ドル円が147、8円を挟んでふらついている。薬物か慣性の法則で引き続き150円超のドル高志向に依存する向きもあれば、思いっ切り放り上げても重力の法則で落下する姿を予想する向きもあって、方向が定まっていない。
古来、師走は決戦の時である。頃は元禄15年、赤穂浪士が吉良邸に討ち入ったのは雪の降る12月14日である。折しも、今年の掉尾を飾る最重要イベントである米雇用統計が週末の8日に発表される。先ずこれで圧が掛かってドーンと動くはず。気が動転する間もなく、12-13日に決定打となりそうな米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催される。引導が渡されるのは日本時間の14日、赤穂義士討ち入り決行の日である。吉良はいずこ?
私はこのターニングポイントで、手持ち資金を全ベットするつもりである。裏目が脳裏をかすめると、つい村田英雄の『王将』が口をついて出る。
#あーすは東京に出て行くからにゃ~ 何が何でも勝たねぇばならぬぅー 空に灯が点く通天閣に 俺の投資がまぁたぁ燃え~る#
I'll be invincible!
思い描く絵図としては、雇用統計で非農業部門雇用者数が30万人増といった驚異的に強い数字によってドル円が急騰し、FOMC後の記者会見でパウエル議長のへたれ発言が出て、暴落するといった乱高下が望ましい。
あッ、そうそう。それに先立って12日には『今年の漢字』が京都・清水寺で発表される。人生を懸けた賭けに出るので、縁起を担いで連戦連勝の藤井聡汰将棋名人から、八冠の『冠』を今年の漢字に戴こうと、個人的には考えている。
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