天愛元年

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新元号『天愛』元年にスタート

層雲峡

2023-07-11 09:47:22 | 日記

層雲峡は奇岩が奇観、圧巻で逞しい。紅葉時分の景観は想像するだけでも素晴らしいだろうけれど、初夏の緑にも満足できた。麓に居る時は雲に覆われていたのに、ロープウェイで上がるにつれ、眼下の景色が広がってきた。リフトで黒岳7合目まで登る時の涼風が心地よく、終点展望台では遠くの峰々がくっきり見渡せた。流石に天下の名勝であった。しかし、麓の観光施設やここからのビューポイントだけが層雲峡でなかった。旭川に向け国道39号線を石狩川を挟んで走ると、いつまでも空に突き上げる奇岩の壁が延々と続いた。層雲峡は層雲峡を過ぎてからも層雲峡だった。運転していて、チラ見しかできないのが残念であった。

巌ごつく
天に聳ゆる
北の城
層雲峡の
壁は途切れず

 

 

 

 


阿寒湖

2023-07-11 09:33:33 | 日記

阿寒湖は朝凪の遊覧船が心地良い。天気次第だけれど、強風さえなければ波は穏やかに決まっているし、晴れると雄阿寒岳の雄姿と雌阿寒岳の不気味な噴煙のコントラストが首を巡らせて楽しめる。何より滑走する船の涼風が爽快である。さらにまた、チュウルイ島に寄って、蹴鞠大に成長したマリモの現物を見せてくれるのが嬉しい。下船して、湖沿いに100度に熱せられてボコボコ湧き立つ泥坊主までのボッコ遊歩道を散策すると、阿寒湖により親しみが沸いてくる。

 

時を経て

マリモを作る

阿寒湖は

雄阿寒雌阿寒

岳が見下ろす


音江環状列石

2023-07-10 22:07:13 | 日記

北海道深井市音江町のサークルストーン、環状列石を見に行った。15年ほど前にロンドン郊外のストーンヘンジをを見て、こんなでっかい石を平原からどうして見付けてどう運んできたのかというより、何のためにこんな造形をしたのか、疑問で、天体観測用とかいう説を鵜呑みにするしかなかった。音江環状列石はその点シンプルに墳墓だとしているのが好感を持てた。
1個だけかと思ったら、明確に円を描いたのが6、7個、それらしきも入れると10個は環状列石が認められた。ストーンヘンジに墳墓説が起こらなかったので下を掘ってみようとする動き無かったが、こちらも奈良、大阪などと違って王の歴史が幸い無かったので、墳墓であっても何者かを解明しようとする動機がなくて掘り崩した形跡がなかった。科学の名の下に何でも掘り崩そうというのは無礼な話である。それが雇用創出に役立ち、観光資源の果実を生む可能性があるから誰も表立って文句は言えない。しかし、公的機関であろうが誰であろうが、金塊、珠玉を横領するなら立派な盗掘である。
一点から描き出して元に戻すには、四角形にするか円にするのが一番思い付きやすい方法である。正方形にするより正円にする方が遥かに難しい。それが円の魅力であり、思い出の遺産を将来に託す方法として好まれたのだと想像する。

音江町
民を見渡す
高台に
石に囲まれ
眠る長あり