暖かくなって来ましたね
もうそろそろ、皆さんの周りでも満開の桜がご覧にれるのでは。。。
そこで今回ご紹介する香りは「チェリーブロッサム」と言いたいのですが
エッセンシャルオイルには、残念ながら「桜の花」はありません。
実際に桜の花や葉の香りを香ってみた事ってありますか?
ほとんど香りを感じることはありませんよネ
私達が桜をイメージさせる香りといえば、
塩漬けになった、さくら餅の葉の甘い香りではないでしょうか
その香りの成分は「クマリン」と呼ばれる精油成分で、塩漬けされることで
香りが表れるようです。さくら餅に使用されている葉は大島桜系の比較的
香りの強い、葉の柔らかい葉が使用されているそうです。
現在、日本に野生する桜は「ソメイヨシノ」など、いずれも香りが弱いので
もし桜の下で香りを感じたいのであれば、「匂桜(ニオイザクラ)」と呼ばれ
る品種の桜で、「駿河台匂」や「御座の間匂」「千里香」などを探して見て
下さい。小花を寄せ集めて香りをかぐと、クマリンを含む甘い香りが、
ふんわりとします
クマリンをはじめとする芳香成分は、心を穏やかにし、幸せな気持ちに
させてくれる作用があります。その他にも花には二日酔い止め、
葉には抗菌作用があります。だから日本人は桜の下でお花見を
するんですかね?
桜の花は、摘んだとたんに香りが変化してしまうため、エッセンシャルオ
イルとして抽出されることはありません。この香りは春限定の貴重な香り
なのです。もし、お時間のある方は、「駿河台匂」や「千里香」を探して、
期間限定のアロマセラピーを楽しんで見てはいかがでしょうか
自宅でかんたんアロマセラピーファイル⑫
KYoshimi