、此処の灯篭も変わっていて表は三日月、裏側は満月のようになっていた。
「お月、篠山」とSが良く説明してくれたが、月山神社も此処からそう遠くない。
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お社の周りも清め、鈴を振って1周した後で、祝詞を上げていると、ユキちゃんはまとわり着くハエが耳元でブ~ンいう音で、「上が明るくなり、何か獣の足が見えてきたのにその後、集中してもダメだった。」と、がっかりしていた。でもその足は下りた時に気づいたが、あのユダヤの紋章みたいな狛犬…たぶん獅子だ。ユキちゃんの後ろ姿を見れば小バエに上半身取り巻かれている。たぶん私もそうであろう。
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山頂に上がると、馬酔木が沢山あり、その新緑がきれいだった。そこにあると言う池を探す。お社の裏だと聞いていたので、探していると、小さな池だった。
Sの話しだとその池の真ん中が愛媛と高知が境だと言う。でも、とても澱んでいてご神水とは言えない状態だった。
どばどばと、池に塩を投げ込み、御神酒を投げ込み、わずかに残った水を入れ、龍神様の語真言を唱えたが、途中で小バエが口に入り気持ち悪くなり止めてしまった。喉の奥に引かかったような感触でお茶をぐっと一息に飲みこんでもなかなか消えなかった。
終わったと同時に人がやってきた。グッドタイミングである。以前は名の通り笹が多かったらしいが、これも鹿に食い荒らされてしまったそうである。
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遠く九州も見えると言われるが、どっちがどっちやらと言う感じでよく分からなかった。
下山の方が危なく、足元ばかり見ていたら、道でない所を滑りそうになりながら下りたりしたが、上りよりも杖が大いに役立った。小バエの群れは下るに従っていなくなった。
「ここのハエしつこかったね。」と互いに言った。
帰路は違う道をとも思ったが、鰹に釣られて同じ道を帰った。しかし、駐車場に着いたのは午後2時近くになっていた。
ゆらり内海という潮湯のある施設のレストランの鰹のとんかつが美味しいのです。
中はたたきのように半生でそれをフレンチ風のドレッシングで頂くですが、家で作ってもその揚げる時間が長すぎて半生にならず、だめだった。
それが食べたくて走ったものの、3時だと言うのに満席。5時からしか食事は出来ないというので、柚子アイスを食べて終わり。さっぱりして美味しかったが、なぜか空腹感は無かった。
二人だけでこんな時を過ごしたのはもう同じく友人のカメちゃんの結婚式に栃木へ行って以来ではなかっただろうか。私達にもいろいろな事が起き、私は一人だったが、彼女は子育てをし、実のお父さんを見送った。その間、病気からしてホルモン異常で体型も変ったが、私が30年の天中殺を終えたと同じように彼女も、過去世からの宿題を終えたようでこれからは楽しい事が待っていると同じように前向きに思っている。そのため、帰り道も楽しく二人でワイワイと言いながら帰ったが、頂上の池の汚れが気になっていた。
私たちが行った翌日Sは行ったらしく、
が掛かってきて、「塩だらけやないか!ようけ撒いたな。狛犬も池もまだあったぞ。」と言われた。
「はい、お清めです。1キロ撒いたもんね。」と、答え、楽しかった事と小バエの群れの事と感じた事を伝えた。
彼はその日、篠山神社と月山神社へお参りしたことを言った。
しかし、その晩は何もなかったのに、これを書き始めてから、だんだん左肩が痛くなり手がしびれて来た。おまけに11時半過ぎと1時半頃電話がなった。1本目は電話帳には載せていない番号だったので間違いとも思っていたが、真夜中にはもう一つの外線でだったが、リーンとなってすぐに切れた。そんな時間にかけてくる人の心当たりは無い。唯一ノワタリさんとは
である。
念のため、真夜中だが連絡すると、「あら、ザワザワしてるわぁ~。久しぶりね憑けて来てる。」と言われ、自信を失った。
就寝前と、今朝も清めたがいまいちすっきりしないので、また連絡した。
「じゃあ~遠隔しましょう 」と言われ、遠隔していただくと、篠山の御神体である池の龍神様が清めて欲しいとでられたそうである。やはり気になっていたが、私達では力不足だった。
ノワタリさんがお清めされると、私の体は大分楽になった。