天愛元年

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ
新元号『天愛』元年にスタート

均霑

2020-01-31 16:05:08 | 日記

 おおーッ、井上尚弥が4月25日にWBOチャンピオンのカシメロ(フィリピン)とラスベガスで王座統一戦に臨むのか! 絶対に観たいけれど、旅費より入場券の方が高くつきそうや。ベガスのルーレットで、よほど稼がないといけないな。
 明日のTリーグ、トップおとめピンポンズ名古屋対木下アビエル神奈川との出場メンバーが発表された。出澤杏佳と木原美悠の若手ホープの一戦なんか組み合わせてもらいたいな。長﨑・木原ペアのダブルスも観たいし、オーストリアで頑張っている浜本由惟も対戦に立ってほしい。おとめのヤンハウンさんに、わが一押しの森田彩音も楽しみや。それなのに、ドイツ・オープンの模様も中継してくれるとは。五輪代表の活躍のほかに、戸上隼輔の生きのいいプレーも観たい。Tリーグ・チャンネルとユーチューブを往ったり来たり、ピンポンみたいに切り換えて、忙しくなるわ。
 コーヒーを何杯も飲んでいると胃の底が苦くなって、4杯目は紅茶にしようかとなるけれど、リプトン事業が売却に出されそうになっているとか。そんなに消費が世界的に低迷しているとは気が付かなかった。今晩限りで英国がEUを離脱して世界の孤児になる。紅茶と同時に影が薄くなっていくのやな。
 ロンドンでアフターヌーン・ティーを試したことがあるけれど、サンドイッチにケーキとかスコーンとか、3、4段の籠にこれでもかと盛って、昼飯と夕食の間にはヘビー過ぎて参った。私ら粗食の貧乏人にとって、この習慣はどうかなと思った。白身魚とポテトのフライのフィッシュ・アンド・チップスは手頃なので、残るやろな。
 ロンドン金融街シティーは、大陸との関係を疎遠にして大丈夫かな。
 自分の好み的には黒ビールのギネスは永遠に大丈夫と思うけれど、あれはアイルランドやったな。
 盛時に7つの海を制した英国も、唯一残った英仏海峡(イングリッシュ・チャンネル)が自分だけのヤードでなくなる。ブレグジットの門出を祝って、我らの「黎明(New dawn)だ!」なんて景気の良いことを言っているけれど、そのうちじり貧にならないか心配である。
 それより目の前の心配は、新型コロナウィルス肺炎の感染拡大である。しかし、被害の過少申告など誰でも疑っているので、付和雷同して何も付け加えることはない。
 拡散が現実のものとなってから、手洗いやうがいなど公衆衛生の基本を関係機関が垂れまくるけれど、そんな対処療法では時を経て、何回でも再発する。富者や権力者だけが裕福を独占するのでなく、最低限の厚生福祉が隅々にまで広く均霑する不断の努力を続けないで、富と権力に胡坐をかいた圧政のみでは、災厄のブーメランが自分たちに返ってくることを、これをきっかけに心に銘じてほしい。

ウロボロス
何でも漁る
化け物か
己が尻尾に
食い付くまでも




落日

2020-01-30 18:34:45 | 日記

 英国のEU離脱が欧州議会で承認された。明日午後11時をもって法的には協議離婚が成立する。欧州の大義を忘れて愚かな事やね。大英帝国はウィンストン・チャーチルの国葬をもって1965年に滅びた。EUクラブに連なって細々と再生の道を探ったけれど、サッチャーの荒療治をもってしても老大国の栄光は取り戻せなかった。負担が厳しいの何の、四の五の言い募って、007と同じく二度目の死を迎える。離脱承認後の欧州議会では蛍の光が歌われたそうな。弔鐘(ちょうしょう=嘲笑)の響きがしたことであろう。

 わが賢明なる上皇と違って、永世女王は恋々と不動に地位を保っておられるし、EU離脱前に御孫夫妻が王室を離脱された。歌を贈る気にもなれない。英国と欧州大陸を隔てる海のことを、すぐ渡れる距離なので、ポンドと呼ぶそうな。金融街シティが経済の稼ぎ頭なので、ユーロに加盟せず、通貨ポンドを手放さなかった。だから餞けの言葉は人のを借りて、「古池や イギリス跳び込む 水の音」と手抜きしてやった。#幸きくとばかり歌とうなり♭やけれど、そんなに前途が開けているとも思えない。

