核兵器禁止条約 批准４７ヶ国 ツバル共和国が批准

　朝から冷たい雨。
国連で制定された核兵器禁止条約の批准国が４７ヶ国に。
先日、南太平洋の島国ツバル共和国が批准したとのこと。
条約発効に必要な批准国数は５０ヶ国。残りは３ヶ国に。
　核兵器禁止条約は
日本の被爆者団体や世界の非政府組織ＮＧＯなどが中心になり、
核兵器が非人道的な兵器であること、ひとたび使用されれば
人類の生存を脅かす兵器であることを明記し、
開発、製造、所有、使用、脅迫を禁止するという条約。
被爆者の「核と人類は共存できない」「核兵器を廃絶する」という願いに
応えた条約。日本政府、自民公明党政権は、アメリカの核の傘の下、
この条約を敵視し、批准をするつもりはないとの立場。
情けない。世界で唯一の戦時被爆国である国の政府の
被爆者の願いを踏みにじる対応。
　国連の情報では効力発効に必要な５０ヶ国に間もなく到達するとのこと。
核保有国はこの条約が発効になれば、核を保有していること自体が「違法」とされ、
世界の核廃絶の世論に背く立場に追い込まれる。

広島平和公園内に立つ峠三吉の「にんげんをかえせ」の碑。