AERA No.25 「現代の肖像 指原莉乃」

これは凄い記事。内容的に絶賛させていただきたい。指原さんが好きな方は、すべて分かってることではあっても必読だと思うし、指原さんが嫌いな人、理解できない人は、それこそ「騙されたと思って食べてみて」ということで一読をお勧めしたいところ。

「太田匡彦」の署名入り記事だけど、ググっても過去に芸能とかアイドルとかを扱った形跡は出てこない。検索結果は、ほとんどが著書であるところの「犬を殺すのは誰か」関連ばかり。この本は例によって未読だけど、ネット上で把握できる大まかな内容からは、典型的なアサヒ脳な印象しか持ちようがない。なのに、指原さんに関する、何この関連する事実の把握ぶり、時系列の正確さ、評価の的確さ。指原さんを評論するという点で、これまで見てきた中でも最高レベルのできだと思う。

個別の取材でも、「HKT48の公演のセットリストや一部の演出は、指原が考え、決めている」、選抜じゃんけん大会で、宮脇さんがショートカットにしたのは、指原さんのアドバイス、HKT48の九州ツアーは指原さんの提案、「今君を想う」は指原さんから秋元氏への搦め手発注、業界人達は「指原いじり」が楽しくて仕方がない、つまみ食いだけどそんな記述がきら星の如くに並ぶ壮観。また、秋元氏には「やっぱり、指原はすごい。恐るべき才能がある」「指原は政治家なんだ。」と語らせてる。福田監督の発言として「指原が素晴らしいのは、嫌われる勇気を持っていること。」とも言わせてる。これまでも当然の如く言われてきたことに、悉くソースがついた感じ。

あとは強いて言うなら、アイドルとしての指原さん、表現者としての指原さんという評価がまだまだ足りない感じで、少し前の私のステータスに近い立ち位置と言って良いのかな。