泣き喚き
自儘を言ひし
子なりけり
あらかた欠くる
三日月欲しく




萎れる花

欠ける月


器量

2020-01-29 17:09:07 | 日記

 今朝のラジオ英会話は「現在完了形と過去形」がテーマやった。キーセンテンスは、 Where have I parked my car?
 コンテキストが分からなければ妙な文章であるけれど、経験上、実感が迫る。米国旅行の時、念願のフロリダ半島先端からキーウエストまでの島伝いの天空ドライブを実現した後、ディズニーランドに行った。乗り物を楽しむつもりはなく、ただ話の土産のため入場して、お城の前でアナと雪の女王のショーを見たくらいで、娘と孫の土産を買い込んで帰ることにした。そこでまさに、Where have I parked my car? の事態が生じた。どこに向かっていいかさっぱり分からずパニックになった。レンタカーを駐車した時、園内巡回バスが来たので慌てて飛び乗ってしまった。しかし、駐車場が東京ドーム何個分で測れる規模でなく、佐渡島くらい広いので、帰りのバスも何路線もあって、どれで来たか分からない。昼前に着いたので、星も読めない。一応、バスに乗った時、あの鉄塔からあの角度で200メートル離れた処だな、と見当は付けておいたけれど、バスで10分ほど離れたゲートからは何の役にも立たなかった。勘を頼りに紫色のバスに乗り、探したけれど、鉄塔は現れなかった。降りて森林をさ迷うと、小川があって、ワニに注意の看板が立っていた。冗談がキツイなとバカにしていたけれど、帰国後のニュースで襲われて死んだ事故が起きた。ワニはどうでもよくて、20-30分歩いて泣きたくなった。園内整理の男性が居て、英語ができないので意味が無いなと思いながらも、私の車が見付からないと訴えた。馬鹿かという顔をして、どの辺りだと聞くので、それが分かったら助けを求めないと答えた。ますます不機嫌な顔になったけれど、一つ手掛かりとして、11時ころ停めた時に、交通整理員が数人で停める場所を指示していたと説明した。すると、そのおじさんはハンディー・トーキーを取り出して本部に照会してくれた。すると、何んと、その時間に交通整理していた場所はあっちの方だとヒントをくれた。そんな込み入った英語が通じているはずがないので、当てにしないで藁にも縋る気持ちで歩いていくと、鉄塔も、わが愛車も奇跡的に見付かった。常は人生を諦めていても、完全には見放されていないことを実感した瞬間だった。 Where am I?
 米国のラジオ局の女性記者がポンペオ国務長官にインタビューして、ウクライナ疑惑ばかり質問したので、イラン問題について聞くと言ったじゃないかとポンペオ氏が激怒し、そのあとの英国やアフガニスタンなどを歴訪する国務長官専用機に同記者が搭乗するのを拒否したというニュースがあった。ウクライナ疑惑を突っ込まれてはかなわないので、トランプ大統領もその措置をモロに歓迎している。事情を不案内な者が口出しすべきでないものの、大臣ともあろうお方がそこまでムキにならなくても、という気がした。写真を見ればなかなか知的そうな女性ではないか。そこで、援護のコメントを綴ろうとした。そこで女性に味方するなら、流行りのグレタさんを真似て、How dare you! で行こうと思った。しかし、素人にこれはなかなかの難物であった。文法的に dare というのは「あえて…する」という意味の動詞と思っていたら、 may とか can と同じ助動詞だった。だから、彼がよくも抜け抜けとそんなことを!と言う時でも、 dares と三単現を使わなくても、 how dare he? でいいそうである。また助動詞なので、それに繋げる動詞は原形になる。例えば、 How dare you speak to me like that? (俺によくそんな口が利けるな!)となる。しかし、ポンペオ氏が女性記者を排除したのは過去形で表さなくてはならない。しかし、専用機同行記者団一行から彼女だけを除外したことを、単純に過去形で removed としてはならず、原形+過去分詞の have removed と過去完了形で受ける必要がある。でも、 How dare he have removed her! では表現的に面白くも何ともない。そこで、よくもそんな仕打ちを、という意味の kick in the pants という表現が見付かった。これなら風味もありそうで、ついに How dare he have given her a kick in the pants! にたどり着いた。やれやれ。しかし、ここで男の勘が働いた。 kick in the pants で酷い目に遭わせるなら、ひょっとして、玉を蹴り上げてやれ!、という意味かな、という疑問が出てきた。あれは痛い。例文には、Women should give indecisive men a kick in the pants. =優柔不断な男なんか、女の方から蹴り飛ばしてやったらいい、というのが一つだけ示されていた。 women と men が入れ替え可能なのか、ネイティブでないとニュアンスが分からない。何気なく、 give her a kick in the pants なんて使って、本人から私のクリは男の一物みたいな化け物ではない、侮辱するのかと訴えられても困るので、当面使用は差し控えようと思う。

