石橋みちひろのブログ

「つながって、ささえあう社会」の実現をめざす、民主党参議院議員「石橋みちひろ」の公式ブログです。

できるなら最初からやって欲しかった・・・

2010-08-28 23:50:23 | 活動レポート
日本がインドネシアとフィリピンとの間で結んだ経済連携協定(EPA)に基づいて、両国から看護士候補と介護士候補が日本に来てくれて、試験合格&免許取得に向けてがんばっていることについてはこのブログでも何度か取り上げてきました。

その際、そもそも母国でちゃんとした資格を持っている看護士や介護士に対して、何ら優遇措置も提供せずに日本人と全く同じ国家試験を日本語で受けることを課し、一定期間以内に受からなければ帰国とするような制度で本当に良いのか?という疑問を投げかけていたわけです。まあそもそも、看護士や介護士という労働&医療の問題を、EPAという経済連携協定の枠組みにおいて対応しようとしたこと自体が根本的に間違っている、と思っているのですけどね。

ところが今回、この問題に関して新たな対応策が検討されていることが明らかになりました。

 『看護師試験、病名に英語併記へ EPAの外国人負担軽減
 (asahi.com 2010年8月24日)

この記事によると、看護師国家試験で「日本語の病名に英語を併記」したり、「一部の漢字にふりがなをふったりする」という対応が検討されていて、次回の国家試験から反映されるだろうということなのです。

いやいや、何でこれが最初から対応できなかったのかと不思議に思うのは私だけではないはず。そもそも、これらの提案は最初の制度設計の段階で出されて検討されていたはずで、それを頑なに拒否していた誰かがいたのであろうことは想像に難くありません。EPAに基づいて来日したインドネシア人とフィリピン人の合格率が著しく低く、合格者が254人中、3人だけだったという現実、さらには両国での応募者が2年目から激減してしまったという事実に驚いて、慌てて善後策を検討したということなのでしょう。そうなることは最初から分かっていただろうに・・・。

この変更でどれだけいい影響が出るのかは、次回の試験の結果を待たなければ分からないわけですが、少なくとも難しい医療用語を日本語で完璧に覚えなくても済むということは、受験生の皆さんには嬉しいことでしょうね。それによって看護士としての質が落ちるとは全く思えませんし、患者さんや同僚とのコミュニケーションの問題は、試験とは別な課題としてOJTなどを通じて現場で必要な能力を高めていけば良いわけですから。

ただし、この程度の措置で良しとするのではなく、制度の抜本改革に向けて引き続き検討を進めていくことが必要ですね。私もこの点、関係者の皆さんと意見交換をする機会を持ちたいと思っています。

民主党代表選挙について

2010-08-26 23:38:49 | 活動レポート
今日の朝早く、携帯電話に「小沢さんが代表選への立候補を決意」との速報が飛び込んできました。正直なところ、びっくりしました。昨日の夜の段階では、小沢さんは立候補を回避するのではないか、という読みが大勢を占めていたからです。

速報が飛び込んで来てから、その真偽を確認。すぐに、どうやら話は本当で、鳩山さんも支持を表明したとの続報も入ってきました。すでに夕刊紙などでも報じられていますが、結局、昨晩の鳩山さんと菅首相との会談の結果で流れが変わってしまったようだという話を聞いて、大体の事情を察することが出来ました。

さて、こういう流れになったからには、この代表選挙を前向きなもの、建設的なものにするために努力するしかありません。民主党が、代表選後に一丸となってめざしていくべき政治の方向性を党員・サポーターの皆さん、また国民の皆さんとも一緒にしっかりと確立すること、ですね。

私も引き続き、支援者の皆さん方としっかりと意見を交わし、今後の党内での論議に届けていきたいと思っています。代表選についての皆さんからのご意見、歓迎します!

8月25日(水)のつぶやき

2010-08-26 00:53:17 | 活動レポート
11:05 from yubitter
今朝は岡山で活動をスタートしました。すでに挨拶を終えて、これから大阪へ向かうところです。しかし岡山も暑かった~。まだまだ残暑厳しいですね。
21:59 from yubitter
大阪から東京へ戻って、会館の事務所に立ち寄ったら結局今まで仕事してしまいました…。これからご飯食べて帰ります。
22:04 from yubitter (Re: @hiro_yama1020
@hiro_yama1020 それはそれは! ご一緒できる機会も増えそうですね。共に頑張りましょう!
by ishibashi2010 on Twitter

『強い雇用』

2010-08-25 23:30:09 | 活動レポート
8月20日付けの日本経済新聞朝刊「成長鈍化~今何が必要か」という連載の第4弾で、連合の古賀伸明会長のインタビューが載っていました。古賀会長は、行き過ぎた円高への対応と、若年層雇用への対策の重要性を訴えた上で、「新成長戦略」の前倒し実行を踏まえた経済対策の必要性を訴えています。

そして私が目を見張ったのは、古賀会長が『強い雇用』という言葉を使っていること。会長は、医療・介護分野での雇用創出策、新卒者対策、第2の安全網の構築、雇用の質の向上に言及した上で、「菅直人首相が掲げる『強い経済』『強い財政』『強い社会保障』は、『強い雇用』があってはじめて成り立つ」と主張されているのです。これ、私が6月から7月の選挙戦の間、各地で訴え続けたフレーズと全く同じ! びっくりです。きっと、古賀会長もずっとそう主張されていたのでしょうね。

『強い雇用』というのは、量だけの問題ではなく、質の問題だというのも私の訴えと同じです。今の雇用問題は、量の問題もありますが、それ以上に質の問題なのだという認識が必要です。基本権や生活賃金の保障、適切な労働時間、安全・衛生的な職場環境の確保、雇用の安定、訓練機会、差別フリーなどの条件を考慮して、働いてちゃんと生活できる雇用を創り、育てなければならないと思っています。いくら雇用を増やしても、それが基本的な生活を担保できないような雇用であれば、持続性がないばかりか、人材の育成・活用にも、内需の創造にも結びつかないですからね。

ちなみに、民主党のマニフェストについて「与党と野党では情報量が違う。見直してしかるべき...(ただし)『この政策はどうだ』と国民的な議論をしながら見直す。それが民主党らしさだ」という部分も、私が主張してきた内容とほぼ同じです。ん~、古賀会長、意見が合いますね!

さて、今日は午前中、岡山でNTT労組・中国総支部の定期大会に参加してから、大阪へ移動。NTT労組・西日本本社総支部の定期大会で挨拶をして、東京に戻ってきました。会館事務所へ立ち寄ってみると、机の上には資料や書簡がどっさり。目を通して片付けていたら、結局、夜10時前になってしまいました・・・。これでも全然追いつきません。ということで、明日また頑張ります!