天愛元年

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ
新元号『天愛』元年にスタート

千代の国

2020-09-26 16:45:40 | 日記

 大相撲14日目は千代の国が13勝目を挙げ、十両優勝を決めた。先の7月場所の7戦全勝に続き連続優勝と、怪我での陥落からの見事な復活ぶりを果たした。怪我は相撲取りに付きものとは言え、今場所の幕内休場が11人を数えると聞かされ、新聞で指差し確認したら、再出場力士も含めると確かにそうだった。それ故に、千代の国がNHK優勝インタビューで「今日いいからと言って明日はどうなるか分からない。一寸先は闇」と答えていたのが胸に響いた。ガチンコ相撲の激しい取り組みの醍醐味は味わいたいし、怪我で休場して見れなくなるのは淋しい。相撲には元気いっぱいの姿が似合う。


プラスワン

2020-09-26 16:18:41 | 日記

 +1 855-644-621*なんてところから着電履歴があり、そんな電話番号に心当たりがなく気味が悪かったので、ネットで「プラスワンの電話」を調べると、そんな電話に注意しろ、国際電話詐欺が急増中!と出ていた。なんでも、応答すると、ワンギリ電話になって、うっかり折り返しの電話をすると、高額の通話料金が請求される詐欺の手口だと、注意を呼び掛けている。人界を離れて、病気の一種であるゴーストになっているところに、コロナ社会の到来により、その行動パターンが合法化されて、電話など業務連絡以外に掛かってこないので、無視して幸い引っ掛からなかった。+1はアメリカの国番号くらいは知っていて、知人がゼロなので相手にしなかった。もっとも、2年前に旅行した時の件で、FBIからの電話だと、応答拒否で罪が重くなるのは困る。
 そんな場合に備え、来年は東京オリンピックもあるし、英語を少しは勉強しておかなくてはならない。教材はNHKラジオ英会話が基本であるけれど、お堅くない、生き生きとしたニュースも必要なので、英紙『 The Sun 』をたまに購読している。下ネタに強いので気に入っている。きょう読んだのは、お互い家庭持ちの男女の警官が勤務時間にこっそり逢引きして、愛の交歓をしたのがバレて、首になった話である。お国柄が公務員に極めて厳しいのか、不適切行為というので、2人のどアップ写真が若い頃にまで遡って何枚も掲載されているのには、そこまでやる必要ある?ってくらい迫力があった。それが国際スタンダードなら、きのうの邦紙に載っていた『わいせつ「教え子に」半数  公立小中高調査』の「懲戒教員1030人」についても、ばっちり顔写真を公表してはどうかと思う。『 Sun 』の記事は単語の勉強にもなる。パトカーは patrol car だと思っていたけれど、squad car と言うのだと初めて知った。逢引きは tryst 。GPSで警官が乗る公用車を追跡して犯行というか密会現場を押さえたというのだけれど、端緒になったのはタレコミで、密告のことを tip-off と言うそうである。困ったのは女性警官名の前に Mum-of-one と説明していることで、辞書で調べてもさっぱり分からなかった。必死でコンテキストから推察して、子供1人の母親に違いないと思った。男性警官の方は Dad-of-three と書いてあった。面白いのは、情事のことを sex fling と呼ぶそうだけれど、「不倫」に音が似ていて、洋の東西を問わないものだと感心した。 ひょっとして夏目漱石あたりが翻訳した明治以降の新造語だったかもしれない。


2020-09-25 14:11:29 | 日記

 貧すれば鈍す。高支持率の菅義偉内閣が発足して初10日が経過した感想は提灯行列。慶事があったと聞いて慌てて駆け付け、ご祝儀にあり付こうかという魂胆が見え見えの印象を先ず受ける。枝にぶら下がってポストを得たい人は当たり前であるけれど、公正中立、第三者を装うメディアの媚態が露骨で正視するのが難しい。安倍晋三前首相の恩顧を蒙った社はもとより、上手く乗りそびれた社も今回ばかりはと、忠義立てのパフォーマンスに大わらわは情けない。選挙公報のような立志伝を仰々しく書き連ねたり、先の大殿様の治世にいかに手柄があったかのご追従話には辟易する。新聞、放送、雑誌のいずれも、姿勢、企画力、つっこみを欠いているから読まれない、見られない、広告が集まらないため、経営が苦しくなる。本来立て直すべきは姿勢なのに、安易に政府の優遇と買い上げに依存してしまう。枕営業まがいの忠勤ごっこで、内容が砂糖をまぶせたような官報だから、ますます消費者から見放される。具体例は、新聞1紙しか読まないけれど、掲載広告と番組表を見れば、指摘する必要がなくなる。
 一国全体が洗脳集団みたいになっているから、新たなビジョンなど見えてこない。行き詰まりを打開するのが選挙のはずだけれど、この国では先代からのよしみが幅を利かせ、方向転換の糸口が見つからない。産業政策が後手後手で、ITでもフィンテックでも米中の後塵を拝するばかりで、負け惜しみに、日本の匠の技術がなければ海外企業も成り立たないとは言うものの、要するに下請け手工業に甘んじているようなものである。家電大手のどこが残っているのか。自動車も油断していると、油断しても走れる車を開発する海外企業に取り残されてしまうだろう。
 3本の矢で構成された安倍前内閣の経済戦略のうち、日銀の金融のバズーカ緩和と財務省の放漫財政によって国内的には何とか8年近く息をつないできたけれど、海外との競争に打ち勝つ民間企業の成長戦略が全く機能しなかったため、金融財政の先行投資負担が回収できる見込みのないまま重くのしかかり、爆弾を抱えた状態となっている。経産省内閣と言われたのに、成長産業育成はもとより、海外大型プラント案件、エネルギー戦略を始め何の成果もなく、マスク配布だけに終わったのだから、同省の存在理由すらなくなっている。

