石橋みちひろのブログ

「つながって、ささえあう社会」の実現をめざす、民主党参議院議員「石橋みちひろ」の公式ブログです。

大阪のタクシー運転手さんとの会話

2010-08-29 22:16:50 | 活動レポート
これは、金曜日に大阪で行動していた時のお話。夜、ホテルへ帰るためにタクシーに乗りました。それほど遠い距離ではなくて、金額的には1,060円と、まあ普通で考えればぼちぼちの金額ですよね。でも、運転手さんと話をしていたら、非常~に申し訳ない気持ちになってしまったのでした。

というのも、そのタクシーにはタクシー乗り場から乗ったのですが、そこには長蛇の列があったわけです。もちろん、お客さんの列ではなくて、タクシーの行列が! そして、よくよく辺りを見渡せば、もうあらゆるところにタクシーの長蛇の列が出来ていたのです。そこで、運転手さんに質問を。

 私「どんぐらい待ってたんです?」
 運転手さん「1時間ぐらい」
 私「えっ、それって凄くないです?」
 運転手さん「金曜日の夜にこんなに酷いとは思わなかった」
 私「普通、金曜日だとすぐお客さんつかまるんでしょ?」
 運転手さん「すぐは無理だけど、ここまで酷くない。今日は想定外」
 私「金曜日でこれだと、平日はどうなんです?」
 運転手さん「ひどい時は2時間待つね」
 私「えっ、2時間も?」
 運転手さん「そう、それでワンメーターだった時はもう涙も出ない」

1,060円でスミマセン!

まあこんな具合に話をしながら大阪のタクシー業界の実態についていろいろと情報を得たわけです。以前、このブログでも、小泉政権時代の規制緩和がいかにタクシー業界の過当競争を生みだし、運転手さんたちの苦難を生み出しているかという話を取り上げましたが、この運転手さんによると、全国の中でも大阪が一番酷いということです。「東京の方でタクシー運転手が大変だ!なんて言ってるけど、ぶざけるなと言いたい。大阪はそんなもんじゃない!」と。頑張っても1ヶ月の手取りが10万ちょっと。「家族持ちや、お金の欲しい若者はとてもじゃないけどタクシー運転手は出来ない」と言ったこの運転手さん、ご本人は65歳で独り身で、「だからやっていられる」のだそうです・・・。

私も先日、民主党主催の「タクシー業界の現状と課題に関する勉強会」に参加して、業界の皆さんからの悲痛な訴えを聞かせていただきましたが、現場は本当に深刻な状況です。この問題、じっくりと腰を据えて掘り下げてみる必要がありますね。

さて、今日は鬼怒川へ行って、NTT労組・東京総支部の定期大会に参加して来ました。この間、大変お世話になった皆さんにお会いして、お礼と今後の決意を述べさせていただきましたが、併せて皆さんから民主党代表選についてのご意見をたっぷり伺ってきました。「スタート早々、大変な状況だね~」と心配して下さる方々も多数。ある方の「まあ、最初に大変な経験しておいた方があとで楽になるかもよ」という言葉には、思わず頷いてしまいました。皆さん、激励ありがとうございました!

ところで、夜になって某新聞社の記者からあることを聞きました。それが本当なら、まだまだ何か動きがありそうだな~と思っているところですが、今はまったく詮索の域を出ないので、いずれまた状況を見てお話できればと思います。

明日は午前中、事務所に行って、午後から名古屋、広島に伺います!