天愛元年

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新元号『天愛』元年にスタート

美の妖精

2021-11-27 14:41:03 | 日記

 けさは格別に緊迫感のあるいい試合を見せてもらった。世界卓球ヒューストン大会4回戦の早田ひなvs.王芸迪の第5ゲームは高速ラリーと深いドライブショットの打ち合いが息も吐かせぬ手に汗握る展開となり、後世の記録に留めておくべき名勝負となった。試合は2-4で早田が敗けたけれど、まれに見る接戦の好ゲームで今日の第6戦までにもつれ込んだプロ野球日本シリーズオリックスvs.ヤクルト戦以上に楽しめた。それにしても、平野美宇は惜しかった。世界ランク1位の陳夢をゲームカウント3-3まで追い詰めたけれど、大魚を逃がしてしまった。競った第1とか第5ゲームを取っていればと、齢を数えたくなる。
 ただ、同大会の別の試合の女子ダブルス戦で、リラックスするためかペア同士が笑みを交わし合ったりするのは、放送の解説では楽しんでゲームをしているとして褒めていたけれど、見る方としては勝負の緊張感を殺ぐし、相手に嫌な感じを与えないかと変に気を揉んでしまうので、止めてほしい。卓球では、「チョレー」とか気合いを入れる発声、仕草は許されているけれど、大リーグ野球では殊更のガッツポーズは相手に侮辱感を与え、ピッチャーにビーンボールで報復されても仕方ないと言われる。スポーツ競技は見せる為にあるけれど、過剰になるとワザとらしく感じられ、相手へのリスペクトを欠いてしまうのではないかと思う。
 大相撲では、立ち合い前に凄く緊張するだろうけれど、仕切り中にそういう場面は見掛けない。大栄翔が突進して突っ張る前にニヤついていれば、八百長でもするのかと見る気が失せる。殺気が漂うくらいがちょうど良い。それにしても、今場所の阿炎の突っ張りの迫力は鬼気迫る。案の定、大関貴景勝まで突き出してしまった。幕尻から3番目、平幕15枚目の力士にしては異例の終盤14日目に1人横綱照ノ富士と取組むことになった。突きの回転がつぼに嵌まれば、別格に強い横綱をも突き切ってしまうのではないかと期待を持たせる。
 秋の京都紅葉観光に祇園を歩いていると、『今年の漢字』の投票所があった。迷うことなく「眞」と書いて投函した。理由面には、当然「ご成婚」と記入した。隣に居合わせた若い女性2人連れも、「やはり眞子さまかなあ」と囁き合っていた。ネット応募も有りで、12月6日締め切り、同13日に京都・清水寺で発表、貫主が揮毫するそうである。それにしても、質の悪い国民のために散々のご結婚だったけれど、早くも1カ月が過ぎ、新居ニューヨークで楽しいハネムーンが過ごせたことと信じたい。大振袖ならずとも、ウェディングドレス無き結婚という侘しい形で送り出した現代日本人と皇室の「真性」についても改めてと問い直すべき1年だったと思う。日本全体がムンクの『叫び』のような顔付になっていて、来年の漢字に「叫」が採用されるような気がしてきた。
 思わず叫びだしたくなるのが、フィギュアスケートのロシアの妖精ワリエワの登場である。浅田真央引退以来、フィギュアに興味を無くしていたけれど、この奇跡の存在に引き込まれざるを得なくなった。世の中は退屈なようで飽きないようにできている。

 