 台風12号による雨風を心配したけれど、さらっと通り過ぎ、ひんやり感だけを運んでくれた。夏の間、ずうっと水シャワーできたけれど、警戒感が揺るんで、今日から風呂に変えた。記念の初夜は秋田の蔦温泉の素を入れた。薄緑の濁り湯に酔った。

蔦の湯や
コロナをまたぎ
煙立つ
憎きウイルス
洗ひ流せよ

 猫の出産は賑やかで可愛い。馬が生まれる時は優雅である。人は痛々しくて側に付けなかった。秋を散策していると、薄の胎児から、四肢が顔を覗かせ、生まれ出ずる姿が観察できた。四季、鳥獣、森羅万象、命が宿るのは神々しい。

薄の子
ゆっくり出でよ
腕折るな
命楽しまな
ともに枯るまで


桃太郎

2020-09-23 12:10:00 | 日記

 株式市場は全般は軟調の中、業種別で陸運業が海運、小売りに続いて第3位の上昇率と堅調である。GoToトラベルキャンペーンのお陰で敬老・秋分4連休中の鉄道の客足もだいぶ戻り、肝心の東京発着トラベルもいよいよ10月1日から始まるので、買い戻しが入っているのかなあ。
 陸運と言えば、孫息子への誕生日プレゼントがやっと決まったのでほっとした。来年は高校受験を控えているのにゲームばっかりしているので、任天堂Switch『桃太郎電鉄』にした。全国各路線に乗り、一番乗りして優良物件を掘り出せば長者になれるみたいである。途中、うんちカードや徳政令カードなど思わぬ仕掛けがあるという。運が悪いと貧乏神に憑りつかれ、最悪は「キングボンビー」(貧乏の王様)に変身してしまうことらしい。ただ、今一生懸命製作中で、誕生日よりずっと先の11月19日発売なのが難点。重なるといけないのでLINEで知らせておいた。アマゾンに注文した。これを持ってなければ国民の恥と肩身が狭くなるような、大ヒット間違いなしを予感させるで、コナミ(9766)と任天堂(7974)を1000株ずつ買っておこう。
 世の中はトランプ米大統領と新型コロナウイルスの出現のより、きのうの真がきょうの偽、きのうの嘘がきょうの実と、日々オセロゲームのように激変するので、長いものに巻かれるばかりでは安全は保たれず、長いものから一歩外に出て先を見る勇気が必要となってきた。その半面、専制王権から脱却し、現代に連なる19世紀理想主義的自由民主法治の骨格が崩れ、フェイク情報に包まれ共助の思想がなくなった新強権主義の荒波を、孫たちの世代が泳ぎ出していくかと思うと、あまり長生きして先を見たくなくなる。

桃太郎
元の木を落ち
流れ着く
鬼の巣食う世
つつがなくあれ


ドテン

2020-09-22 09:56:07 | 日記

 本日は秋分の日らしく、青天白日の空が広がり、何の逡巡も戸惑いも持たない最近の日本人の性向を反映している。昔は愚鈍と言えるほど鈍重で、心配症なくらい慎重だった。それが新型コロナウイルス肺炎が猖獗し出したあたりから、コロッと気風や気質に変化が見られるようになった。川の流れに石が浮き葉が沈むような非合理的な行いが罷り通るようになり、通常の平衡感覚が麻痺してしまったのだから、それも仕方がない。リーマン・ショックどころか世界大恐慌以来の経済金融不況の波にさらわれるだろうと恐れられていたのに、日銀や年金資金運用機関の防戦買いによって東証株価が持ち直したのだから、地震、雷、何でも来いの世の中になってしまった。常識に囚われた人間なら、まだまだコロナが感染のエネルギーを蓄えている最中ではないかと疑いたくなる中で、時の安倍首相は「日本モデルの力を示し、僅か1カ月半で収束させることができた」と断じて、緊急事態宣言を解除した。怖い物なんか何も無い、というのが日本人の習い性というか、通弊になってしまった。

 先週末、TikTokなど米中摩擦拡大を警戒してNYダウが130ドル安、244ドル安と続落しているのを横目に、18日の日経平均株価は40円の逆行高で日本の元気を示した。バカになったのか。昔は4連休前などといえば、休みの間に何が起きるか不安なので手仕舞い売りに下げたものである。案の定、米欧のコロナ感染症拡大を嫌気して週明けのNYダウが3日続落の509ドル安など、日本人がGoToトラベルを楽しんでいる間に、米欧株は大幅下落した。ざまー見ろ。週末、私は全財産を待機させ、株価ボードを睨みながら大幅下落したところを爆買いしてやろうと手ぐすね引いていたのに、意に反して付け入る隙がなかった。結果的に私も命拾いをしたのかもしれない。
 あれッ、自分も日本的能天気症に毒されてきたのかなあ。どっちにしろ、連休明けはドテン売りで行こう!
 
雲一つ
無き青空に
鷹が舞ふ
油断大敵
とんび襲はる