昨日のNHK杯テレビ将棋トーナメントは、小林裕士七段と高野哲史五段の対戦でした。
解説は中村修九段。
再開されてからは、大判解説の時、解説者しか画面に映りませんでしたが、昨日は藤田綾女流も映りました。
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その距離があれば大丈夫ということになったのでしょう。駒の受け渡しでは、もうちょっと近付くけれど、それもOKなんですね。
対局は、非常にこんがらがって、どっちが優勢なのか二転三転もっとくるくる。30秒将棋になったのは先手の高野五段が早くて、入玉してからの受けも30秒の中で、的確に。
ただし、最善手ではないだろうと中村九段。一方、攻める小林七段も30秒将棋になってからは、最善手ではないだろうと。
たがいにそう思いながら指しているでしょうと。
結局123手で、小林七段が投了。詰みが見えるわけではないけれど、先手玉を攻めきることはできないと判断されたようです。
初手合い。激戦で、その意味では視聴者にはよかったと思います。
感想戦もあって、こういう位置関係なんですね、というのもわかりました。