位には
相応しからむ
器量あれ
好き嫌ひ言ふ
をのこぞ卑し




中止

2020-01-28 08:46:17 | 日記

 いやはや、日本を挟む東西2大大国が、片や中国が新型コロナウィルス、一方のアメリカは大統領弾劾のインピーチ・ウィルスと、ウィルス拡散の覇権争いをしているのだから、本邦は進退窮まったとみるべきやな。新型肺炎ウィルスの発生源の中国から習近平国家主席を国賓待遇で招待して、その外交成果で自民党総裁4選目に向けた政権浮揚を図ろうとした安倍晋三首相の狙いは完全に裏目に出た。香港大の医学者がこのウィルス感染のピークが4-5月と予測している、そのど真ん中の4月上旬の桜が観賞できる時季に大訪問団をDDTを撒いたりせずに失礼の無いよう手厚くお持て成ししようというのだから、国民の皆様に無防備に病気を移してくださいとお願いするようなものである。例えていえば、性病検査もせずにやり放題の場末の売春宿みたいに一時日本を変革することになる。ご免やね。しかも、国賓ということは皇居の畏き辺りも闊歩することになる。ただでさえ、お世継ぎが綱渡りなのに、万一のことがあれば、我が万世一系の国体は危殆に瀕しかねない。既にか、もう間もなくか、中国当局と宮内庁との事前打ち合わせが持たれる。もし保菌者が混在していれば、感染ルート不明のまま、畏れ多くも必ず御一人者に情報と菌が届いてしまう。そんなことで輔弼の任が務まるのか。神国日本の肇国以来の最大の反逆行為となっては申し訳なさ過ぎる。慎重な反省と熟考と進退が求められている。
 一方、米国ではトランプ大統領最側近だった前補佐官のボルトン氏が、軍事援助を餌に自らの政敵に打撃を与えるようウクライナ大統領に働きかけたトリック・オア・トリートみたいなウクライナ疑惑はあったと暴露する著書を出版する。また、渦中の前ウクライナ大使(マリー・ヨバノビッチさん)が下手なことをばらさないように、やくざの親分が子分に命じるかのような口調で解任するよう、トランプ氏が指示した動画が出回っている。米大統領との親密さが最大のウリの安倍首相にとって、弾劾裁判が緊迫化するに連れ、逆に重荷になってくるかもしれない。
 安倍首相の窮境よりも問題なのは、7月24日に開会式を迎える東京オリンピックの行方である。中国政府は1月23日に新型ウィルス発生元の武漢市の交通を遮断し封鎖したけれど、その時点では目端の利く約500万人が湖北省外各地と海外に脱出したと言われる。人口14億人の中国で病院が足りなければ隣国日本にどんどん渡航していそうである。厚生労働省のこれまでの行政実績から検疫面に極めて不安を覚える。まだ、国内で感染者は目立っていないけれど、注意を怠ってはならない。万単位のインバウンドも大変だけれど、4月上旬に大型公式使節団がお見えになって、無防備に感染が拡大し、アウトブレーク(感染の爆発的拡大)が発生すれば、五輪開催を控え致命的となる。歴史を振り返れば、2002年11月に発生したSARS(重症急性呼吸窮迫症候群)は中国を中心に8000人余りが罹災し、800人弱が死亡した。感染理由、病原体、治療法などがよく分からないまま2003年7月にWHOの終息宣言が出された。要するに体力による治癒を待つしかなく、9カ月近く猛威を振るったわけである。今回もヘビによる感染とか怪しげな説が出ているが特定できず、感染力はSARS以上だとの声も聞かれる。流行期間を前回並みに絞っても、東京五輪開催予定の8月まですっぽり入る計算になる。こうした中で、練習期間においても五輪代表選手となれば接触、交流がルーティンであり、通常の人より何倍も運動量が激しく、肺を活用する。選手に1人か数人の患者が出れば、五輪開催は難しくなり、海外選手の参加が控えられる事態も想定できる。東京五輪の7-8月開催は大ピンチとなった。老人クラブのJOCには機敏な動きは無理かもしれないけれど、東京五輪中止が決定される前にIOCに秋以降に延期を要請した方が良いのではないか。そうなれば、またマラソンは東京開催となって選手には大変であるが、せっかく競技施設を建設しているのだから、開催中止で無駄にしないためにも、日本五輪関係者の緊急対応が迫られている。IOCにしてからが、強行開催して世界に名の知られた金メダル有力選手が感染、死亡したら、計り知れない損害賠償の責を負わされる可能性があり、慎重になろう。スポンサーとの契約上、中止できなかったと弁明すれば、米大手TV局やスポーツ・メーカーが共同正犯として巨額賠償に追い込まれることも予想され、世界は潮が引いたように東京五輪からそっぽを向き始めるかもしれない。

