靖国神社への自衛隊幹部の参拝が明らかになった。「私的」と称してその責任を逃れようとしている。8月15日には木原防衛大臣が参拝。個人としての参拝ではなく、防衛大臣と記名しての参拝は明らかに政教分離を原則とする憲法違反の行為。
「国のために命を落とした人々に哀悼の誠をささげるのは日本人として当然のこと」「中国、韓国など他国からあれこれ言われる筋合いはない」と開き直る現職大臣たち。
靖国神社は国立墓苑ではない。一宗教法人の施設。国家公務員が公式に参拝することはあり得ない。
憲法九条を改正し、戦争する国づくりを進めるうえで「戦死した自衛官を国として葬る場所」が必要になっている。靖国神社をめぐる昨今の動きはこうした背景と無縁ではない。
天空の城ラピュタを思わせる巨大な積乱雲。