教員免許更新制度 廃止へ ６月八潮市議会では廃止を求める意見書を否決

　今朝のＮＨＫラジオで文科大臣が「教員免許更新制度の廃止決断」のニュース。
嬉しい限り。１０年ごとに免許更新が義務付けられたこの制度。
安倍晋三前政権時、歴史修正主義の日本会議が中心になって、日本の公教育を攻撃。
教員を委縮させ、徹底した政府の管理統制の下に置くための一環として強行された。
３０時間の講習、３万円の受講料など多忙極める教員をさらに苦しめるこの制度。
文科省の調査でも「講習は役にたたない」「更新期をきっかけに早期退職」など
問題点が。新規教員希望者も年々、減少。長時間過密労働、ブラック職場に
せっかく手に入れた教員免許さえ、１０年間の期限付き、となれば、希望者が減少するのは当然。
　６月の八潮市議会では、日本共産党市議団は「教員免許更新制度の廃止を求める意見書」を提出。
賛成は日本共産党３名と令和の会１名の４名のみで少数否決。
反対したのは平成クラブ（自民・保守系９名）公明党４名（議長除く）
市民と市政をつなぐ会１名、声は力の会１名、八潮維新の会１名。
　反対した議員には、教員免許更新制の弊害、百害あって一利なし、現場の大多数の教員の声を
しっかり受け止めてほしい。

南アルプス、甲斐駒が岳。標高３０００ｍにわずかに足りないが、その堂々とした姿は
周囲の山々を圧倒する。山頂は花崗岩が風化した白砂が覆う。