バッキャローズ

2021-11-21 07:42:35 | 日記

 京を散歩して、秋の風情を味わうはずだったけれど、大原・三千院では白桜が花を綻ばせ、また他所では躑躅が赤、ピンクの花を付けていた。何か変わった事の起きる予兆と思えた。しかし、照ノ富士も貴景勝も危なげなく勝ち、ともに7連勝を果たし、大谷翔平が満票で大リーグのMVPを獲得したような異変は起きなかった。プロ野球日本シリーズが始まり、今シーズンは楽天TVでパ・リーグに親しんだので、どうしてもオリックス贔屓で見てしまう。ところが、鉄壁のエース山本由伸が先に1点を失い、降板。ヤクルト2年目・奥川恭伸に投げ負けそうになったところをようやく同点に追い付いたと思ったら、若き4番・村上宗隆にガツンと2点本塁打を浴び、敗色濃厚。8回裏のチャンスにラベロが見逃し三振に倒れ、翌早朝出勤のため諦めて寝た。ところが、翌5時のラジオニュースではオリックスが逆転勝ちしていたではないか! しかも、主砲の吉田正尚のサヨナラ打と、期待していたシナリオで。一番美味しいところを見損じた。深秋の白桜🌸はこの予兆だったのか! オリックス・バッキャローズとしか言いようがない。肝心な所を見逃したけれど、期待される選手が両チームそれぞれ活躍して白熱し、満点の日本シリーズ幕開けだった。パ・リーグのファイナルステージに謎の未登板で心配していた宮城大弥投手が出てきそうなので、第2戦も楽しみである。間もなく世界卓球ヒューストン大会も始まる。秋にも桜やツツジが咲くのは、こういう意味だったのかと分かったような気がした。

もう一つ別格で楽しみなのは、きょうの大相撲解説が元横綱白鵬の間垣親方であることである。雷電為右衛門以来の相撲技百般に通じた不世出の大横綱が話芸でもどんな大技、小技、荒業を発揮するのか、午後4時が待ち遠しい。元横綱の解説と言えば北の富士さんの粋でとぼけた名調子があり、現役時代の無口無愛想を裏切る立て板に水の理路整然とした元稀勢の里、荒磯親方の語り口など、お相撲さんは話芸にも秀でている印象がある。中には現役時代の相撲より喋りの方が上手なのではないかという親方も居て、最初から落語家になれば、番付の三役より早く真打ち、師匠になれたような才能がゴロゴロしている感じである。白鵬ほどの実力者の解説なら素直に納得がいき、1場所に3、4回NHKに呼ばれる人気者になるのではなかろうか。

 光源氏の里、京都・嵯峨野の刈り田では、広沢池で漁りをした後だったのか、1羽の鷺が直指庵の方角を向いてじぃーと佇んでいた。瀬戸内寂聴さんを偲んでいたのかもしれない。

 

広沢の 池の鮒食ひ 嘴休め

寂聴亡き田に 鷺の佇む

 

 

 


惜別

2021-11-14 07:32:36 | 日記

 東京中日スポーツは地元の英雄だけあって瀬戸市出身の藤井聡太王位(三冠)の『竜王』奪取を今朝のトップに掲げている。相手の豊島将之竜王も愛知県一宮市出身なので尚更である。読売オンラインで全4局の棋譜を辿ったけれど、いずれも10手目以降は何故そっちを指すのか理解を超えた。桂の高跳び歩の餌食と教えられたのに、早々と気楽に飛び出すし、定石を知っているのか疑問が沸いた。第3局など、投了後も詰ますことができなかった。若いにも拘わらず、頭の構造が段違いに超えているのが分かった。しかし、逆上せ上がって『一強』時代到来と早まる新聞もあるけれど、賞金はさておき、最も格式の高い「名人」が未だなのだから、『最強』で十分である。
 一段上の最強だった元横綱白鵬の間垣親方が大相撲九州場所初日に花道整理のため警備に立った。並の警備担当と違って、普段はシカトして横を通る力士が、ちょっと前まで最高位の実力者だったオーラが残り、威圧感が凄かったため、最敬礼をしていた。
 小室眞子さまご夫妻が遂にNYに移られた。過去を一切合財切り捨てて、穏やかで厳しく実りのある生活を営まれることをお祈り申し上げたい。苦難と受難の歴史は日本の恥辱の歴史であり、皇国日本も衰え果てたものである。


