今日も日々是好日

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中古品と覚悟

2012-07-21 09:48:09 | 日記(~2023年)
父は3DKの賃貸アパートで一人暮らししており、その部屋で亡くなりました。
賃貸だったので、家主に引き渡さないといけません。
私は遠方ですし、妹は仕事をしていますし、また、あまりにも父がいろんなものを溜めこんでいて、私達だけではとても1ヶ月で引き渡せる状態ではありませんでした。
貴重品だけまとめ、あとは専門の遺品整理の業者さんにお願いしました。
業者さんが片付けていて、思い出の品と判断されたものは残してくださいました。

私は立ち会う事はできませんでしたが、朝から夕方近くまでかかり、値段は16万円。

遺品整理に似た仕事をしている父方の親戚が「業者が引き取った後、分別してリサイクルに出すんや」と言っていました。
これまであまり深く考えていませんでしたが、リサイクルショップに並ぶ電化製品の中には、自殺した人や殺された人が使っていた電化製品も、なにげなく陳列されているのかもしれません。数は少ないと思いますが…

あるブログで「工場において不満心が強い人間が使用していた道具類を、後任の人間が使用すると必ずケガをすることがありました。」と書かれていました。

“もの”自体は魂を持っていませんが、使っていた人の思いは宿るように思います。
家電製品・机・イス・自動車・バイク・服もしかり??
中古車や住む家(賃貸・購入)を決める時は、前の持ち主のことや事故歴が気になる人は多いはず…

リサイクル(中古)品を購入する時はそれなりの覚悟を持たないといけないと思いました。



ちなみに、父が還暦の時、私達姉妹でゴルフクラブのセットをプレゼントしました。
父はそれを持ってよくコースを周っていたようです。
身近にゴルフをする人がいないので、リサイクルに出そうと思ったのですが、父や私達の思い入れのある品なので、買った人が大切に使ってくれないとイヤです。
もし粗末に扱われたら…と思うと売ることができず、ゴルフに興味のある私(と主人)が引き取ることになりました。
ゴルフを趣味にできたらいいな~(もうテニスは無理です…)