以前に我が家の上の住人の事を書いたが、その後も相変わらずの騒しさであったが、何があったかわからないがある晩、お風呂場の窓から洗面器でお湯を隣家の屋根にぶちまけるという事が起きた。ドドドーバシャン!バシャン!と言う大きな音が2度した。窓を開けて確認する軒先から雫がポタポタと落ちてくる。隣家の住人も驚いて、窓を開けて見上げている。上に向かって注意したが何の応答も無い。隣家(糞尿を撒いた家と反対側)には脳梗塞のおじさんと90歳近いおばあさんとその妹のお年寄りばかりが住んでいる。風呂場の窓は高く、小さな子供には手は届かない。
翌日、「お風呂は遊ぶ所ではないから(風呂場で毎晩1時間近くもわめかれると響くのです)、子供だけにせず、さっさと入って 家は運動場ではないから走らないように」と母が注意したが鼻先でフン余計な事というような表情で悪い事をしたという気は無いらしかったが、2,3日後 誰かに言われたのか誤りに来た。隣家にも行くようにと母に言われ、お断りに行ったら、これまでのうるささの上に母親の声が1番耳についたと言われたという。
上に越してきて3~4年になるが、1番上の小学生のお姉ちゃんが鍵を借りに来たとき、戸口のまえで「カギ!」「カギ!」「カギ!」と連呼する。こちらも解っているが、「カギがどうした」「かぎが何?」と言って取りあわず、「貸して下さいでしょ。」と言い、返しにきた時は唯「はい」と言って渡してきたので、「人に物を借りた時は有難うでしょ」と教えた。
そのカギも貸した上に返さず、2個ある予備鍵も持っていったままにしているのでそれを機会に「すぐ返さないと貸さない事にするよ。」と言って渡している。子供達には私は怖いおばさんであるらしく、1番下の男の子は階段で泣きたくもないのに、ずっと愚図愚図言って泣いていても私の顔を見るだけで、ピタリと止む。(何も言いませんよ)
先日、2学期が始まって、宿題の出来ていない小学2年の子は朝から愚図っていたが、学校を脱走して大騒ぎになった。付近の山の麓で母が見つけて「さあ~、一緒に帰ろう。」と言いながら手を差し出すと、ギュッと強く握り返してきたという。何か話したそうな顔をしていたが、やっぱり、寂しいのだ。
しつけの出来てない親に育てられた子はかわいそうだ。分からない為にトラブルも起こすが それが何故かも気付かない。このまま大人になれば、不幸だと思う。
子供を自分の感情で叱り、子供が何を欲しているかも気付かず、自分の主張だけ言い、唯、物だけ与え、家の中も片付かない。対照的に以前、前に住んでいた子供は近所のおばあさん宅などに一人で遊びに行ったり、うちにも出入りして遊んでいたが、何が違うのだろう?母親の態度でしかないだろう。(ハグしてやろうよお母さん)
最近、何故か静になった。階段でわめく子供に母親が注意しているのを始めて聞いた。やっと気付いたのだろうか。