社労士(社会保険労務士)さんのひとり言

社会保険労務士ブログは早く卒業して、グルメブログにしたいものです。

「生活保護者への批判」への批判。

2009年02月14日 09時38分51秒 | Weblog
某店で昼食を食べている時の話。某社の社長らしい男性が、生活保護者への批判を始める。そこから、契約社員の話にも波及していくのですが・・・。少々、疑問を呈することもあり・・・。

ただ・・・。周りの人も社長の意見に賛同している時に、私が反論するのも・・・。飯をまずくすることもないか・・・と思い、話を聞いていました。


まず・・・。生活保護=遊んでいる人・・・というステレオタイプは感覚はどうかと思いますね。

「生活保護の人は元気なのに、働かず遊んでばかりいる。」

私の知り合いに、喘息の方がおられます。医師からは、「今度、喘息の発作が出たら、あなたは死にます。」と言われ、仕事をしないように言われたとか。

ところが、その方とお会いしても、普通人なんですよ。病人には見えない。

そりゃあ、そうですよね。私なんかも「心機能低下」で、ある意味では障害を持っているわけですが・・・。普通に歩いていると、「心機能低下」とは思われないですよ。

いわゆる「内部障害・内部疾患」は、外からはわからないから理解されない・・・。

もちろん・・・。「働いているのに、生活保護。」とか「偽装離婚で生活保護。」なんてのは論外。そんな人たちと「内部障害・内部疾患」で生活保護を受けざるを得ない人たちと混同しないでもらいたいですね。


「契約社員は切られるのが前提だから契約社員。文句を言うのがおかしい。」

問題になっているのは、契約期間満了前の「契約切り」なんですよ。

労働契約が契約である限り、「契約期間満了前の契約打ち切りは契約違反」なんです。それを、契約満了の契約更新拒否と混同してはいけないのであります。
コメント
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