いや寂し
国の宝の
姫皇女が
賤の国たみ
避けて渡りぬ





宮城

2021-11-12 15:51:37 | 日記

 プロ野球ファイナルステージはセ・パともにきょうの第3戦で日本シリーズ進出が決まるかもしれない。そんな大事な試合なのに、気懸かりなのはオリックスが宮城大弥がまだ登板せずに、予告先発が山崎颯一郎となっていることである。山本由伸との両輪でシーズン優勝を引っ張ってきたのに、宮城投手に何かアクシデントがあったのか心配である。もし今日決まったとしても、日本シリーズの頭は何事も無く宮城で行ってもらいたいものである。
 将棋竜王戦も第4局がきょう始まり、3連勝中の藤井聡太3冠が豊島将之竜王から一気に奪取できるか、注目の戦いが目白押しで、無為に暮らしていても楽しみが尽きない。
 ポルトガルでは会社の上司が退社後の職員に電話したり、ショートメッセージを送ったり、メールで連絡を取ったりすることを禁止する法律が通ったという。やはり、どこの国でもそんな迷惑行為が平気で行われ、問題視されていたようである。ドライというイメージのある西洋人でも、プライベートの侵害を個人の力で断ることが難しく、法制化されたとは意外でもある。違反には過料が科される。日本などでは、私企業でも役所でも内部通報制度に基づいて悪事を暴いたりすると、左遷とか馘首が待っていることが多いそうであるけれど、ポルトガルの実態がどうなるのか気になる。社会主義政権による政策実現で、来年1月下旬の総選挙に向けた人気取りに終わり、実際には上司の連絡を無視したら恐ろしい報復が待っているのでは意味がない。


犬のおまわりさん

2021-11-11 15:35:14 | 日記

 夜明け前に目が覚めたので5時のNHKラジオニュースを聞いてトイレから戻ったら、沖縄の人気ステーキの話だったので、切らずに聞いていた。現地報告の人が、酸味のあるソースが肉によく合い、名前を言いたいのだけれど、NHKに止められていると残念そうな口ぶりをすると、NHK担当者も慌てた感じで、「放送ですから」と決して口を開かせないよう制していた。まだ寝ぼけ脳だったのに、このやり取りを聞いて、どんな放送禁止用語なのか、気になって完全に目が覚めてしまった。マンゴーの有名産地をもじって「マンコ―」というのだろうか、まさか米国文化が浸透しているからといって「ふぁっく」なんてあり得ないだろうな、とか揣摩臆測が止まらなくなった。朝食後ネット検索すると、A1(エーワン)ソースという商品があって、宣伝になるから控える趣旨だったようである。早とちりして人の下司心を刺激するような遣り取りをしないでほしいと、一気に不愉快になった。
 放送はそのあと、音楽に移り、『犬のおまわりさん』が流れた。皆様のNHKなので、早朝から子供向けの童謡も有りかと、懐かしくもなく聞いていた。終わったら、今日は11月11日なので「わんわん、わわん」を掛けたと選曲理由を説明したので、成る程と納得した。しかし時間が経つと、これも随分人を食った話だと、愉快でなくなった。
 もう少しパッとした話題はないのかと思っていると、米国でEV(電気)自動車メーカーのリビアン(Rivian)がナスダックに上場し、株価は100ドルを上回り、時価総額が約860億ドル(約9兆8000億円)と、いきなりフォード・モーターを抜いたと、別のテレビでやっていた。豪快で気持ちがいい。まさにトレビアンである。世の中はEVの時代になっており、米中や欧州に置いて行かれないよう、日本の最後の砦の自動車も頑張って、邦人の雇用を守っていってほしい。
 しかし、日本は豪快さが無くなっていく。14日から大相撲九州場所が始まるけれど、大相撲ファンクラブから送られてきた番付表から、遂に『白鵬』の名前が消えた。お上品なファンたちはあの猛々しい相撲がお嫌いらしいけれど、土俵から強さが消えて何が残ればいいというのか。仔細に観察すれば、白鵬の張りて、かち上げ以上にイライラする立ち合いが目立ち、自分の有利なようにタイミングを取るこすっからい所業が結構見受けられる。潔く立て!ッと声を荒らげたくなる相撲に満ちている。横綱審査委員会の先生たちの正しい相撲というのは、コロナ対策で用いるアクリル板のような遮蔽物を仕切り線に2枚設けて、立ち合い時間が来たら自動的に持ち上がって取組開始するのが理想というのだろうか。お行儀のよい相撲というのは生活の懸かった死闘においてあり得ないことで、バカバカしくて取り合っていられない。11月場所から大相撲でなく、『小相撲』と呼ぶことにしている。世論の指弾を浴びながら白鵬が土俵から去り、小室眞子さまが生活拠点を米国に移すため日本を去ることは、貧相な『小日本』を象徴する事件だと思う。