清水区村松にて地盤改良工事をおこなっています。
今回の現場では、構造計算によって地盤改良補強方法は、
柱状改良で選定されました。
正式名称は
深層混合処理工法
といわれています。
この工法は、柱の真下に直径60cmぐらいの穴をあけます。そして、粉体のセメント系固化材と
水をあらかじめプラントで攪拌してセメントミルクを作り、それをポンプで圧送してロッドの先か
ら吐出させます。掘った穴の底にロッドの先端を突っ込んで、そこからセメントミルクが
出てきて、地中で土と混合され、スラリー状になるまで攪拌し、杭を作ります。
杭の先端が、支持地盤へ到達したことを確認し、施工が完了します。
当現場では、柱の下には構造計算により、6本~9本の杭を形成しました。
土の性質をチェックしています。
土壌は酸性、アルカリ性、中性と場所によって異なった性質があります。
よく、酸性の土は、野菜が育たないから、石灰をまいたりしますよね。
この柱状改良工では、あまり酸性が強いと、改良効果を低下させる
恐れがあるため、このような検査をします。
固化材と、土と混ざり合った改良柱体のサンプルをとります。
このサンプルは養生期間後、破壊検査を行い、計算上の強度と
比較します。
当社では、重量鉄骨を支えるだけの基礎、及び 基礎の下の地盤補強を
構造計算という根拠を持って、施工しています。
又、土の中に入ってしまうこういった工事に関しては、お客様に、建物の財産
としてとっておけるよう、全ての杭に対して写真を撮り、最終的に報告書として、
ご提出させていただいております。
ねずみのしっぽ