一休みして 涼しくなる話を、以前書いたかもしれないけれど
10年以上前の事 午後2時ごろ瀬戸内海へ抜けるトンネルに入った途端、ギャッア!!という大きな男の叫び声が聞こえた。
前方に事故でもあったのかしらと思っていたが、すぐ前のスクールバスの子供たちは静かにしていて変化がない。
そのまま付いてトンネルを出ても何も起こってなかった。その途端 また余計な物をキャッチしてしまったと気づいた。私の体質のせいである。
帰宅して 野渡さんにお尋ねすると、断末魔の叫び声だと言われた。
確かに 壇ノ浦に近く その付近の集落にはいくつかの落人伝説もあり、お祀りされている神社があるが 薄暗く昼間でも近づきたくない所である。
今は下に先程のトンネルが出来たのでまつっている神社の付近を通ることはない。
その辺には平家の公達は落ち延びてきてはないと思うが 平家姓が多い。
私が小学生の頃、従妹から聞いた話であるが
その頃 叔父はその町の教育課長をしていた。ある時、瀬戸内海側の集落の学校の教員から
「宿直は こらえてください。」との要望があったそうだ
宿直の夜 ほら貝のプオ~、プオ~、という音と弓矢のヒュン、ヒュンと飛ぶ音と共カチャカチャという鎧の音に人の叫ぶ声、刀の合う音、宿直室の外では合戦が起きている。
その教員は布団をかぶって数時間 鎮まるで布団をかぶって震えていたそうである。偶々合戦のあった日だったのか、私のように拾ってしまう体質だったのかもしれない。もう今は統合されて学校は無くなっているが、そしてそのトンネルは瀬戸内海側に限って死亡事故も数件起きている。居眠りかもしれないがトンネルの入り口の横の側面に衝突の自損事故が起きた。
え! そんな事故あるの?と思ったが、場所が悪ければ起こるであろう、そこから数十キロ離れた道路では昭和20年代にバスが波にさらわれてしまい いまだにバスと人はわからずじまいであるそうだ。
お盆が近づくと 怪談のテレビ番組が多いが、見ただけでやってくるので私は見ない。見ることが出来ない。先ほどの教員と同じだから。
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