はああの日

武漢で眺めし
ころなきん
けふは都の
空に舞ふこりゃ


本歌:東京五輪音頭
ハアー
待ちに待ってた 世界の祭り
西の国から 東から
北の空から 南の海も
越えて日本へ どんときた
ヨイショ コリャ どんときた
オリンピックの 晴れ姿
ソレトトント トトント 晴れ姿


琉球グラス

2020-01-27 13:05:43 | 日記

 きのうは隠居爺ィの最大娯楽の大相撲のそれも優勝の懸かる千秋楽をTV観戦できずに残念やった。娘一家が近所の沖縄料理店に招待してくれた。娘婿に醜態は見せられないので、おずおずと年寄りの分別をわきまえて振舞おうとした。しかし、第2の故郷の料理とあってつい我が出て、先ずディープなてびちを注文した。オリオン生ビールで乾杯する辺りまでは問題なかった。
 ところが、今場所一押しの徳勝龍の優勝の行方が気になって、ちょこちょこっとスマホをチェックして、少しホストの気分を害したかもしれない。徳勝龍の、それも予想された正代との同星再決戦でなく、本割で大関貴景勝を破っての優勝が分かり、わが意を得た。
 他の面々はビールのお替りだったけれど、沖縄に3年草鞋を脱いだ者としては当然、泡盛に移った。「瑞泉」と「菊の露」に「久米島の久米仙」の3点ミニカップセットがあったので試した。宮古島の菊の露も捨てがたいけれど、やっぱり首里崎山町に酒蔵を持つ首里宮廷御用達の瑞泉に軍配を上げ、通常グラスのオンザロックに移った。最初に沖縄の透明な海を思わせるブルーのグラスが運ばれた。これはね、琉球グラスと言って、焼成する火加減温度によって色が変わるんですよ、などと蘊蓄を垂れながら味わった。焼き入れが足りずに底に穴が開いていたのか、すぐ無くなったので、次を注文すると、今度は海ブドウのようなグリ-ンだった。ついでに海ブドウを頼むと、在庫が切れていた。ちぇっと舌打ちして、じゃ、島ラッキョウと反射的に言った。それも季節的に3月から出てくるもので、今は置いてないとのことだった。もどかしいけれど、まあ、旬の物しか扱わない良心的で、本格的な店だと、甘めに査定した。
 豚肉甘煮のラフティーはもちろん全員一致の一品だった。家庭料理ではグチャグチャになるソーメンをフライパン焼きしてもシャキッとした味わいを保つ沖縄の奇跡的秘宝技術のソーミン・チャンプルーをなどを突っつきながら歓談していると、緑色のコップもひび割れしていたのか、氷しか残っていなかった。もう一杯頼むと、かッと闘争心が湧くような深紅のグラス入りだった。
 シークワサー・ジュースを飲む孫の女の子は、中学校期末試験の勉強の本を片手に、ソーキそばを食っている。サーターアンダギーは有名店物より揚げたてが美味いんだよ、なんて娘が知ったかぶりをかますので、メニューを見ると、注文から揚げるまでお時間を戴きますと書いてある。そんな支え吊り込み足のような技を出してくると、つい前のめりになってオーダーした。そんな物まで摘みにしたので、胃の中がソーメンよりぐちゃぐちゃになった。後はあまり覚えていないけれど、今朝も頭が痛く、胃がむかつくので相当だったのだろう。
 朝7時のNHKニュースで見ると、貴景勝を寄り切ったあと、徳勝龍はもう土俵上で嬉し泣き顔になっていた。応援し甲斐があったと、貰ってしまった。
 NHKといえば、朝トイレに起きた時にラジオで、韓国の兵隊が性転換手術を受けた後の処分に関して議論になっている話題を報じていた。内容そのものには何とも判断が付かなかったけれど、ソウル支局のリポーターのチョ・ソンギョン記者の見事な言葉遣いに唸った。関西訛りが抜けずに世間受けしない私と違って、とても美しい聞き心地の良い喋り方だった。今度ソウル旅行に出掛けたら、顔を見に行きたくなった。

言の葉に
霊の籠るか
聞くからに
みかほ偲ばれ
逢ひたく思ほゆ